タキさんのblog  ~自然大好き~

趣味を中心に日々に起こる事象を写真を交え、日記風に表現したい。

リニューアルされた植物園

2021-05-17 15:00:35 | 植物園
 私の近隣に位置する区立赤塚植物園がこの度、リニュアルが終わりました。
新型コロナウイルスの感染時期で入園が長期間自主規制されていました。
1年有余の工事期間で主な変更点は、事務棟が新築され、各種イベント等の展示、集会場にも使用できるようなウエルカム棟と名付けられました。

 通路が整備され、雨天でも歩き易くなった事。トイレも広く改善され、ゴミ箱などの設置も公園並みになりました。

 しかし、あまりにも通路など整備されたおかけで、自然に生えてくる草花の意外性が少なくなったように思えます。

 隣接地には農業園が併設され、主に子供たちが、身近な土地で農業への興味や理解を高めることと、来園者に野菜や果樹を観て楽しめる野菜植物園なのです。
 入り口には大木のユリノキ(葉の形がハンテンに似ることからハンテンボクと言われる)にチューリッブ形の花が咲いていますが、大木のため見過ごすことがあります。
ナンジャモンジャの花も、大木に囲まれて、なかなか写真に収まりません。ハンカチノキの花も咲き誇るバラ園の裏奥なので、気づかれることが少ないようです。湿地帯の小池には、都会では希少なメダカが泳いでいましたが、小網に覆われ保護されていました。

  バラ園      農業園入り口   ハンカチノキ
ナンジャモンジャノキ   メダカ

樹木医と歩く「楽しい花散策」

2020-12-07 16:22:01 | 植物園

12/02 12月期の花散策のフィールドは六本木ヒルズより元麻布・広尾・有栖川記念公園までのビル街です。
 ビル街の秋季は初冬が秋本番の秋です。人工の庭園の樹木はビルを背景に紅葉(毛利甲斐守邸跡)が映え、都会でも少しの自然が残されていることが気づきました。
〇善福寺の大イチョウは、幹回りが10.4mで関東一の巨木で樹齢750年以上だそうだ。古代樹のイチョウの故郷は中国ですが、鎌倉時代日本に渡来し、15.6年で雌木で実が成り、当時、実の悪臭が、悪霊を招くとして雌木を廃棄したそうだ。そのため、東海・関東以北では、雄木が多いそようだ。
〇ヤナギは水分の多い土壌を好み、よく川岸や湿地などに生えいますが、柳の近くに
湧き水地があり、池際には沢山の短い根がのびていました。やはり柳は水がほしいのですね。
〇東京タワー近くの有栖川公園ではオアシスとして滝も流れ、池にはカワセミが魚を狙っていました。
今日も樹木医さんと共に都会の自然を探訪し、午後には冷たい雨に見舞われてしまいましたが
楽しい一日でした。


樹木医と歩く「楽しい花散策」

2020-10-29 20:30:07 | 植物園
 令和2年度後期が10月21日に開かれました。主たるフィールドは都立長沼公園です。京王線長沼駅にでる麓と丘陵の尾根をつなぐ沢伝いの園路。その景観は変化に富み、自然の山道と変わらない地形となっています。
 秋の後半ともなりますと草花の数がめっきり減りますが、秋の実りと共に木々の実が目につくようになりました。
〇例えば黒いムクノキの実は人が食べてもまずくはないようでが、公園内の全てのハトが集まっているほど多くのハトがこのムクノキの実をついばんでいました。また落ちていますドングリの実は、皮の破れた実のみを選んで食べるとの事でした。
〇ドングリの自然発芽は少ないようですが、薄暗い道端斜面にたくさん発芽してました。恐らく発芽期に適当な水分が確保されたとの事。
〇カエデのノムラカエデはオオモミジ系の栽培品種で、春の若葉も赤紫色を帯びているのが特徴で、鑑賞価値の高い樹木で江戸時代から栽培されたそうです。
〇「錦織り成す・・・」言葉がありますが、秋のニシキギの葉は赤と緑色が混在しています。これは植物の枝の導管に水が少ないと赤色となり、多いと従来の緑色で残るそうです。
〇以前はセイタカアダチソウが多く繁茂していましたが、今日では数少なくなりました。その理由としてセイタカアワダチソウのアレロパシー(抑制物質)は、根に存在し他の植物の発芽を抑制することで自己を増殖させていますが、大発生しますと、自分で抑制物質を作りながら自身の根を枯らす役目を負って、現在は生育地域は少なくなっているそうです。
〇コウホネの繁茂する池がありましたが、薄暗い池で山からの湧き水の温度が低く、コウホネの生息に良いそうです

 このように樹木医からの説明で納得した次第です。

 ノムラカエデ  ニシキギ
コウホネ池  セイタカアワダチソウ


Go to travel適用での旅行

2020-10-17 15:17:04 | 日記
 久しぶりに10月より東京からの2泊3日Go to travel適用で新潟十日町のリゾートホテルに行ってきました。
ともかく旅行代金は4.2万円ですが1.47万円が減額され、しかも地域共通クーポン6千円、及びホテル館内利用券2千円が付加され、お土産代や昼食代はすべて賄うことができ、お得感がありました。
 行楽目的はロープウェイにて八海山と十日町市の日本三大渓谷の「清津峡」でしたが、公共交通では地域的には無理と分かり峡谷は残念しました。
あいにく雨模様低温で八海山は靄り、ロープウェイ展望台で引き返すことになりましたが、紅葉を垣間見ることができました。
 ホテル内はウイルス対策として検温、マスク着用、アルコール消毒が徹底され、朝・夕食でのバイキングでは、ビニル手袋使用で小皿に盛られた食べ物が殆どで従前とは異なっていました。



樹木医と歩く「花の自然探訪」

2020-10-02 14:02:28 | 植物園
 9/30 長らく新型コロナ影響で講座が中止されていましたが、外出自粛も解かれ前期講座が開かれました。フィールドは神奈川県大和市の花のお寺と言われる常泉寺、藤沢の俣野庭園でした。
 丁度、お彼岸時期で彼岸花のオンパレードでした。
 この彼岸花は中国原産の多年生草本で、赤い花を咲かせ3倍体であるため、種子は出来ずに全てクローンとのこと。その他園芸種の白花彼岸花・交雑種の黄花彼岸花があり、他の植物たちと生き方が全く逆で、彼岸の時期に一斉に開花し一週間程度で、枯れて姿を消してしまう不気味な生き方に魅力を感じると言われています。
藤沢の俣野庭園は四季折々の花木、草花が楽しめ、庭園広場には沢山のトンボが乱れ飛んで秋の風情を楽む一日でした。
園内には多くの大木がありましたが、キクイムシの食害で枯れかかった樹木がありました。ナラ、ケヤキなど導管のある広葉樹で、卵を産みつける導管があるため食害の被害が発生するとの事。産卵は短期間で倍、倍と増加しますので、被害樹木の焼却伐採が必要となり多大の労力がかかるようです。園内には研修生か沢山の植木職人が植木の手入れに励んでいました。
 ヒガンバナ
各種のヒガンバナ
常泉寺境内
広葉樹の虫害防止対策
俣野別邸庭園・広場