母から娘へ、そして孫へ

きものが素晴らしいと思う大きな理由のひとつ
「長い期間、受け継がれるということ」

成人式などで新成人のお母様が
「私の成人式のだから、恥ずかしいのですが・・・
大丈夫でしょうか・・・」
と心配そうに振袖を持ってくることがある。
私は嬉しくなり「ぜひ着ましょう！」と強くオススメする
だって素晴らしいじゃない！
大好きなお母様の思い出の着物が娘に繋がるって
そして、お写真を撮り
「ぜひ、おばあちゃんに写真を見せてあげてね」と。
私もいつか娘に出来たらいいなあと願う。

そんなことを思いながら
数年ぶりに壺の柄の小紋に袖を通した。



母が独身時代にこれを着て父と出かけたらしく
その時のことを父はよく覚えている、らしい。
そう思うと嬉しい

ちょっと派手かな、赤すぎるかな・・・と敬遠していたが、
そんな心配をせずに着ようかなって思う。
母から娘へ・・・、義母から嫁へ・・・
着物ってやっぱり素晴らしい