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Cinema-memo

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「クラユカバ」記憶の迷路を彷徨って

2025年06月06日 | ☆☆☆

大帝都北部、城北工業地帯の突端にある扇町のサクラ小路。

そこにある「大辻探偵社」の荘太郎(声:神田伯山)は昼寝をしていた。

そこに、情報屋の少女ミウラサキ(声: 芹澤優)がやって来る。

サキは、行方不明の老人真鍋の捜査のひと月分の情報料を請求するものの、

肝心の報酬が未払いなのをいいことに、荘太郎はサキの要求を断った。

旅の見世物座の運ぶ喧騒を扇町の駅前でぼうっと眺めていた荘太郎に、

記者の稲荷坂(声:坂本頼光)が儲け話を持ち込んできた。

それは、最近世間を賑わせている集団失踪事件の調査依頼。

それにどうやら、浮浪者とゴロツキの巣窟、警察力も及ばない地下世界「クラガリ」が関係するらしく、

しかも、自身の調査中の真鍋氏の失踪案件も、その一人になっている事を知り、

情報屋のサキにクラガリの先行調査を依頼することにした。

そして荘太郎の元に、地下ギャング〈福面党〉からサキの帽子と共に身代金請求の書状が届いた……。

☆大正やら昭和初期的な香りのする都市を舞台に、混沌とした地下世界の冒険譚。

古い蔵の湿ってかび臭い、くすんだ空気感と、昭和レトロなフォント使い

活弁とか講談とか、活動写真とか、冒険活劇というワードが似合う感覚。

父の記憶と、地下世界「クラガリ」と、暗躍する地下ギャング達

伏線かと思いきや、特に解決のしていない“管狐”のこと。主人公と「クラガリ」の因縁

父の失踪の秘密や“見世物座”など、終わってからもあれこれ気になるものの、

キャラクターの造形も音楽も、汽車や戦車のわちゃわちゃ感が魅力的画、雰囲気に合ってた

時々こういう「スチームパンク」&「レトロフューチャー」な世界観に浸るのも楽しい

キャラや場所は被らないものの、同じ世界観で作られている「クラメルカガリ」(2024)がある。

☆☆☆

「クラユカバ」2024


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