寂しがり屋のハーモニカ吹き。(障害者の日常生活)

「男子高校生の悩み」。「駅 / STATION」........。

 

 

蝶 / 奥村愛子

 

 

 

要約、3回目のワクチン接種で打った注射の痛みが無くなってきた。痛みが無くなるまでに3日間は掛かりました。実は今、困って居る事があります。それは洗濯機が壊れて仕舞った事です。昨日、メーカー元のパナソニックに電話を掛けて修理の依頼を頼みましたが。引っ越し屋のアート引越センターで、今から5年前に購入したと言ったら。長期保証には入っては居ないのかと聞かれて、入っては居ないと言ったら。実費で修理代が掛かるとの事。まあ、それは仕方が無いなと思ったが。なんせ古い洗濯機なもので、部品が無い場合もあるとの事だった。壊れた箇所は乾燥の部分がスイッチが入らないのですよね。だから今現在、洗濯が出来ません。昨日か今日にはサービス・ステーションから電話が掛かって来るはずでした。実は昨日の夕方スマホを見て居たら。電話の着信の通知画面が出て、出るのボタンを押したら、電話話2回鳴って切れたんですよね。なんでだろと思いましたが、、今日には電話がまた掛かって来る筈だと思って待って居たら。ふと、スマホを見たら着信履歴が5つになって居るのですよね。私は何故、電話が鳴らなかったんだろうと思って、連絡入れて見たら、修理担当者の人が出て来て。今度の3月6日の日曜になると云うのですよね。やれやれです。

 

 

 

「ネットで拾った、男子高校生の訴え、、」

変な話をする様だけど、女の子たちは男の性についてあまりにも無頓着すぎると思いますよ。最近ネットで見つけた男子高校生の声が書いてあったけど。その子に依ると、毎朝、通学時に女子高生のミニスカートに悩まされて居るそうです。変な話ですが、ミニスカートから剥き出しの太腿を観てしまうと男としての欲求が出て来てどうしようもなくなるそうです。だから最寄りの駅で降りてトイレに駆け込むのだそうです。女の子たち、特に女子高生は物凄く短いミニスカートを履いて居ます。そして太ももが剥き出しの格好で電車に乗っても足を組んで座って居ます。酷い子になると下着まで見えてしまって居る子も居ます。私は何遍も言いますが。男はこう云う格好を見せつけられたら、足が綺麗だとは思わないんですよ。欲情を模様すんですよね。その男子学生は女子高生の足を見るから、自分は変な気になるんだと思い、電車に乗ると何時も目を瞑って居るのだそうです。でも目を開けた途端に目の前に。女子高生の太ももが見えて来てその方法もダメだと言って居ましたよ。彼は言って居ました。自分は此の儘で居たら何時か女の子を暴行してしまうか痴漢行為やらをしてしまうんじゃないかと恐れて居ました。ただでさえ彼は思春期です。男は睾丸の精巣に精子が溜まるのは早いのですよね。だから、ちょっとの刺激で、どうしようもなくなってしまうものなのです。なのにその事を知らない女子高生たちが、太もも剥き出しで居たらどうなるでしょうか???男は変態だからと思いますか?私はもう歳ですが。電車で短いミニスカートを履いて座って足を組んで居る、女子高生とか見ると。こいつら過激だよなと思いますよ。私が思うに、もう少し長めの丈のスカートを履くべきではないでしょうか・・・・・・・。

 

 
 
 
 

男性と女性の性欲はなぜ違うの?

実は男性の性欲が女性よりも強いとされており、それにはいくつかの理由があります。男性ホルモンの一つで運動の際に分泌されるテストステロンは男性的な骨格や性器の成長を促すほか、性欲や性衝動を亢進させる作用があります。女性でも分泌されては居ますがその量は少ないので、より多く分泌されている男性の方が性欲が強くなりやすいんですね。

制欲を司る「視床下部」の大きさの違い

また性の役割としても元来動物の雄はより多くの雌と関係を持って子孫を増やすという本能があるため、性衝動が行動に出やすい傾向があります。また脳の中枢にある「視床下部」は性欲をつかさどって居ますが、なんと男性は此処が女性の倍ほどのサイズがあるそうです。単純に考えると女性の倍は性欲が強い事になりますね。

 

 

 

先生についての質問です。

中学3年生女子の質問です。・・・恋愛相談かは少し不明ですが、 先生についての質問です。 普通の男の先生は女生徒(中学生)を見て性的なことを考えたりすることがあるんでしょうか? また、生徒を性の対象としてみることが在るんでしょうか? 私の担任の先生は特に女生徒とうわさがあるわけでも、生徒達から気持ち悪いといわれているわけでもなく、むしろカッコいいとうわさされるタイプの先生です。 けれど、PTAバレーボール大会(保護者の交流会みたいなものです)のときに、酔った先生が私がふざけて手を握ると 「ムラムラするから誰もいないトコであんま近寄るな。」 といってきたのです。私は少しびっくりしてしまいました。 やっぱり、どんな男の先生でも少しはそういう事を考えたりするんでしょうか? 長くなってスミマセン。少し気になったので質問させて頂きました。 回答いただけたらうれしいです。

 
 
 
 
 

質問の回答、

 

 

 

 
 
 
 

質問者からのお礼

 

わざわざ丁寧にご回答くださってありがとうございます! 男の方、男の先生としての気持ちがとてもよくわかりました。今まで先生たちの考えていること、先生達が話していることは生徒としては全然わからなかったので、すごく新鮮でした。 そうですね。ふざけて手を握ったりしたことは考えなしでした。 回答者様のわかりやすいお話、とてもためになりました。 私も先生のことを(教師として)とても好きなので、 先生のことをすばらしい先生といっていただけて、すごくうれしかったです。 ご回答ありがとうございました。

以上参考になってくれれば幸いです。。。

 

〜懐かし映画劇場〜

ー「駅・ステーション」ー

      
駅 STATION

 

 

駅 STATIONのあらすじ【起】

「1968年1月 直子」

雪の降りしきる銭函駅のホーム。直子と、幼い息子の義高がじゃんけんをして居る。それを英二は、少し離れた場所から見守って居た。

英次と直子は離婚し、別れの日を迎えて居た。列車が動き出し、直子は英次におどけて敬礼をする。しかし、すぐにその目には涙が溢れた。

直子と別れた英次を、札幌署の上司である相馬が迎えに来て居た。相馬は、射撃の五輪代表となった英次のコーチも兼任して居た。署内の食堂で飯を食う英次と相馬。家庭を失った英次に相馬は「お前は馬鹿だ」と言う。

英次の離婚の原因は、警察官と言う苛酷な仕事に加え、五輪の合宿生活が続いて家庭を顧みなかった事もある様だ。ただ、相馬の言葉からは、直子の行動にも非があった事が伺われる。しかし英次は、その相馬の言葉を、「自分は馬鹿ですから」と言う言葉で遮った。

ある日、英次たちの署の管内で警察官が銃撃され、死亡した。車で逃走する犯人を捕らえるため、英次は相馬と共に検問を行う。ところが運悪く、相馬が検問をした車の運転手がその犯人で、相馬は英次の目の前で撃たれ、死亡した。

英次は、警視に対して、相馬の仇を討ちたいので、犯人の捜査に加えてほしいと申し出る。しかし警視は、「日本人全てが、お前の腕に期待して居る」と言って英次の申し出を却下し、五輪に集中するよう諭す。

英次が食堂で仲間と飯を食って居ると、テレビのニュースがマラソン選手・円谷幸吉の自殺を報じた。円谷は、東京五輪のマラソンで銅メダルを獲得し、メキシコ五輪でも期待されて居たが、アキレス腱を痛めて入院して居た。

幸吉の遺書には、家族や関係者に滔々とお礼を述べた後、「父上様、母上様、幸吉はもうすっかり疲れ切って走れません。何卒、お許しください」と書かれてあった。英次は別れた直子と義高の顔を思い出しながら、家族への思いと、五輪の重圧を同時に背負った幸吉の気持ちを、自分のそれと重ね合わせて居た。

駅 STATIONのあらすじ【承】

「1976年6月 すず子」

この年の夏、英次は妹の冬子の婚礼に出席するため、久しぶりに雄冬に里帰りして居た。メキシコ、ミュンヘンの五輪に参加した後、選手を引退した英次は、コーチとして後進の指導に当たって居た。兄の一郎は、そんな英次の近況を、集まった親類縁者に自慢げに報告する。

別の部屋では、冬子が嫁入りの準備をして居た。冬子は、英次の幼馴染でもある義二と付き合って居たが、結婚する相手は、他人に勧められた見合い相手だった。冬子は、その相手のことを英次に、「北見枝幸に住む男」とだけ説明した。

冬子の婚礼は雄冬の神社で行われ、人の好い義二も、その式にも参加した。式の帰り道、本心では傷心の義二を、英次は慰めて元気づける。景気づけに、昔の仲間たちと母校に行き、校長室に向かって全員で立ち小便をしたところをかつての恩師に見つかり、慌てて逃げ出すのだった。

英次はその頃、赤いミニスカートを穿いた若い女性だけを狙う暴行殺人犯を追って居た。犯行に使われたバイクなどから、増毛駅近くの「風侍食堂」で働く吉松すず子の兄・五郎が、有力な容疑者として浮上した

捜査官は、犯行当日の五郎のアリバイなどを調べるため、すず子に尋問するが、すず子の答えは一向に的を射ない。周囲の話では、すず子は実は精神遅滞ではないかとの事だった。

英次がすず子の張り込みで札幌の本署を離れて居る間、札幌の本署では、英次のコーチ解任の動きが進んで居た。上からの命令ではなく、選手たちが英次の指導に不満を持って居るとの事であった。その後、英次は上司から正式に、オリンピック強化チームのコーチを外れ、新設する狙撃専門班の責任者になってほしいという依頼を受ける。

英次は、増毛のバーでチンピラの雪夫とその仲間から絡まれ、逆に彼らをまとめて殴り倒す。後日、英次が刑事だと知った雪夫は、吉松五郎の逮捕に協力すると申し出る。雪夫はすず子と付き合っており、すず子は妊娠して居たが、結局お腹の子は堕してしまう。

雪夫は、すず子の兄である五郎に挨拶をしたいと鈴子に持ちかけ、すず子はそれを承諾する。すず子と雪夫は、電車で五郎との待ち合わせ場所の上砂川駅に向かい、英次たち捜査班は、それを尾行した。

上砂川駅で五郎を待つ、すず子と雪夫。しかし、午後になり、夕方になっても五郎は現れない。ついに夜になった。線路の上を歩いてくる人影。それを見たすず子が、「兄ちゃん!」と叫んで駆け寄る。男は五郎だった。すず子は五郎にしがみつき、泣きながら「兄ちゃん!」と叫び続ける。五郎は周囲を警戒する。刑事たちが一斉に現れて五郎を包囲し、ついに彼を逮捕した。

すず子は、精神遅滞を装って、張り込みの警察官たちを欺いて来たのだった。

 

駅 STATIONのあらすじ【転】

「1979年12月 桐子」

札幌市内のオフィスに、銃を持った犯人が立てこもった。警察は犯人の母親を呼び、母親は拡声器で息子に犯行をやめるよう呼びかける。しかし犯人は、人質を射殺して窓から落とし、包囲する警官隊への銃撃もやめなかった。

食料を要求する犯人に対し、英次はラーメン屋に扮して出前を届ける。犯人に接触した英次は、出前箱の蓋の裏に隠した拳銃で、犯人2人を射殺する。かつて犯人に撃たれて死んだ英次の上司・相馬は、競技で的を撃つ事と人を撃つことは違うと言って居たが、英次は確実に犯人を撃ち殺した。

事件は解決したが、「警察の人殺し!」と叫ぶ犯人の母親を見て、英次の心は重くなる。ちょうど英次の母・昌代と同じくらいの年恰好だった。クリスマスを祝うネオンが華やかな札幌の街を歩く英次の胸に、「警察の人殺し!」と言う言葉が何度も去来する。

宿舎に戻った英次のもとに、旭川刑務所にいる吉松五郎から手紙が届いて居た。手紙には、ていねいな文面で、英次の差し入れに対するお礼や、死刑が確定したことの報告が綴られて居た。この手紙を英次が読む頃には、五郎の刑は執行されて、五郎はすでにこの世にいない、とも書かれて居た。

手紙の最後には、五郎の辞世の句が残されていた。「暗闇の彼方に残る一点を 今 駅舎の灯と信じつつ行く」。日付は昭和54年12月20日となって居た。

英次は年末年始を故郷の雄冬で過ごすため、帰省の列車の中にいた。まだ国道231号線が開通する前で、札幌から「陸の孤島」と言われた雄冬へ行くには、留萌を経由して増毛へ行き、そこから連絡船に乗らなければならない。

増毛は、すず子の働く食堂「風待食堂」のある町だ。英次は列車の中で、五郎の手紙と、4年前、五郎が逮捕された時の情景を心に思い浮かべて居た。

列車の中で、英次は隣の乗客にもたれて眠りこけてしまう。そして、夢の中で「警察の人殺し!」と叫ぶ犯人の母親の叫びを聞き、驚いて目を覚ます。

増毛駅に降りた英次だったが、悪天候のため、連絡船は欠航して居た。仕方なく英次は、風待食堂の向かいにあるホテルに宿泊する。帰省が遅れることを伝える英次を、電話の向こうで母の昌代はなじる。

英次は風待食堂に立ち寄った。すず子はまだそこで働いて居た。4年前に見たときよりも大人びており、話し方もしっかりして居た。五郎を逮捕するまで英次はずっと陰で張り込みをして居た為、すず子は英次の顔を知らない。

ホテルに戻り、窓から外を見ると、すず子が店の前で雪かきをして居た。通り過ぎる町の人と会話するすず子は、一見、明るく生きて居る様に見えるが、どことなく暗い影をひきずって居る。

英次は雪の降りしきる中、五郎の墓参りに行く。そして、立てられたばかりの真新しい墓に花を供え、静かに手を合わせる。

その夜、手持ち無沙汰の英次は、増毛の町の中を歩いているうちに「桐子」という小料理屋を見つけ、そこに入る。年の瀬で、客は1人も居なかった。明るく話しかける桐子と、英次はすぐに打ち解けた。

英次は増毛駅に降り立った時、桐子が誰かを待っている姿を見かけて居た。一度見た人物の特徴を記憶して居るのは職業柄だが、「一遍見たら、いい女は忘れない」と冗談を言い、桐子を喜ばせる。

テレビから八代亜紀の「舟歌」が流れていた。桐子はこの歌が大好きだといって口ずさむ。無口な英次に対し、桐子はさまざまな話をする。例えば、暮れから正月にかけて、自殺する水商売の女が多い。なぜなら、男が国に帰るからだと言う。どんな遊び人の男でも、この時期必ず国に帰る。それが水商売の女の心を寂しくさせる。

桐子は、明日も連絡船が欠航だったら、映画を見に行かないかと英次を誘う。翌日、船は出ず、英次と桐子は2人で留萌へ行き、映画を見た。すっかり親密になった2人は、連れ込み宿に入る。宿を出るとき、自分は大きな声を出さなかったかと尋ねる桐子に、英次は気を遣って「いや」と答えるが、桐子が先に部屋を出た後で、「樺太まで聞こえるかと思ったぜ」と呟いた。

増毛に戻った英次と桐子の前を、小さな子供を抱いた雪夫が、仲間と賑やかに話をしながら通り過ぎて行く。ちょうど出前帰りのすず子がやって来て、雪夫と遭遇する。「久しぶりだな。まだこの店で働いているのか」と声をかける雪夫だったが、すず子は返事もせずに雪夫に背を向ける。英次は、やるせない思いでその光景を見て居た。

桐子と別れ、ホテルの部屋に戻った英次は、桐子から仕事を聞かれた時の事を思い出して居た。桐子は、英次の仕事は山関係で、営林署に務めて居ると言った。英次はそれに合わせ、自分は営林署の役人だと言う事にしておいた。

さらに回想は続き、英次は材木の採集現場で犯人を逮捕した時の事を思い出して居た。英次は後輩警官の三竹と車の中で、林業業者を装う犯人が戻って来るのを待って居た。三竹は、かつて英次と共にオリンピックを目指して練習していた仲間で、あの頃が懐かしいと言った。

その一方で三竹は、「あの練習は、こうして人撃ちマシンになる為だったんでしょうかね」という、辛い質問を英次にぶつけた。そして、本気で刑事を辞めようと考えて居る事を、英次に打ち明けた。

犯人が材木を乗せた馬ぞりを引いて戻って来た。英次を制して、三竹は犯人の元に向かう。そして、逮捕状を見せる三竹に、犯人は、この仕事を終えるまで逮捕を少し待ってほしいと頼む。三竹が犯人の要求を聞き、気を許した隙をついて、犯人は三竹の肩に斧を振り下ろす。

肩から大量の血を噴き出して倒れる三竹。その三竹の腰から拳銃を奪い取り、とどめを刺そうとする犯人に向かって、英次は発砲する。英次の銃弾は、離れた距離から正確に犯人の胸を撃ち抜いた。

突然電話が鳴り、英次はふと現実に立ち返る。電話の主は桐子だった。店を開けているので、一緒に紅白歌合戦を見ないかと言う誘いだった。英次は店に行き、桐子と2人だけの大晦日を過ごす。紅白歌合戦も終盤を迎え、八代亜紀が桐子の好きな「舟歌」を歌い始めた。

桐子は、英次を初詣に誘う。新年の早朝、地元の人たちで賑わう近所の神社に行き、2人は手を合わせる。その帰り道、桐子はすれ違った1人の男に目を止める。英次は気をきかせて桐子をそこに残し、先にホテルへ戻った。

年が明けてようやく連絡船が運航し、英次は雄冬の実家に戻った。母の昌代は認知症気味で、直近のことをすぐ忘れてしまうが、昔のことは覚えて居て、英次に10年以上前のオリンピックの話などをした。

妹の冬子は子供を連れて来て居た。昌代から貰ったお年玉を見せる息子に、冬子は「隠しておきなさい、またくれるかもよ」と言って笑った。昌代が直近の出来事をすぐに忘れて仕舞うからだ。

英次は昔の仲間たちと酒を酌み交わし、警察官を辞めようと考えて居る事を、始めて他人に打ち明ける。その夜は、色々な事が英次の胸を去来し、なかなか寝付けなかった。そんな英次に、弟の道夫が声をかける。道夫は英次に内緒で、直子に会ったと言う。

道夫の話では、直子は池袋のバーでホステスとして働いて居る。義高は成長して、身長が170㎝以上にもなり、バスケットの選手をして居ると言う。英次の胸に、別れた時の2人の表情が蘇る。

翌日、道夫が教えてくれた電話番号に英次は電話を掛けた。直子が電話に出た。10数年ぶりの直子との会話だったが、口下手な英次は、いまだに警察官を続けて居る事など、たわいもない話をするのだった。

短い休暇が終わり、英次は帰りの連絡船に乗った。昌代が1人で英次を見送りに来た。船が出航し、昌代に家に戻るよう叫ぶ英次だったが、昌代は海風に飛ばされそうになりながら、いつまでも英次に手を振って居た。

 

駅 STATIONの結末・ラスト(ネタバレ)

雄冬から増毛に戻ると、桐子が迎えに来ていた。桐子は札幌に向かう列車を待つ英次を見送る。一緒に来てもいいんだぜ、と言う英次の誘いを、桐子は「私、しつこくないから」と言って断る。しかし、英次が仕事を辞めて雄冬に戻ると話すと、嬉しそうな表情を見せた。

留萌駅に着いた英次は、警官から職務質問を受け、増毛でパトロール中の警官が何者かに襲われ、拳銃を奪われた事を知る。さらに警官たちは、かつて上司の相馬を射殺した指名手配犯「指名22号」こと森岡茂についてのタレコミがあったと話していた。タレコミの主は女だった。

英次は、桐子が増毛駅の壁に貼ってある指名手配犯の似顔絵に目を止めたことが気になって居た。そして、初詣の時に見かけた、桐子の知り合いと思われる人物。胸騒ぎを感じ、増毛に引き返そうとする英次だが、思い留まって札幌に向かった。

その後、増毛に集まってくるパトカーの中の1台に、英次は居た。英次は他の警察官と離れ、1人桐子の店に向かう。店は留守で、英次は近所の人に聞いて桐子のアパートにたどり着く。

桐子のアパートを訪れると、そこには英次の予想通り、森岡がいた。拳銃を取り出し、銃口を英次に向ける森岡だったが、英次の放った銃弾が一瞬早く、森岡の胸を貫いた。森岡は絶命、桐子は冷ややかな目で英次を見て、「そう言う事か」と呟く。

札幌に戻る前、英次は桐子の店を訪ねた。テレビからは八代亜紀の「舟歌」が流れており、桐子は英次に背を向けてテレビに見入って居た。その頬には涙が伝わり、永遠に英次に話し掛ける事はなかった。

英次は増毛駅の待合室で、胸にしまっていた辞職願を破り、駅のストーブに放り込む。そして、札幌方面に向かう列車に乗った。同じ列車に、すず子も乗り込んだ。これから札幌に出て働くのだと、駅員に話していた。駅員は、「寂しくなるなあ」と何度も繰り返して、すず子を見送った。

 
[TRAILER] Station (Eki) (1981)
 
 
『駅 STATION』
 
メキシコ五輪強化選手に選ばれた刑事が、検問中にコーチでもある先輩を射殺されるというショッキングな事件を幕開けに、10数年の人生を描くドラマ

任侠路線からの脱却を果たした高倉健が、その人気を確固たるものにした代表作
「幸福の黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」に次いで共演となった倍賞千恵子との息もピタリとはまって、すがるように幸せを求め合う男と女の薄幸な佇まいは胸を打つ。

久方ぶりに見ると、高倉・倍賞・いしだあゆみばかりか、池部良や平田昭彦、藤木悠だの北林谷栄だの、まあ贅沢なキャスティングに驚きました。根津甚八の若々しい姿にも、胸が熱くなります。

声高にせずカメラは暴れず、見る側を物語の舞台へ寄り添わせる力のある映画でした、、
 


幸せになりたい、幸せになろう
 
 
 
そうもがく大人の男と女の、切ない物語です
 

 

舟歌①

 

 

 

余韻のないものは映画とは言えない。
そんなものを始めに教えてくれたのは、降旗康男という監督だった。

「100点ではなく、70点の映画を目指して来た」

と言う彼の作家性の原点は、何処にあったのだろうか?

 

ヒトラーが総統になり、ボニー&クライドが射殺された年に長野の松本市で生まれた彼は、昭和の日本人の心を見つめ続けてきた、知る人ぞ知る、まさに天才。映画に携わる者すべての憧れの存在であり、ものの伝え方の教科書を提示して下さった彼の撮影現場を見学する夢は遂に敵わなかったが、令和という新時代を迎えた2019年5月20日にひっそりと逝去された彼を偲び、改めてその数々の名作を見漁ってみたが、正直、まったくお手上げだ。。

 

孤独な男の哀愁?情緒的な質感の間合い?

それを『北の国から』の倉本聰の脚本が支え、『劒岳』の木村大作のダイナミックな画とダウン・タウン・ブギウギ・バンドの宇崎竜童のインストが彩って居たとしても、、

そんなチープな寸評は、彼の作品の前ではどれも無意味だろう。降旗康男という監督が創り上げてきた映画は、言わば、一つの時代だ。芸術的な黒澤作品でも哲学的な小津映画でもなく、彼が追い求めて来たのはひっそりと時代の裂け目に取り残されてきた人間達の悲哀。

 つまり演歌の世界そのものだ。

 名優高倉健さんが任侠路線から脱皮で来たのも、木村大作氏、佐々部清氏らが各々に監督としてその才能を開花させて行ったのも、その緻密で繊細でありながら、あまりにも大きな度量で不器用な映画人の魂を受け止め続けてくれたからだった様な気がしてくる。そんな彼が残してくれた日本人の情緒を少しでも次世代に語り継ぐ為にも、僭越ながらその代表作『駅/STATION』を少しだけ紹介させて頂きたい

 

―――1968年1月。
雪が降りしきる銭函駅のホームで、栄次は妻の直子と4歳になる息子義高と別れる。
時代は、東京オリンピックで活躍した円谷幸吉の自殺のニュースが報じられ、札幌市内では警察官の連続射殺事件が起きていた。
英次は上司の相馬から次のオリンピックの射撃選手になる要請を受け、その過酷な仕事と合宿生活の日々に追われていくが、円谷が自殺の前に呟いた「これ以上走れない・・・」と言う言葉は、彼の心の奥に深く突き刺さっていた・・

eki02

 昭和の人間賛歌

とは言え、彼の手掛けてきた名作はどれも唸ってしまう。

『夜叉』にはやくざ者の男の寂しさが十二分に伺えるし、『鉄道員(ぽっぽや)』には定年を間近に控えた男の垣間見る夢が溢れているし、『居酒屋長治』じゃ報われない悲恋の恋の激しさが痛い程伝わって来る。

 

彼の作品の秀逸さは、現代のそれとどれも大きく違う。

 

反戦主義、非暴力の根っこをしっかり据えながらも、命の愛おしさ、引いては他人を思いやる意識が主人公の内に必ず滲んで居る。その作風が、一番伝わりやすいのがこの映画だろう。“駅”と言う場所の存在定義は今も昔も変わらない。

 

つまり、人々がすれ違うこの場所を軸に添えたその人間模様は、孤独だがしっかり寄り添い合って居た頃の日本人の心の機微を深く抉り取っている。射撃の腕は一流だが、その自分の存在意義に疑問を感じ続ける警察官と、彼の束の間の時を通り過ぎていく3人の女。一人は別れゆく妻、一人は通り魔の兄を持つ妹、一人は「舟唄」の好きな居酒屋の女。


誰を取手見ても、日本海の荒波と寂し気な演歌の音色が聴こえて来そうだが、そのそれぞれが潜める純情が、戦後の荒波の中で忍ばせてきた日本人の心だ。情報が増えすぎた現代で、思いは募らない。


きっと便利さの名の元に、我慢をする文化そのものが無くなって行ったからだろう。

 そしてメディアから流布される曖昧な正義の定義づけのおかげで、拠り所もないままの自分達は、相手を思う想像力を確実に失いつつある。降旗組の作品を見ると、自分達が映画に求める事がだいぶ変容してきた事にきっと気付くだろう。彼の創り上げた悲劇や喜劇の中に、説明は要らない。それは登場する人物のすべてに、しっかりと人間賛歌が忍ばせてあるからだ。

 律儀で照れ屋、それでいて社会の歪みに違和感を覚え集まってくる者達を懐深く迎え入れ続けてくれた稀代の名匠監督は、欧米諸国の個人主義に飲み込まれていく令和世代の若者たちを、今、天国からどのような気持ちで見守ってくれて居るのだろうか?

 

「駅 STATION

コメント一覧

kiyasume
mobiliさん、書き込みどうも有難う御座います、、

まあ、ねぇ、先生も人間でしかも男ですからね、、、
しかし、本当に今時の女子高生は何考えて居るのか、、

スカートの丈はあんなに短いのを履く必要は無いのに
と思ってしまいますよ。彼女らは自分らはカッコイイと
思って居るらしいけど・・・・・・・・。

何をか言わんやです。また来て下さいね。よろしく。。。。。( ◠‿◠ )
mobilis-in-mobili
先生は基本的には女子生徒のことは恋愛の対象からは除外して考えます(基本的には、というのは、たまに例外があるからで・・)。考え方としては『売りモンに手をつけたらアカン‼️』のだとか(笑)。

・・私の同級生で卒業後の教え子と結婚した例はあります。
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