父の死後 末の弟が 高校卒業を機に 兄弟で話し合い
自己責任に於いて 自分の好きな道へ進む事に決めました
そのころ 兄は 芝居に興味を持ち旅役者の芝居を見に行っていました
まず 謡曲を習い始めました
素人義太夫の会もあり 良く聞きに行っていました
この会に来ていた旦那さんから 女流義太夫の 竹本東代春師匠の所に
連れて行ってくれました
そして 浄瑠璃の稽古が始まりました
素人義太夫の方が 文楽をやってみないかと声を掛けられた
十代目豊竹若太夫師匠の内弟子となる
若冶太夫の名で文楽デビューする
当時の 新聞 に文楽界に大型新人現れる と書かれていました