変形性膝関節症の痛みを取るために必要なこととは?
まず、何故?膝の関節に潤滑不全(滑りが良くない状態)が起こったのか?
を知ることがとても大切です。
これを知ることで、壊れた組織を復元する方法が初めて見えてくるのです。
まず人間の体は筋連帯(アナトミートレイン)と呼ばれる筋肉の表面を覆う膜につつまれています。
この人間の体を覆う膜は腰から上半身へ、腰から下半身へとつながって上半身、下半身の指先まで覆っています。
そのために骨盤にゆがみが生じると上半身から下半身までの指先まですべてに歪んだ分の引っ張られる力やねじりの力の影響を受けます。
時間の経過とともに一番影響を受けている組織から破壊現象が進んでいって限界値を超えた時に初めて「痛い!」ことを認識します。
左が丸い形、右が人間の形をしています。
これはテンセグリティ構造というもので、一か所がたわんだり、一か所に圧力がかかると構成しているすべての要素のすべてにその力が波及して、その構造物体そのものの全体の形が変わります。
この物理の法則に人間の体が従っていることが判ると、いつ壊されているのか?
これからどうすれば治っていくのかがわかってきます。
あなたの膝の痛みが治らない原因は骨盤・腰に原因があったのです。
これまでいくつかの画像を載せてきましたので、そちらを見ながら読み進めて下さい。
骨盤は人間の構造上、上半身の重みを支える場所であり、下半身が地面からの反発力によって骨盤と股関節を介して交わるところであります。
このことから骨盤が歪むと、上に上に破壊現象が進んでいけば一番最後は手の指にまでその影響は及びます。
腱鞘炎が治らないのも腰をしっかりと処置をしていないからで先ほどの筋連帯(アナトミートレイン)との関係から腱鞘炎でも骨盤が深く関係していることが判ります。
ということは、下に下に破壊現象が進んでいったのが今のあなたの膝の痛みの原因です。
このことから骨盤・腰を治さないことには、あなたの膝の痛みは治らないということになります。
本題:あなたの膝の痛みの治し方
さて本題に入っていきましょう。
ここまでは、あなたの膝が治らない理由について書いてきました。
ここからはあなたの膝の治し方を書いていきますので、これをこのまま行ってあなたの膝の痛みを治していってください。
1、歩幅を大きく歩く。
2、氷で腰と膝を冷やす。
3、各種体操をして自分で自分の体を治す。
この3つに集約されます。
まず一つ目の「歩幅を大きく歩く」ということから説明していきましょう。
画像は理想的な歩き方ですが、あなたが出来る範囲で無理をしない歩幅の大きさから始めてください。
1センチでも普段歩いているより歩幅が大きければそれで良いです。
だんだんと歩幅が大きく歩けるようになってきたら、それを習慣になるまで続けてください。
毎日歩く習慣が出来ると逆に歩かない日があると生活していて何か物足りなさを感じるようになれば、あなたの膝の痛みは、ほぼなくなっていることでしょう。
次に二つ目の「氷で腰と膝を冷やす。」です。
必ず氷嚢を使って氷で冷やしてください。
ケーキなどについている保冷材は人間の体を冷やすのに向いていません。
氷嚢に大量の氷を入れて水を少し入れます。
氷嚢の中の氷にまんべんなく水が回るように氷嚢を揉みます。
こうすることで氷の霜と角が取れて凍傷を起こす危険が無くなります。
氷嚢の中に「水を少し入れて揉む」、これを必ず行った後に腰と膝に氷嚢を当て氷が解けきるまで1時間くらいあてておきましょう。
これを1日2~3回行ってください。
痛みが強くて早く治したい方は、氷が解けたらまた氷を氷嚢に入れ替えて冷やしっぱなしにしてください。
この時に体温が下がらないように体を温かく保温してください。
最後に三つ目の各種体操をして自分で自分の体を治す。です。
もし、あなたの膝が痛くなった原因がはっきりしないのであれば、
人間の体が何時?壊れるのか?
どのような慣性がかかった時に壊れるのか?を知っておくことはとても重要です。
何故なら、いつ体が壊れるのかがわかれば、その要因を取り外していけば、あなたの膝の痛みはそれだけで治療していることと同じことになり時間はかかりますが治ります。
最後に不良姿勢のパターンをご紹介しますので、
まずは、骨盤を補正する、骨盤の歪みを治す体操からご紹介します。
この体操が一番の基本になります。
一番初めに覚えて頂くことなので必ず行ってください。
このスクワットが骨盤を治す体操です。
この体操をやる前とやった後の膝の痛みの状態を確認してください。
この図ではスネの骨が地面からの角度が垂直ではありませんが、
もしあなたがこの体操をして膝を曲げて痛む場合は、この体操で膝を曲げていくときにスネの骨が地面に垂直に近ければ近いほど痛みが無く膝を深く曲げることが出来ます。
動画での説明はこちらから視れます。
https://www.youtube.com/channel/UC7G3i1LFw1vrPrnb8BeE-aA
これは練習をしながらこの形を獲得していってください。
もしあなたが、このスクワットをする筋力が無ければ椅子に座って立ち上がる動作から始めてください。
だんだんと深くスクワットが出来るようになるでしょう。
次に「膝押し体操」と呼んでいる体操です。
この体操は膝の関節の圧力を高めながら動かしていくので広範囲にわたる動きに対応できる関節の中の生理的な潤滑を獲得することが出来ます。
動画をこちらからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=vG5fbfmB-64
動画をご覧頂いて必ずやってみてください。
そして「膝押し体操」をやる前とやった後のあなたの膝の痛みの状態を確認してください。
膝の痛みが取れている、または和らいでいることが判れば、これらの体操を続けることによって、あなたの膝の痛みはコントロール出来るようになって自分で自分の体を治せることに気付くことでしょう。
そうなることで膝の痛みに対する不安が今後一切なくなることになります。
この状態を作り出すためにどうか、頑張ってください。
最後に不良姿勢のパターンをご紹介します。
この体勢をすると体、特に骨盤が壊れます。
骨盤が壊れたら、、、もうお分かりですね!!
体のあちこちに変調をきたします。
なのでやらないでください。
この他に体育すわり、足の投げ出し座り、あぐら、足組すわりは禁物です。
これらをしないだけで自分の体を守ることが出来ます。
この意味を知って一刻も早く日常生活の中に落とし込んであなたの膝の痛みを治してください。
さて、いかがでしたか?
私は昔もこれからも、あなたにとって有益な情報を出していきますので、皆さんが自分の体に対する不安から解放されて世の中に体の痛みで悩む人がいなくなった時に名誉の引退をしたいと活動していきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
まみや接骨院の実際の治療のやり方はコチラからご覧いただけます。
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