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世田谷一家4人殺害事件の各種報道記事ファイル

母親が介抱?ティッシュに長女の血 世田谷一家殺害事件

2007-01-25 | 世田谷-2006年報道
[2006年12月31日10時05分 朝日新聞]

 東京都世田谷区で00年12月、会社員宮澤みきおさん(当時44)一家4人が自宅で殺害された事件で、現場に長女にいなさん(同8)の血が付着したティッシュが落ちていたことがわかった。母親の泰子さん(同41)が自らも傷を負いながら、にいなさんを介抱するのに使ったとみられる。警視庁は、泰子さんの動きに気づいた犯人が再び2人を襲った疑いもあるとみて調べている。

 成城署捜査本部の調べでは、泰子さんとにいなさんは、2階廊下で倒れていた。2人はロフトにいたところを襲われたとされている。ティッシュは、泰子さんがにいなさんの出血を止めるのに使った可能性があるという。

 同本部は、泰子さんはにいなさんの手当てをした際、まだ致命傷を負っていなかった可能性があるとみている。犯人が2人を襲った後にいったんその場を離れたが、ティッシュでにいなさんの傷の手当てをする泰子さんの動きや物音に気づいて再度戻り、2人に致命傷を与えたことも考えられるという。

 また、現場に残されていた犯人の血痕などから採取したDNA型が、日本人には少ない型とする専門家の意見があることもわかった。捜査本部は、犯人が外国人や混血の可能性も視野に入れている。情報提供を呼びかけるホームページの内容も今月、英語、中国語、ハングル版を新たに開設し、外国人にも協力を求めている。

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