(新)八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログだトン

再びつくばに行ってきたよ(中編)

前回から続く

さて地質標本館の見学を終え、つくばセンターへ移動する事に。
センターへのバスは、来る時に高速バスを降りた並木2丁目バス停から毎時2本ほど、更には展示館の目の前から後で乗るサイエンスツアーバスもあります。
しかしつくばセンターで昼食を確保したいのと、この機会につくバスというコミュニティバスに乗ってみたい。という事で、事前に調べておいた徒歩15分弱の「学園並木」バス停まで歩きます。


つくば市のコミュニティバスには、
つくば駅(センター)と旧筑波駅こと筑波山口を結ぶ「北部シャトル」
駅南側周辺の施設を巡回する「学園南循環」
市内の各集落を巡回する「地域循環」
に大別され、今回乗車するのは3つめの地域循環バス
13コース(系統)で各地を巡回し、広大な市内の全集落を何らかの形で結んでいるそうです。

全てがセンター発着ではなく、また駅発着でないコースもあり、各コースとも1周90~120分と大規模で全容を把握するのが難しい状態。

茨城県内全域のバス路線図が掲載されている「いばらぎ路線バス案内所」という私設サイトの路線図とつくば市サイトの時刻表を見比べつつ
「学園並木12:10→つくばセンター12:35」の便が使えそうなのを発見した次第です。

各ルート共に片方向2~4時間に1本程度と本数が少ないので、ちょうどいい便があるのはラッキーです。


学園並木バス停の前には並木ショッピングセンターというスーパーやいくつかの店舗・更に銀行や郵便局なども集まっている模様。ショッピングセンターとは呼べないような小規模ですが、一応地域の中心になっている雰囲気。
学園都市周辺にはこのような場所が他にもあり、開発初期まだ何もなかった頃に、このようなショッピングセンターを作りその周囲に住宅を建てていったそうです。




つくバス地域循環・5コースA回り つくばセンター行
行先表示が切れてしまったのは残念です。

5分遅れで12:15頃にやって来ました。あまり遅れると後の行程に支障が出るのでアセアセな。

後払いかと思っていたら、先払いで意表を突かれるも、200円払って乗車。
400円の一日券や回数券・定期券もあるそうです。

他に乗客もなく終点まで私1人で貸切状態です。




つくばセンターや学園都市の遠景を見ながら、田園風景の中を走ります。
途中にかぼちゃ創作料理というハロウィンをイメージするレストランを発見



突然ビックリするほど狭い道に入ります。
こういうところにあるバス停でも、停留所のポールが両方向に立っているのは特徴的?

途中寄り道して町村役場のような雰囲気の「桜庁舎」(旧桜村役場)の前まで入ります。
つくば市は統合的ないわゆる「市役所」がなく、合併前の各役場を○○庁舎として業務を分担しているそうです。

さて20分ほど乗りつくばセンターに到着。
学園都市ではない、開発前の「つくば」を少し垣間見ることが出来ました。

ここで昼食を・・といいたい時間ですが、次に乗るバスは12時55分発
レストランに入っている時間もないので、バスターミナル内のコンビニで何か買って・・と思ったら、以前はあったローソンがターミナル改良の絡みで閉鎖・・。
たまたま見かけたホテルのベーカリーショップでパンを買うことに。



ここからは「つくばサイエンスツアーバス」という研究施設・展示館の巡回バスに乗車です。
到着した便は立ち客が結構いて混雑していましたが、みんな降りてしまい乗るのはまたまた私一人。
運転士から500円の一日乗車券を購入します。
なんと1回券がなく1日乗車券しかないという料金設定。
今回は3回乗る予定なので、元は取れるはずですが・・・。

ちなみにバス自体は、後方の方に少し2人がけシートがあるだけの完璧な通勤仕様車。
関東鉄道バスは首都圏各所から中古車を買っているという話を聞くので、これもどこかの中古車かな?と思います。

広い大通りを10分ほど走り、2番目の見学地「国土地理院」に到着です。



国土地理院の展示館「地図と測量の科学館」です。
地図が好きな私は前々から気になっていたのですが、アクセスの悪さになかなか来る事ができずにいました。ようやく念願が叶う???

ここも台帳に居住地(市内・県内・他県名)と人数を書くだけで入場無料。



常設展示室内では、地図や測量の歴史、地形図を作る時に使用する機器類などが展示されています。
地図の歴史は古く、地図の概念は文字が生まれるより前からあったんだとか・・。

日本では正確かつ本格的な地図は伊能忠敬が有名ですが、既にその100年前ぐらいから正確な地図が作られていたとか。これは初耳でビックリ。
展示されているものを見るとよく出来ています。





企画展として「地図に見る関東大震災」という展示をやっていました。
注目は震災直後に調査隊が、地形図に被害状況を手書きで書き込んだ「震災地応急測図」の展示。
原寸大と2倍に拡大したレプリカがテーブルの上に置かれ、じかに手にとって見ることが出来ます。

松田小田原界隈のものもあり、御殿場線が東海道本線でかつ小田急線開通前の様子は興味深いです。
(現)御殿場線の線上には「築堤崩落」や「第3第4隧道崩落。復旧約1ヶ月・・・」「貨物列車・・・・陥没」など生々しい赤文字が・・・。

地形図の図名が「松田惣領」となっているのも驚きです(現在の同じ図の図名は「秦野」)



バスでここに向かう途中、車窓から上の写真の空に向いた巨大なアンテナがよく見えました。
なんの施設かな?と思っていたら、VLBIアンテナという宇宙からの電波を受信し地球表面の動きを調べるものなんだそうで・・・

屋外には地形図作りの基になる航空写真撮影で活躍した小型の飛行機や、測量時に使うやぐらなどが展示されています。



ここはショップが充実していて、国土地理院発行の地形図やグッツの他に、一般の地図会社の地図本、地図関連の書籍など色々と興味深いものが売られていました。
結構高価なものもありましたが、クレジットカードが使えるのは嬉しいところです。

私は中央上の「地図中心」という地図記号特集号の研究誌480円と廃版地形図の裏紙を使ったメモ帳(100円X2冊)を購入。
どの辺りかな~と見ていると「城東貨物線」や「俊徳道駅」が載っているもの、「長野電鉄河東線」という表記があるもの、木津駅が載っているものなど、見ていると面白いものです。

単なるメモ紙として使うのは勿体無い・・・便箋にしたりするといいかも?

次回に続く

******
関連・お役立ちサイト(外部リンク)

つくば市>つくバス
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/897/index.html

いばらき路線バス案内所
http://www.bus-ibaraki.jp/

つくば・土浦・牛久・龍ケ崎でバスのる!
http://yorunokokucha.web.fc2.com/kiyaku/index.html

つくばサイエンスツアーバス
http://www.i-step.org/tour/bustour/index.htm

地図と測量の科学館
http://www.gsi.go.jp/MUSEUM/

館内の撮影は大丈夫との事でした。

08/11/8 3:48UP

コメント一覧

きよぴ
こんにちは
地域循環9コースといえば、万博記念公園によるコースですね。
万博記念公園訪問際のアクセスに使いたいものです。
400円の一日乗車券を買っていくつか乗ってみたいものです。北部シャトルは1日券対応外なのでどうしょうかなと。

以前につくばセンターに行った時に、「センター循環」だったか、クセニッツ車の100円循環バスで1周したことがあったのですが、今は路線が再編されてしまったようで・・。

写真のサイエンスツアーバスは9280YTと表示されているので、中古車なんですね。
変ったバスといえばつくバスカラーではなく、「松代循環」という行先表示を出した関鉄バスカラーのポンチョを見かけましたよ。
MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんばんは。

こちらも一月程前につくばへ足を伸ばす機会があり、つくバス地域循環にも乗車しましたが、こちらが乗車したのは別コース(9コース)だったものの、やはり乗客数は…という状況でした。

またこの記事で取り上げている関鉄バスの路線車ですが、関鉄では社番(4桁)が9000番台となっている車両は他事業者からの譲渡車両(茨城観光からの引継ぎ車両も含む)で、まして写真の車両はつくばナンバーとなっていますので、比較的最近転入してきた車両の様ですね。

ちなみに関鉄の中古車両は、かつては西武からの移籍車両などが結構…という状況ですが、最近はグループの京成系事業者(京成バスなど)からの移籍車両が多数派を占めており、他に首都圏他事業者からの転籍車両も混じる状況ですが、その一方で昭和製の古参車をはじめ、自社発注車では床が板張りの車両もまだ結構走っており、東京からさほど遠くないエリアであるにも関わらず、この様な車両に比較的容易に乗車できるのも嬉しいものです。
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