最近は、此処の処、bluesharpを暇さえあると吹いて居る。最近はスケール練習はやっては居ません。ただ闇雲に吹いて居る。それで、上手く成るかと言うとそうでも無いのですが。まあ、雰囲気的にブルースのフレーズが吹き易くは成る。しかし、コピーをしてフレーズを増やさないとと思って居る昨今です。私は外部からbluesherpistの近況は誰が教えて呉れると言うものでも無いので、最近まで知らなかったけど、太郎ちゃんが最近作ったバンドが人気があるようです。太郎ちゃんとは千賀太郎君の事です。今から10数年前に僅か6歳でbluesharp奏者としてデビューしました。6歳であの黒人のbluesの殿堂であるアポロ・シアターで演奏し。BBKingなどと共演をし、ステービー・ワンダーなどからも絶賛されたbluesharp奏者です。
天才ハーモニカ少年関西武者修行の旅!!
天才ハーモニカ少年・アメリカ武者修行の旅
その彼が作ったバンド「MONSTER大陸」はへビィなバンドです。
藤倉嗣久(vo&g)、千賀太郎(vo&hca)、吉田靖雄(b)、吉岡優三(ds)の4人によって2012年に結成されたブルース・ロック・バンド。平均年齢は20代という若さながら、多くのセッション経験に裏打ちされたたしかな演奏力を武器に骨太なサウンドを奏でる。2013年2月に発表した1stアルバム『発見』はiTunesにて2週連続1位を獲得し話題に。2014年7月には3rdアルバム『進撃』をリリース。精力的に活動を重ね、全国区にファンを拡大中。最近ではメンバーチェンジをして、一層、魅力があるバンドに成長した。
恥ずかしながら、私は知らなかったのです。(>_<)。まあ、ネットで検索をかけるしか知るすべを持たない私なので仕方がないのでしょうけど。しかし若者はともかく、私でも知らなかったのだから一般の人は、勿論皆さん知らないでしょう?まあ、それでもbluesharp奏者かとお叱りを受ける処でしたが・・・。
[写真左から]千賀太郎(Vo,Harp)、cheeta(Drums)、藤倉嗣久(Vo,Guitar)、吉田靖雄(Bass)
2012年7月結成。2013年2月、1stアルバム「発見」でデビュー。
メンバー各自1000以上のセッション経験を持ち、日本の若手ミュージシャンの中でも圧倒的な演奏力の高さを誇る。
ブルースを基盤にロック、R&B、ファンク、様々な音楽性を取り入れたオルタナティブブルースバンド。その圧倒的な演奏力の高さとパフォーマンスには定評があり、数多くの大型フェスに出演を果たす。
骨太なリズムの上に、ブルージーなハープと野太いギターボーカルが響き、時に妖艶な、時にファンキーなグルーヴを得て、客席をまるごと飲み込み、まさに“モンスター”へと昇華する。
MONSTER-TAIRIKUの顔ともいえるハープの千賀は、少年期から国内外の大物ミュージャシャンたちと共演を重ね、6歳の時にはニューヨークハーレム・アポロシアターのアマチュアナイトで準優勝した。その際、あのスティービー・ワンダーから絶賛を受けている。全国ツアーを行うなどライブ活動を積極的に行い、2015年1月28日には過去2年間で発売した4枚のアルバムからメンバーが選曲した曲と、新曲2曲を収録したベストアルバム「marry」をリリース。
4月からは第2章の幕開けと共に配信限定SGを3ヶ月連続をリリース、共にブルースチャート首位を記録している。
同年8月12日に5thアルバム「女どもへ」をリリース。
9月から全国ツアー『Monster大陸 Japan tour 2015 アナタのお尻を追いかけて…』を開催。
12月、Dr.優三が脱退。
2016年10月“シン・モンスター”と銘打ち、MONSTER-TAIRIKUが1年の沈黙を破って再始動。
10月29日(土)に再始動から初となるONE MAN SHOW「“シン”モンスターComing Up」を渋谷La.mamaで開催。
11月2日(水)には配信シングル第1弾「修羅場LOOP」をリリース。
2017年、初の自主企画イベント「BLUES MONSTER」を老舗であり ROCK の聖地でもある渋谷の La.mama で隔月で開催。
ドラマーcheetaが加入。
2月1日(水)配信シングル第2弾「ラブソング」をリリース。
11月1日(水)、実に2年ぶりとなる6th Album「問題ない」がリリースされる。
復活のMONSTER大陸の今までとこれからをBimBamBoomとの対談で熱く深くまでえぐるインタビュー
MONSTER大陸xBimBamBoom
「シン・モンスター」と名を討ち、1年間の沈黙を破ってブルースロックバンドMONSTER大陸が本格的に活動を再開し、老舗ライブハウス渋谷ラママとの共同イベント「BLUES MONSTER」を立ち上げる事になった。ブルースやソウル、深い音楽ルーツ、そして音楽への情熱を持ったバンド達を集結させ、新しいシーンを生み出そうとしている。そんな彼らと、同イベント1回目のゲストとなるBimBamBoomを迎えて対談にて、今までとこれからを語ってもらった。
――昨年10月“シン・モンスター”と銘打って、約1年間の沈黙を破り、再始動しましたが、1年間というのは制作期間でもあり、メンバーの脱退もあって、立ち止まって考える時間でもあったのでしょうか?
藤倉:いえ、決して立ち止まってた訳ではないですね。バンド結成から約2年間一気に駆け抜けてきたので、色々振り返って「今」求められてる音楽感を踏まえてバンドを再構築してました。その一つがドラマーの交代で、幅広いジャンルを取り込んだ新しいサウンド作りのリハに時間を費やしてました。
――新しいドラマーを迎えるという大きな動きもあり、音楽的な部分でも変化を求めていきたいという気持ちだったのでしょうか?
藤倉:それはもちろんです。ルーツに忠実過ぎるというのは長所だと思っていたのですが、色々フェスやイベントに出して頂き、ダメだなと思いました。もっとオリジナリティを磨いていこうと考えを一新しました。今までの「ブルース基盤」から「新たなブルースを発信」という考えに変わりました。メッセージ性も同世代に向けようと振り切って作りました。
千賀:ドラマーが抜けて、こうも変わるのかと。新ドラマーのcheetaが加わったことで垢抜けたというか、前のMONSTER大陸は、超泥臭かったので良い化学反応が生まれました。彼女はロック一筋の人だったので、我々の知らなかったグルーブも持っていたし、逆に彼女の解釈で俺らの音楽を生まれ変わらせてくれたのかなぁ。。ブルースを基盤にした俺達の音楽を聴いてくれるファンは増えてきてるんだけど、今度は間口を広げた事で他からも来てくれるんじゃないかと思ってます。とにかく、すごくハマっていると思います。 “シン・モンスター”というコピーを付けたのですが、まさにその通りだと観てくれればわかってもらえると思います。cheetaと出会うまでに何十人もセッションした甲斐はありましたね。
藤倉:新しい曲には、プログレとかラップとか、今までにはなかった要素も入れていて、周りからは評判がいいです。前よりいいんじゃない?って(笑)。たぶんこれは(千賀)太郎も同じだと思いますが、根拠のない自信はあります(笑)。
千賀:自分達の音楽の基盤は揺るがないので、だからこそある意味何でもできるとも思っています。核があるからこそ、そこから拡げていくのは、そんなには難しくないと思っています。
MONSTER大陸/ 千賀太郎&藤倉嗣久
――ブルースを若い子に聴いて欲しいといつもおっしゃってますよね。
千賀:そうですね。ただ押し付ける気はないです。俺らの音楽を聴いて興味持ってもらえれば
という感じです。ブルースって当時のダンスミュージックですよね。ダンスミュージックは流行ってるじゃないですか?だったらイケるかなと思ってるんですよ。
藤倉:そう、自分達の音楽を通して「これがブルースなんだ、カッコイイ!」と思ってくれたら嬉しいです。ブルースという言葉だけでも知ってもらえたら嬉しい。
――ブルースって元々労働者の間から生まれたもので、辛い仕事、生活を少しでもハッピーにしようと歌われたものですよね?
千賀:今のご時世にピッタリだと思います(笑)。俺ら世代にも色々辛い事もある。でも頑張っていこうぜという部分で、俺らの音楽も奏でたいですね。
――“シン・モンスター”として始動すると同時に、渋谷ラママでの対バンイベント「BLUES MONSTER」の開催を発表しました。この企画はずっと温めていたものなんですか?
藤倉:前々から、同じような想いのミュージャンとイベントをやりたくて、タイミング的にも今かなと思いました。BimBamBoom(BBB)は2年前に、やっぱりルーツミュージックを基盤にした彼女達のイベントに呼んでもらい、女のコ達がクールでカッコいい演奏をやってて衝撃受けたのを今でも覚えてます。でもちょっとご無沙汰をしているうちに凄いサックスが加入していて「なんだこれは!パワーアップしてる」と思い、一緒にやりたい!自分達のイベントの一発目はBBBに出て欲しいと思いました。
MONSTER大陸/ 藤倉嗣久
――自分達がカッコいいと思っているバンドと対バンライヴは、共演ではなく競演で、ぶつかってそこから生まれる何かを楽しみたいという思いですか?
藤倉:格闘技ですかね(笑)。我々の新ドラマーも女性ですが、女性バンドVS男バンドのガチンコバトルみたいになるんですかね?
山口:そう、ガチンコ対決。お客さんに旗渡して判定してもらったり(笑)。
――女性ドラマー対決です。
藤倉:そういう楽しみ方もありますね。全くタイプ違いますしね。
――BBBはオファーをもらった時はどう思いました?
山口:私達もサックスの(前田)サラちゃんが加入して、2016年は色々な事が形になってCDをリリースしたり、フェスにも出演したりバンドがしっかり固まって、ようやく外に出ていく機会も増えてきました。今まではワンマンもしくはゲストを呼ぶライヴしかやってこなかったので、今年はもっともっと外に打って出たいと思っていました。とにかく色々な人たちと演りたいとメンバーと話していた矢先に、MONSTER大陸から話をいただいて、「やります!」と。
BimBamBoom / 山口美代子
――山口さんはメジャーデビューもし、その後もライヴ&レコーディングミュージシャンとして、ワールドワイドに活躍されている日本を代表する女性ドラマーの一人ですが、山口さんから見たMONSTER大陸というバンドは、どういうバンドだと思いますか?
山口:ルーツミュージックを大切にしているところと、ライヴ力が高いという2つのイメージを持っていて。それと作品として、日本の音楽シーンにちゃんとメロディを残すという事を無下にしていない、大事に曲を作っているところがカッコいいです。そこが強みだと思います。
――MONSTER大陸というと、やはり演奏力の高さ、ライヴの強さだと思いますが、ライヴというものをどういうものと捉えています。
藤倉:さっきも言いましたが、演奏力だけじゃダメですね。ライヴの醍醐味ってその瞬間瞬間だと思います。毎回出ている音も違うし、もちろん感情も違うし、そういう事が楽しめるのが唯一ライヴだと思っています。やっぱり無下にできないですし、魂を込めてやるしかないと思います。
MONSTER大陸/ 千賀太郎
――よりメッセージを伝えたいとおっしゃっていましたが、ハーモニカの音色は色々な感情を掻き立ててくれ、メッセージを伝える時に、その輪郭をよりクッキリさせてくれる気がします。
藤倉:そうだと思います。
千賀:人に伝えるという事は本当に大事で、俺は言葉を覚えるか覚えないかぐらいの時からハーモニカを始めたので、そのサウンドでメッセージを伝えるという事を常に思っています。でも言葉で人に伝えるという事も大事。今練習しています(笑)。
藤倉:俺もそうかも(笑)。
千賀:だから歯がゆい部分があって。言葉にした時、どうやったらわかりやすく伝える事ができるんだろうと。
――BBBはインストと掛け声というスタイルで。
山口:私達は、最初にザ・ミーターズ(米国のニューオーリンズ・ファンクバンド)のコピーをやっていて、ミーターズの音楽に影響を受けています。掛け声は全然意味がない事ばかり言っています(笑)。だからMONSTER大陸と真逆(笑)。
――すごく不思議な感じですよね。クールでカッコいい音に浸っていると、突然かわいらしい掛け声が入ってきて、そのメリハリがいいです。
千賀:そこにやられるんですよ。
山口:狙いです(笑)。他にないスタイルだと思っています。掛け声はみんな楽しんでやっています。
――1stアルバム『TIGER ROLL』は一曲一曲しっかりキャラが立っていて、濃いですが、全員でセッションしながらアレンジを組み立ていく感じですか?
山口:そうじゃないとできないんです。今はそれぞれでアレンジをやろうとチャレンジしていますが、このアルバムを作る時は、全員がスタジオに入らないと何も始まらないという感じでした。
――だから全体的に生々しいのでしょうか。
山口:そうですね。私がライヴを想像してアレンジをするのが好きなので、弾いていて気持ちがいいところをピックアップしています。
前田:試行錯誤しながら作っています。
千賀:『TIGER ROLL』俺も聴きました。カッコよくて、女性って凄いな!と思いました。政治もそうじゃないですか?女性の時代来てますよね。ただ、俺らも負けないぞ!って笑)。
MONSTER大陸/千賀太郎xBimBamBoom/前田サラ
――前田さんは最年少メンバーで、天才サックス奏者です。若いのにデヴィッド・サンボーンの影響を受けていると資料にありますが、リアルタイムで聴いていたんですか?
前田:デヴィッド・サンボーンがフュージョン以外に、90年代にエリック・クラプトンとブルージーなものをやったり、そういうのを中学生の時聴いていました。吹奏楽部に入っていて、サックスをやりたかったのですが、クラリネットをやる事になり、でもやっぱり諦め切れずに2万5千円のサックスを買ってもらって練習していました。父親も音楽好きで、その時これ聴いてみたら?と買ってくれたのがキャンディー・ダルファーのCDでした。教本も買ってくれて、そこにオススメCDとして載っていたのがデヴィッド・サンボーンの作品でした。ファンクミュージックはその頃から好きでした。
前田:私もルーツミュージックを掘り下げているタイミングで、キング・カーティス(米国のR&Bサックス奏者)とかを聴き始めて、カッコイイなぁと思っている時期で、そういう時に誘っていただいたので、「やりたいです!」って即決しました。BBBのライヴを観たら、クールで、女子がこれやっちゃう!?というところが面白くて。
山口:サラちゃんのバンドと対バンライヴやって、次にライヴをやる時はもうBBBのメンバーになっていました(笑)。
――二組ともやっぱり生へのこだわりは強いですか?
藤倉:そうですね。ただ機械を否定しているわけじゃなく、今は自らの手でやりたいなぁと。今色々便利なものがあって、新しい機材もどんどん出てきていて、そのうち人間が機械に動かされるんじゃないかという恐怖心が、子供の頃からありました。だから機械だけを頼っちゃいけないとは思ってます。
千賀:そうですね。今は、自分達が弾き出す音に集中したいです。
藤倉:それと自分でプレイした方が早いと思います(笑)。
BimBamBoom / 前田サラ
千賀:どんなにシンセサイザーが進化しても、あの音を再現するのは無理です。サックスもそうでしょ?
前田:サックスも色々人工的な音が存在していますが、やっぱり違います。
千賀:人の息で楽器を鳴らすというのは、歌と変わらないと思う。それは生身の人間じゃないとできない……はず。そうであって欲しい(笑)。その時の気候や温度、気分、食べたもの、飲んだもの、お客さんのノリだったりが、全部音には出ます。そこを楽しみながら音を探していく事ができなければ、ライヴを続けられないと思います。
藤倉:彼は天才ですから、何をやっても大丈夫です。
千賀:いえいえ天才じゃないですよ。小さい時からテレビに出て、ハーモニカを吹いていたからそう言う人がいるだけで、でも自分は好きな事をやっていただけで、だけど人生で天才と言われる事ってなかなかないと思うので、ある意味背負っていかなければいけないというか…。
藤倉:前にも天才という事について話をしていたら「僕に唯一才能があるとしたら音楽をずっと好きでいる才能だけです」って言って、男として惚れました(笑)。
――千賀さんは天才で不器用で熱い男なんですね。
藤倉 劇画みたいな男です(笑)。
――今回の対バンでは女性ドラマー対決も楽しみですが、ハーモニカとサックス対決でもありますね。
藤倉:吹きもの対決。でもハーモニカは息を吸い込んでも鳴りますけどね(笑)。
千賀:ガチンコ対決という言葉が出てきてはいますが、何にせよいい音楽をやっている二組なので楽しんでもらえると思います。いい音楽が聴きたい人は絶対来て欲しいです。
前田:ライヴってその場で音楽が生まれているので、その瞬間瞬間を楽しんで欲しいです。
山口:BBBとしてラママでライヴをやるのが始めてで、そういう意味でもすごく楽しみです。
MONSTER大陸xBimBamBoom
――凄腕ミュージシャン同士の対バンって、観ている側は気持ちいいし、一番楽しいですよね。
藤倉:俺も刺激になると思います。色々な方のライヴを観に行きましたが、観終わった後感動できるライヴをやっている人は、やっぱり命を削ってお客さんに伝えたい事を音にして伝えていると思いました。
――MONSTER大陸も歌から感情がはみ出し、ほとばしっていると思います。
藤倉:俺らにはそれしかないので。
――「BLUES MONSTER」はこの後の予定は決まっているんですか?
藤倉:はい、隔月なんで、3月と5月もやります。すでに3月は決まっており、これも凄いんです。
取材・文=田中久勝 撮影=三輪斉史
彼らに注目ですね。若い事は素晴らしい。私も彼らの演奏の動画とともに吹いてみましたが・・・太郎ちゃんは流石に凄い。まあでも、若者がBluesを演奏するのは最近の傾向としてあるのかな?私は音楽シーンから遠ざかって居るのでよく解らない処が有りますが。いい事です。
それでは彼らの演奏をどうぞ・・・
cold city /Song by MONSTER大陸
Walkin’ on the Street/Song by MONSTER大陸
M3 Party Performed by MONSTER大陸
MONSTER大陸「妄想 the World」in FUJI ROCK FESTIVAL'15
HERE / Song by MONSTER大陸
M2 Ms.Lover Performed by MONSTER大陸
MONSTER大陸2014.02.05(at CHELSEA HOTEL)
Monster大陸 2019.2.13
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〜エッセイ〜
テレビでNHKのドキュメンタリーを見た。その番組はNHKでディレククターをやって居る女の子が撮ったものだが。その中で彼女は新宿歌舞伎町で働く自分のお母さんを自分のスマホで撮って居るのだが、まだ若いせいか、お母さんから「新宿に深入りするな。お前は真っ当な道を行け」と言われても「私らは叩き上げの人生だから」と言われても、そちらがカッコ良いと思って居るらしい。自分は一流大学を出て、NHK に入社したのにだ。番組の中では日雇い労働者の人が作った劇団とか出て来るのだが、その子は彼らにシンパシー何処か、憧れの念を抱いて、それに比べて自分はと落ち込む。見ていて歯がゆく思った。その子に言いたかった。「あなたが抱いて居る感情は、怖いもの見たさなんだよ」と。実際、世の中の底辺に身を置いてみれば解る事だ。それは単なる憧れなのだと。芸術とは混沌とした生活の中から、その矛盾として秩序立って形成される。そしてその混沌とは、狂おいしいまでの絶望と寂しさの末に現れる事象なのだ。到底普通の人には理解しがたい衝動と欲求の果てに自分を置いて初めて実感できる欲動。その欲動に身を任せたい為に人は危険な賭けに出る。そして事象の発見を探そうとする。発見とは自分と世界の関係についての新たな情報を得ることだ。世界に関する情報を得るためには、「運動器官によって世界に働きかけ、感覚器官を通じて情報を受け取る」という世界との関係を持続することが必要だ。その「働きかけ」の積み重ねが生み出すものが芸術作品だと思われる。つまり、自分と世界との関係についての情報を探すのが芸術という行為であり、その結果として生まれるものが作品である訳だ。芸術は人間と外界の情報交換であり、情報媒体が作品であるとも言える。情報媒体としての芸術作品の価値は、その作品から引き出すことのできる情報量で決まる。作品が単に量的に膨大なものであれば、そこに込められる情報量は多くてあたりまえだ。また量的な情報量は一目でわかる。そこで、「一目でわかる情報量の割に、多くの情報が引き出せるもの」が情報媒体としての価値が高い、と考えることが出来る。つまり芸術の価値を美とすると、
美 = 暗黙的情報量 / 明示的情報量
と表せることになり。暗黙の情報とは「明確に表現されてはいないが深く吟味すればわかるような」情報のことで、意識される情報とは「明確に現われている」情報の事だ。つまり、「ひとつひとつの形、音、動き、などの要素にどれだけ多くの意味が込められているか」が問題なわけだ。この式から、美しいものを言葉で表現しにくい理由が解る。美しいものは暗黙の情報量の比率が高く、暗黙とは言葉で表現できない事だからだ。また、美を感じ取るのは直観あるいは無意識であるということもわかる。さらに、美しいものは飽きないということも説明できる。飽きるというのは「もう発見がない」ということだが、美しいものは暗黙の情報が多いので発見が尽きない。この定義は美術や音楽などの芸術ばかりでなく、スポーツや学問から日常生活に至る我々の全ての活動にあてめることが出来る。何故なら、我々の活動とは要するに脳の情報処理だからだ。我々が世界に対して情報を探求するつもりで働きかければ、どんなものごとでも芸術と同じような行為になると考えられる。この場合の美しいものという定義は文字通り見目、形が美しいというのではない。はっきり言って混沌とした塊、見た目が悪いものでも、その人が芸術的に美しいと感じたらならばそれには美があるという事だ、或いはその物体、事象の中にある説明しがたい衝動にかられると言う事だ。秩序立って形成された美だけが美ではないもっと思考の深淵深く洞察されるある衝動こそが美なのだ。そしてその美を探求し、実践できるものが芸術家だと言える。そして芸術とは深層心理への探求。芸術理論としての一貫性を作る中で構造的にドグマとパラドックスを生み出させる。一般人が考えようもない事象。出来事が芸術的欲動なのだ。そしてその後NHKのディレクターの女の子は自分に内包している預かり知らない処の欲動に無意識に形成される妄想に突き動かされようとしているのだ。私にはこの女の子の気持ちが手に取る様に解った。勝手、私も17歳の頃に抱いた欲動だ。「しかし彼女には今の地位がある生活があるでは無いか?」と私は訝しく思ったのだ。捨てられる感情と道徳を排してのみ、芸術は完結できるからだ。私はこの番組を見て、そのNHKのプロデューサーの女の子は憧れで持って歌舞伎町にうごめく芸術家たちを見ているのだと思った。その自身の欲動が完結されるまで・・・
椎名林檎 - 歌舞伎町の女王
新宿歌舞伎町をぶらり Tokyo Sinjuku
【東京/新宿 歌舞伎町】
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最近読んでる漫画と本。。。
そして老いぼれて居る私です・・・。
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=ハードロックの定義=
初期の標準的なスタイルはブルースやブギーを基調としたラウドなサウンドのロック形態を取った。歪んだ音のエレキ・ギターを強調したサウンド形態も特徴である。1960年代後半に誕生した。
初期はサイケデリック・ロックやブルース・ロックの混合物としてスタートし、1970年代前半にはハードロックの呼称が定着し、全盛期を迎えた。
ハードロックとヘヴィ・メタルの微妙な相違点を定義づけるのは難しい。ただ例をあげると、グランド・ファンク・レイルロードは黒人音楽の強い影響を受けており、ハードロックではあるが、ヘヴィ・メタルとは呼ばれない。またデープ・パープルも、70年代にはハードロックと呼ばれ、ヘヴィ・メタルという言い方はあまりされなかった。また、ヘヴィ・メタルという名称も比較的早くから存在しており、「レッド・チェッペリン」、「ブラック・サバス」などが、典型的なスタイルとされる。
ハードロックなどロック分野だけに留まらず、ポピュラー音楽の発展はブルースとの関連抜きに語る事は難しい。ブルースは、もともとは奴隷状態下に置かれたアメリカの黒人の労働歌やワークソングを唄ったものに起源があり、これ故「簡素で分かりやすい形式」(I→IV →Vを基本形とする単純なドミナント)であり、またその境遇故に唄われる内容は少なからず、プロテストな色彩であった。ジャズもブルース起源である。ただジャズはインストルメンタルの楽曲が多いため、ビリー・ホリディやマックス・ローチらを除けば、辛辣、痛烈な批判を暗喩にしたり(奴隷であった彼らは、白人への不満を直接的に口にできなかった)、直接的に伝えることが難しかった。また、アメリカに於いては黒人人口も多く、ロックン・ロールやロカビリーなどの、カントリーに黒人音楽のブルースやR&Bを混合した音楽が発達した。1950年代は、アメリカのロックンロール、ロカビリーが、世界のかなりの数の若者の心をとらえていた時代である。
イギリスではスキッフル・ブームの後、より直接的な感情の発露の手段として、ブルースが若者の心をとらえたことから、ブルースを基調とする音楽を演奏する者が次々現れた。60年代には、イギリスではちょっとした「ブルース、ブルース・ロック・ブーム」になった。これが、イギリスにおけるハードロックの原点である。アメリカでも、原点であるブルースに回帰する流れの中に、60年代後半のキャンド・ヒートやポール・バターフィールドなど多くのバンドがいた。
ロックはブルースから簡素でわかりやすい形式、プロテスト的な歌詞」を受け継いでいるが、黒人文化には直接的に影響を受けていない白人が再解釈したものである。白人の音楽は、「跳ねるリズム感覚」(俗に「黒っぽさ」とも言われる)は希薄だった。リズムが跳ねた感じになるのは、「”裏拍”にアクセント」が置かれているからである。クラシック音楽は、ロックと同様「表拍にアクセントがある」のを基本としており、欧米の白人文化圏は、そもそもクラッシック音楽文化圏なので、ロックも跳ねるサウンドを奏でることが難しかった。
70年代になると、ブルース色はロック性へと昇華(基本的には同じもの)、70年代ハード・ロック黄金時代が到来。
Deep Purple - Wasted Sunsets
SYMPATHY -RARE BIRD 1969
Ningen Isu / Heartless Scat(人間椅子 / 無情のスキャット)
Judas Priest - The Hellion / Electric Eye (Live from Battle Cry)
Humble Pie - Stone Cold Fever
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「アメリカ南部で「デルタ地方」といえばミシシッピー州北西部にある、二本の河川の氾濫によってできた広大な沃野をいう。河口のデルタと区別して「内陸デルタ」といったりもする。ミシシッピーデルタの北端はテネシー州のメンフィスで、南端はミシシッピー州のヴィックスバーグである。デルタの広さは東京都の面積の10倍近い。木の葉形の平らな大地だ。ミシシッピー川が西の境で、東の境はヤズー川およびシルトのローム層の台地である。地形的にもっとも東西に膨らんだところの直線距離で130キロほどある。20世紀のアメリカ音楽のルーツをたどると、この果てしなく続く空と、まっ平らな大地に行き着く。・・・」
ジェームス・M・バーダマン(著)「ロックを生んだアメリカ南部」より
(2)テキサス・ブルース
ミシシッピー・デルタに匹敵するブルースの故郷としてテキサスがあります。この地域のブルースマンにはギターの名手が多くリズミカル&ダイナミックなブルースが生まれる土地柄だったといえます。
初期のブルースマンとしては、ブラインド・レモン・ジェファーソンがいます。彼と一時期行動をともにしていた直系のブルースマン、レッドベリーは、波瀾万丈の人生の後、ニューヨークに移り住み、数多くのフォーク・ミュージシャンたちにブルースの何たるかを伝える役目を果たすことになります。ボーカリストとして活躍したテキサス・アレクサンダーも、その名のとおりテキサス出身で、彼はギタリストとしてロニー・ジョンソンを従えていました。
その後、1940年代以降に活躍したブルースの巨人としては、ライトニン・ホプキンスとブルースだけでなくロック以降すべてのギタリストに影響を与え続けるギタリスト、T・ボーン・ウォーカー、この二人を忘れるわけにはゆきません。
なお、デルタ・ブルースが黒人たちの北部への移住とともにシカゴを中心とする北東部へと広がっていったのに対し、テキサス・ブルースはロスを中心とする西海岸へと広がって行きました。西海岸とテキサスのつながりは深く、後のウエストコースト・ロックへとつながるカントリー・ロックの流れも西海岸がその中心地となって発展することになります。
(3)アパラチア山脈周辺のブルース
アメリカ建国の歴史において、最も古い歴史をもつ土地、バージニア州。スコットランド系アイルランド人の移民が多かったアパラチア山脈周辺のこの地域には、バラッドの文化がどこよりも強く残されていました。そのため、この地にやってきた黒人たちの音楽にも強い影響を与えることになります。こうして、バラッド色、弾き語り的要素の強いブルースがこの地では育つことになります。ジョシュ・ホワイトらのブルース・ミュージシャンは、すぐ北にあるニューヨークへと渡り、そこでフォーク系の白人ミュージシャンたちに大きな影響を与えることになります。ニューヨークのフォークに最も大きな影響を与えたのはこの地域のブルースかもしれません。
<ブルースの特徴>
こうして生まれたブルースについて、黒人音楽研究家のリロイ・ジョーンズは、3つの特徴をあげています。(「ブルース・ピープル」音楽之友社より)
これは、オリジナルの歌詞で黒人霊歌を作りながら英語をマスターしていった黒人たちが韻を踏むテクニックまでも自分のものにしたことで、初めて可能になったことです。それは、彼らが初めてすべての黒人たちにとって共通な言語を獲得したということの証明でもありました。さらに此処から、現在のラップ・ミュージックに至る黒人たち独自の音楽・言語スタイルが生まれることにもなるのです。
それまでの黒人音楽は教会か労働の現場において集団で歌うものでした。当然、そこで歌われるのは「神への讃美」か「労働のためのかけ声」でしたが、一人で歌う歌にはそれとは別の対象「個人」もしくは「自分」が登場するようになったのです。そして、集団ではけっして歌うことのなかった自分自身の本音や隠された欲望など、「心」の内側を歌うことができるようになったのです。こうして、「恋」「セックス」「金」「悪魔」「不倫」「殺人」などについて歌う歌、「ブルース」が誕生することになるのです。(もちろん、ブルースでも「神」について歌われる曲はいっぱいありますが)こうした、ブルースの主なテーマは、その後ポピュラー音楽の歌詞にとって大きなインスピレーションの源となり続けることになります。
それまでの黒人たちの歌は、どれもアカペラで歌われていました。しかし、ギターという自分でも作ることが可能な単純な構造の楽器の普及と自由な時間を利用することで弾き語り形式の演奏が可能になったのです。
<ブルースを生んだ時代背景>
こうして初めて、黒人たちは自分たちの心の奥に潜む欲望や悲しみを、自分たち自身の言葉で表現することができるようになったのですが、それにはもうひとつ重要な時代背景の影響がありました。それは奴隷解放が行われ、黒人たちに自由が与えられるようになった19世紀半ば以降、その反動として南部では黒人へのリンチが激増、さらには州ごとに黒人を差別する州法が次々に成立。レストランや劇場だけでなく水飲み場までもが分離されるようになり、奴隷制以前よりも厳しい差別の状況が生み出されていたのです。その影響がそれまで神への歌しかなかった黒人たちに新たな悲しみのはけ口を必要とさせたのかもしれません。「ブルース」が「黒人たちの悲しみを表現したもの」と言われるのも当然です。
「ブルースとは、心の状態であるとともに、その状態に声で表現を与える音楽である。ブルースは捨てられたもののすすり泣きであり、自立の叫びであり、はりきり屋の情熱であり、欲求不満に悩むものの怒りであり、運命論者の哄笑である」
ポール・オリバー著「ブルースの歴史」より
リロイ・ジョーンズ著「ブルース・ピープル」より
Melvin Taylor- Blue jeans blues
Wolf Hoffmann - Blues For Elise
Chris Rea - Santo Spirito Blues
Alvin Lee – The Bluest Blues
In the Skies
A Fool No More
Slabo Day
Jimmy Page "Prison Blues"
Stan Webb's Chicken Shack - Poor Boy (Long version, HQ)
Chicken Shack featuring Stan Webb 'The Thrill Has Gone' 2004
Chicken Shack featuring Stan Webb 'You Are The Sweetest Little Thing / Hurt' 2004