キムの上海日記 (外伝)

2004年10月から上海に赴任。中国でのExcitingな生活を日記として掲載。

奥林匹克運動会 始まり~

2006年02月13日 02時11分35秒 | Weblog

キムです。

なんだか週末はしゃぎ過ぎたようでまた風邪をぶり返しそう。昨日の朝一番でテニスやった時は絶好調だったのに・・・。お陰で全身筋肉痛とちょっとした寒気に苦しんでおります。今週末は久しぶりの上海の週末を楽しめました。やっぱりなんだかんだ言っても地元で遊ぶのもいいもんですね~。マッサージにも行けるし。マッサージの帰り際にちょっと美味しいパン屋を発見。日式とはちょっと異なるけど、フランス式のしっかりとしたパンです。以前日記にも書いたことがあるけど、中国のパンレベルは本当に酷い。その上、菓子パンみたいのが多く、中華風にアレンジされちゃってるのよね。一番多いのが、何かの肉を鰹節状にしたものをコッペパンにまぶしてるようなパンね。あれは本当に不味そう。何度もチャンレジしようと思うんだけど、あれを造っているところを見たりするとその得体の知れなさにどうしてもしり込みしてしまう。今度誰か来たら騙くらかして食わせてみるかな。

ところでいよいよ始まりましたね、奥林匹克運動会(オリンピック)。夏のオリンピックも楽しいけど、スキーヤーの俺としてはやっぱり冬季のアルペンは楽しみ。一概にスキーって言っても、フリー、ジャンプ、複合、バイアスロン、アルペン等々やたらと多くの種目があるけど、ただ雪の上やるってだけで、全く違う競技なんだよね。だから、幾らスキーヤーっていっても、申し訳ないがジャンプなんか見てても全く面白くないんだよね・・・。ジャンプは昔から日本選手が活躍しているので、日本でも有名なんだけど、よくあの競技をみながら感情移入できるな~って不思議に思ったり。なんでかって言うと、一般の人は人生でジャンプなんかしたこと無いだろうから(俺ももちろん無い)自分の感覚として何が凄いとか凄くないとかって分かりづらいんではないだろうか?と思ってしまうわけ。この助走ヤベ~よ、とか、流石に彼の踏み切りは違うな~なんてコメントは当然出て来ない訳で、跳んだ後の結果しかないように思えるんだよな。どう?もし仮に数年前から出回っているあのCGのようなジャンプがあったとしたら、観ているだけで面白いだろうから、いいだろうけど。その点、アルペンとか、フリーってのは一般の人でもスキーの板を履いたことがあればちょっとは共有できる感覚だと思う。共有できるってことは、いかにオリンピック選手が凄いか?って事が分かるってことだ。例えば今日行われてたアルペンの滑走(ダウンヒル)って競技はすっごく簡単。何が簡単って上から下まで滑り降りてその速さを競うだけなの。当然滑走するコース自体はポールによって規定されているんだけど、まあ迷うような事はまず無い。だから定められたコースを以下にロス無く滑り降りるかが勝負ってこと。つまりやる事自体はそんなに難しいことがじゃ無いってことよ。ただし、そのコースが半端ではない。普通の人間から見れば崖としか思えないような「コース」を直滑降で滑り降りるのだ。長野のコースを滑ったことがあるが、とても板を揃えて谷に向けることが出来ないような角度の斜面だ。当然ながら、山用のブーツにアイゼンつけてても立ってられないような斜面を想像できるだろうか?そんな斜面を全速力(時に130KMものスピード!!)で滑り降りる彼らの頭の神経は少なくとも3本は切れてないと滑る事など出来ないのだ。つまりほんもののオンブレ!って訳よ。何の動力も利用せずに体だけを使う競技としては最速の競技の一つだろうと思う。当然ながら失敗すれば最悪死んでしまうこともあるしね。長野の滑降では優勝候補だったヘルマンマイヤーって選手がコースアウトして何十メートルもふっとび何針も縫った映像はまだ記憶に残っているだろうか?まあ、彼はそのあとSGとGS競技で金メダル取っちゃうんだけどね。山の上から下まで利用する長いコースってのはそうそうすべる機会は無いんだけど、俺も国内の大会に数回滑ったことがある。腰が1mくらい後ろに引けてオシッコちびりそうだったのを覚えているな~。

アルペン初心者向けの説明にちょうど良いHPを見つけたので載せておきます。
http://www2.asahi.com/torino2006/howto/TKY200512260196.html


今日はちとばかり熱い俺のスキーヤー魂を述べてしまいましたが、大きな問題が一つ・・・それは中国でオリンピックを観れない!ってことだ。俺の家にはローカル+衛星併せて100チャンネルくらいの番組を見れるんだけど、そのどれでもオリンピックやってないのよ!!そんな事有りうるか?なんだこの関心の薄さは?これで本当に北京でオリンピックやるつもりか!と悪態をつきつつ、頼みのNHKに廻すも、海外の放送権とやらで映像を流す時間が限られているらしく、俺は開会式さえも見ることができずにいる。朝、昼、晩と全部のチャンネルを廻すも全くやっている気配なし・・・。諦めかけて寝る前に(今だけど)最後のチャンスと衛星を廻していたらなんと韓国テレビでやっていた!しかも観たかったアルペンダウンヒルだ!と喜んだのもつかの間、当然ながら全ての解説は韓国語。まあ、それは仕方無いとしても、出てくる選手の名前がぜ~んぶハングル。おーい、これじゃ誰が誰だか分かんねーよ!たまに映る英語の名前を見逃さないようにするのが精一杯で、競技に集中できない。なにやらストレスが溜まりつつも、観れないよりはいいかってことで消化不良ながらも納得。しっかし、この国のオリンピックへの関心の薄さは凄いなあ。中国の選手も活躍しているはずなのにね・・・不思議だ。


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