kinopop最近の出来事

やんちゃぼーいの日々をつづった日記
毎日は更新できないけど 温かい目で見守ってください

木下哲男物語④誕生日

2009-12-09 16:24:30 | Weblog
小学生6年の俺の前で
兄貴が弾いた
エックスの「紅」や長淵の「乾杯」
コード(和音)を使うことによって
簡単にギターが弾けるようになる

それまでまったくギターい興味がなかったが
さすがに衝撃を受けた

びっくらこいた
ハンバーグで言うなら
びっくりドンキーだ

でもそのころのファミレスと言えば
すかいらーくくらいしかなかった

ドレミファソラシドしか弾けない俺だが夢中にギターを練習し始めた
と言っても小学生にとって遊ぶことが大事だと知っていた俺は
四六時中外で遊び
時々夜ギターってなもんだ
そんなある日学校で
女子に言われた
「今度鳥羽先生が誕生日だからなにかやってよ」
鳥羽先生とは俺の担任の先生で見た目は水前寺清子みたいに短髪のやせたおばちゃんだ
ぜんぜん仲良くないし
良い先生なのか嫌な先生なのかも考えたことがなかった

一度だけすげーー怒られたことがある
読書の時間で図書室にみんなで本を読んでいた時
俺は体育で使う紅白の帽子のゴムの部分を持ってブンブン振り回していた

強風が生まれるほどぶんぶん振りまわしていた
NASAが見ていたら
風力発電に役立つと俺を風車の都スイスに呼んでいたかもしれない
そのくらい紅白帽子を振りまわしてたら

鳥羽先生が「そんなに帽子をぶんぶん振りまわすなら図書室から出て教室に戻ってやりなさい」って大きな声で叫んだ

俺はバカだった いま思えばバカだった そのあと俺はこう言った「え?いいの教室戻っていいの??」なんて生意気な口を叩いた

その言葉に切れた鳥羽先生はそりゃ怖かった
NHK紅白歌合戦で「365歩のマーチ」を歌ってる時の水前寺清子そのものだった

紅白帽子を振りまわす俺
紅白歌合戦で歌う鳥羽先生
俺は涙を小さな瞳いっぱいに浮かばせ
帽子をぶんぶん振るのを止めた

クラスメイトの女子の言葉を思い出した
「先生の誕生日でなにかやってよ」
俺はギターを先生の前で振り回すことを決めた
帽子の代わりにギターをボンジョビ並に振り回すと決めた
それが俺なりの「先生叱ってくれてありがとう」だった
ドレミファソラシドしか弾けない俺が
いったい何を弾けばいいんだ
なんて後にも先にも考えてなかった

ただ
ただ
目立ちたかっただけだ

周りの男の子はみんな野球部やバスケットボール部やスポーツに夢中だったが
俺はそんな彼らにロックの風を吹かせたかった

周りは光源氏やおニャンこ倶楽部、中山美穂、浅香唯に夢中だったが
俺はボンジョビの風を吹かせたかった

あの頃 アクシアというメーカーのカセットテープのコマーシャルでボンジョビが出ていた時の胸毛がすごかったボンジョビを周りに知らせたかった
(今は胸毛は脱毛してます)

一週間後これが人生初ライブになるとはだれも予測していなかった・・・続く



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2 コメント

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いい天気。 (いち)
2009-12-10 10:12:55
ミュージシャンじゃなかったら
今何の仕事してたと思う?

もうすぐX'masだね☆″
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Unknown (キノポプ)
2009-12-12 00:18:14
いち!!よい質問だねえええ

しかし悲しい事に俺の中ではまだ「ミュージシャン」じゃああないんだよおお

ミュージシャンと呼べるにはまだまだな気がして まだ未熟だぜ

ミュージシャンじゃなくてミュージションかな
いまは

もし音楽してなかったら
普通に家族がいて子供がいて犬がいて
って生活か

海外に行ってるかモナああ
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