諦めたときに終わる

生きとし生ける物に与えられた課題は、与えられた命を全うし、諦めずに生きるということに他ならない。

ジャングルにおける弱肉強食の聖地でも、諦めたものは命を失う。
諦めずに逃げ続けたものには、時には運が己を助く。

産まれた時は、親からのちょう愛と溺愛にまみれて、未成長の脳は至福を覚える。
その至福を長く長く味わえば、親への愛情が湧くのかもしれない。

でも親は親で、その過程の中で知らず知らず親本位が芽吹きだす。

「待つ」ことができなくなり、押し付けが始まる。
鍵は「大人の我慢」ということになろうか。

諦めない者を育てるためには、言いたいことを言わせ、受け止め、今の実力を伝え、目標とやり方を示し、共に歩んで声掛けをし、世の中との調合へと導いてやることと心得る。

言うは易し、行うは難し。

たくさん点を取られたら、試合を続けたくても、ルールがあるから次の回へ進ませてくれない。


いくら、自分達がやりたくてもだ。それが、ルールだ。
同じ条件のもとで、戦っている。


与えられたものをこなすのではなく、自らの意思で次を引き寄せる。


諦めなければ何かが起こる。
諦めたら奇跡は起こらない。起こせない。

僕は、１位のゆかりんさんの言葉を、そう解している。


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