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2014

2014-02-17 22:37:56 | 鳥(Birds)


キマユシマヤイロチョウ(Pitta guajanus irena)  Banded Pitta


A Happy New Year 2014!!
今年も本サイトをよろしくお願いしますね。

年末年始はタイへ鳥見旅行へ行っていました。
写真は...今回のタイ旅行の目的のひとつでもあったキマユシマヤイロチョウです。
ボルネオに生息する亜種は胸から腹が黄色と青のバンドで眉斑の後方もレモンイエローなのですが、タイの半島部からスマトラにかけて分布するこの亜種 P. g. irena はご覧の通り特に美しい羽色をしています。
帰ってきてからしばらく忙しく、もう2月に...。今年はどんな生き物に出会えるか楽しみですね!



【Krabi, Thailand(タイ,クラビ)/30th Dec. 2013】


カササギの町

2013-12-24 00:05:46 | 鳥(Birds)


カササギ(Pica pica serica) Black-billed Magpie

大授搦(だいじゅがらみ)の干潟でシギチやズグロカモメ、ツクシガモを見た後、堤防を越えて駐車場に戻ると、夜明けにいたバイク乗り達は去った後で、代わりにに2羽のカササギが遊んでいた。
ふわりと飛翔した時には静止時には見えない初列の白色が目を引く。

さすが佐賀県、この後この町のいたる所でカササギを目にした。
















キバラガラ(Periparus venustulus) Yellow-bellied Tit


カササギを見た後には佐賀から福岡まで戻り、初日に訪れた公園へまた足を運んだ。
今度こそラストチャンスと意気込み探せど、目的の1種が見つからない。けれど諦めるわけにはいかないので、公園中の鳥という小鳥をチェックしていく私。決まった場所に出てくる鳥ではないので、遭遇するまでひたすら歩き続ける他に方法が無いのだ。
そして最後にはやっと、藪の中に潜む1羽のキバラガラを見つけた。こうしてこの日も半日ほど公園を歩き回った私は、この日どんな散歩客よりもこの公園を歩いたことであろう。



【Saga-pref. & Hukuoka-pref., Japan(佐賀, 福岡)/14th Jan. 2013】


西の干潟の主役たち

2013-12-05 23:21:48 | 鳥(Birds)


ツクシガモ(Tadorna tadorna) Common Shelduck


採餌に夢中なツクシガモが顔を上げたところを見ると、嘴にも顔にも腹にも、べったりと泥を付けていた。
決して羽に泥を付けないシギチ達と比べて、このツクシガモはなんだか滑稽に見える。まるでスパゲッティを頬張り、顔と服にミートソースをたくさん付けた人間の子どものようだ。
大授搦(だいじゅがらみ)の干潟にはたくさんのツクシガモが飛来していて、ツクシガモの群れとシギチが疎らに散らばるこの干潟の風景は、関東の干潟を見慣れた私からすると実に新鮮なものに映った。












ダイシャクシギ(Numenius arquata orientalis) Eurasian Curlew




ツルシギ(Tringa erythropus) Spotted Redshank



【Daijugarami, Saga-pref., Japan(佐賀)/14th Jan. 2013】


縹色の空にヒラリ舞うサンダース

2013-12-03 07:01:37 | 鳥(Birds)


ズグロカモメ(Larus saundersi) Saunder's Gull


大授搦(だいじゅがらみ)の干潟には、この日6羽ほどのズグロカモメが飛んでいた。まさに九州ならではの光景である。
長い翼でフワフワと独特の飛び方をしながら獲物を探し、カニを見つけては干潟に降り立ちすかさず嘴で押さえつける。
個体によっては、干潟をてけてけと歩きながら目線をずっと下に向けてカニを探すものもいた。
カニを探しながら私のすぐ目の前を平然と横切る成鳥と目が合ったが、顔が丸く嘴が短いためなんとも可愛いカモメだ。
静止時に初列がほぼ一様に黒く見え、雨覆と三列に褐色斑がある1Wも半数ぐらいいた。































【Daijugarami, Saga-pref., Japan(佐賀)/14th Jan. 2013】


蒼の干潟、ミニチュアの世界

2013-11-27 21:41:32 | 鳥(Birds)


ツクシガモ(Tadorna tadorna) Common Shelduck


2日目の夜のうちにさらに九州を南下した私は、3日目の朝を駐車場の車中で迎えた。
夜明けと同時ぐらいに着くと考えていたが思いの他早めに到着したため、辺りはまだ真っ暗。
私は暖房を付けた車内で夜明けまでに起きるつもりで居眠りを始めた。

しばらくして目が覚めると、何やら改造バイクで爆音を上げる連中が同じ駐車場で騒いでいた。
普通なら眠りを妨害され「鶏冠にきた!」となるところ、今回は彼らの爆音に感謝せねばなるまい。というのも、目覚ましにセットしたアラームは寝ぼけた私によって既に停止、夜もすっかり明けていたのだ。

慌てて起き出した私は堤防を越え、初めて訪れた大授搦(だいじゅがらみ)の干潟に臨んだ。
大授搦は今まさに干潮、泥の上に水がひたひたの状態。少し曇った青白い朝の空を鏡のように映して、まるで地上にも空があると錯覚してしまいそうな、世にも見事な景色をつくり出していた。

よく見ると、その青色の干潟の上には無数のシギ、チドリやカモ達が散らばっている。
広大な景色の中に動くツクシガモを双眼鏡で捉えた時には、まるで巨大なジオラマの中で動く小さなクレイアートでも見ているかのような気分になった。




ハマシギ(Calidris alpina sakhalina) Dunlin




ダイゼン(Pluvialis squatarola) Grey Plover







【Daijugarami, Saga-pref., Japan(佐賀)/14th Jan. 2013】