柴犬クッキーの散歩道

僕の名前はクッキー犬のようだ。
散歩だいすき。こたつだいすき。
さみしがりやのボンボンです。

このうちに来た時の僕

2006-01-17 14:54:40 | Weblog
僕がこのうちに来たときのお話をいたしましょう。
これがそのときの僕の写真です。

ぼくの名前はクッキー、人だと思っているが、どうしても犬のくせが出てしまうのでたぶん犬だ。
投げられたボールを思わずとってきてしまう、落ちているものの匂いをかいでしまう。
スリッパが大好き。電信柱に後ろ足が上がる。
知ちゃんに飼われている犬だ。
知ちゃんに飼われているけど、お母さんにご飯はもらう。

今日は、雨で窓ガラスについている水滴が玉になって滑り落ちている。
外に出たくてたまらないけど濡れるとくさくなるとかでだされないでいる。
いらいらしてテーブルの足をかじっている。
ガリガリやっているとお母さんに怒られる。
しかたなくコタツに逃げ込む。
こたつはあったかくて気持がいい。猫じゃないけど、僕はコタツが好きだ。ついついうとうと眠ってしまう。
けど熱すぎるとでてきて、そこいらでだらりとなってしまう。
それを見てお母さんは病気じゃないかと心配してくれる。
やさしいお母さんだ。
でも僕は知ちゃんに飼われているのだ。たぶん名目だけだが。

今日は朝からコタツの中だ。
やっぱり眠くなって寝ていると誰かが急に、足を突っ込んできた。
キャイン
おもわず声をだしたしまった。
知ちゃんだ。
学校から帰ってきた高校生の知ちゃんだ。
僕を飼っている知ちゃんだ。
遊んでくれとコタツから出て、知ちゃんのうでに噛み付いてみる。
知ちゃんは、いやんといいながら僕を抱きしめてくれる。
僕はいいきになって、いろんなとこを噛み付きまわる。
知ちゃんはぎゃあぎゃあいって逃げ回るが、そんな僕をかまってくれる。
ふざけが過ぎると誰かが足をひっぱって、知ちゃんから引き離される。
そして、ばしんと一発頭をたたかれるのだ。
これが、やっちゃんだ。
やっちゃんは。毎朝僕を散歩につれていってくれる。でもうちの中で騒ぎすぎると、いつもばしんとたたかれる。ちょっと怖い。

ああ、はやく雨があがらないかなぁ。
ぼくが窓から外を見ていると、大きな虹がでていた。
「よし散歩いくか」やっちゃんがそう言った。
僕は、一目散に玄関に走り、青いマリンブルーのリードをくわえた。

でも僕は知ちゃんに飼われているクッキーだ。