大切な友人とまたお別れした。
そいつとのこと思い出して辛くなった
ひとりでは行きにくいからと言われて何回かラジウム温泉に付き合った。
帰りには二人でアイスクリームを買って食べた。
私が食べている様子を可笑しく写メールして
他の奴を笑わせてた。
1度目の手術をして仕事に復帰してからのある日、仕事で遠出した。
途中のサービスエリアで胃袋が無いのにも関わらず、
油っこいの頼んでビックリさせた。
さすがに食べれずパンを買って食べ直してた姿が可笑しく思えた。
帰りには体力が無くなってクルマの後ろで寝てたよな。
あの頃も体中に激痛があったんだね。
2度目の入院で顔を見にいった。
直ぐに戻るからと笑って答えてた。
3月のはじめ入院先から突然電話してきて
「体中が痛いぞ!」って
ただ話を聞くだけでこちらからは頑張れと言えない。
それからはくだらないメール合戦してた。
先週、また電話があった。
だけど着信が分からなかった。
思いきってかけなおしたけど通話はできなかった。
親族から最後までモルヒネを断っていたこと聞かされた。
体中が針で刺されたように痛がってたと教えてくれた。
家に帰ること、仕事に復帰すること強く臨んでいたんだ。
くだらないメールの最後はいつも「頑張るよ」
通夜のとき驚く程の参列者に少し妬けた。
自分より15才近くも若くて逝った彼を改めて尊敬した。
そして生き抜くために彼が残した句
「二度と無い人生だから・・・」