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オレンズネロ限定色「ガンメタル」を11ヶ月使った感想

2022-01-13 23:06:00 | レビュー


こんにちは。今回は、旬が過ぎすぎているかもしれないが、オレンズネロのレビューをしていく。

オレンズネロといえば、5年くらい前に発売されたオレンズシリーズ最高峰のシャーペンで、知らない文房具好きはいないほど有名なペンだと思う。

何でこんなに有名かっていうと、それはやっぱりノックもフリフリもせずに、書くだけで芯が出続ける「自動芯出し機構」が搭載されているからだろう。
ここにオレンズネロの全てが詰まっていると言っても過言ではない。

発売当時は人気がありすぎて手に入れるだけで苦労した。

オレンズネロはラインナップが色々あって、芯径は0.2,0.3,0.5mmの3種類、さらに0.2,0.3mmにのみ限定色のガンメタルとブルーブラックがある。因みに全部自動芯出し機構はついている。

このオレンズネロは限定色ガンメタルの0.3mmで、去年の2月に購入した。ほぼ毎日使いながらこの11ヶ月を共にしてきた。

ということで、前半はレビュー、後半は感想って形でやっていこうと思う。

※自動芯出し機構についてはレビュー後半に書いてあります


•外観
まずは外観


形状はノーマルのオレンズネロと全く同じ。ただ軸の部分の塗装が違う。

ガンメタルという名前からすると、何となく金属的でメタリックで…って感じがするけど、実際見てみると、まあまあ金属感はあるんだけど、本物の金属のような重厚さは無い。

どうやって塗装しているのかは分からないけど、見たまんまの印象を伝えると、「グレーの塗装の上にキラキラしたラメを振りかけた」って感じ。

ただラメにアルミニウムが使われているおかげか、持った時にひんやりとした感覚はある。
こういうところはほんとに金属みたいで凝ってるなーと思う。

塗装自体はしっかりしてて、今現在も剥がれているところは無い。

軸の真ん中は細くなっていて、「pentel」の刻印が刻まれている。
控えめなロゴ好きよ。
•スペック
続いて重さとか寸法とか測っていこうと思う


重量は17gで、100円2枚+500円1枚の重さとほぼほぼ同じ。ちょいとずっしりするくらいの質量感。

これくらいなら書いてて疲れることもない。



長さは、先端のパイプを閉まった状態でおおよそ14.2cmくらい?



パイプを出すと14.5cmくらいになる。

軸の太さと長さの比が個人的にストライクゾーンでカッコヨイィ。

重心はやや低重心となっている。



軸は分かりづらいけど正12角形になっていて、
持ち手部分の滑り止め加工や低重心設計が相まって書きやすいペンに仕上がっている。

•分解する
このペン、内部加工が複雑なのであんまりバラしたくないんだけど、記事の内容を濃くするためにもここは一つ覚悟を決めよう。





諸事情あって芯タンクにガムテープを貼ってるけど、本来ならば何もない。

軸は前後つながっていて、一体になっている。樹脂製なので軽い。
消しゴムにクリーナーピンはついていない。
0.2mmのオレンズネロなら付いている。

そして自動芯出し機構の要の、芯タンク先端と口金。内部には、おそらく世界最高クラスの複雑さの機構が入っている。非常に精密なので、触ることすらはばかられる。

芯タンクに付いている2つのバネとか、口金にある可動式のパイプとか、そう言うものを組み合わせてオレンズネロが出来ていると思うと、もはや畏怖する。

黒鉛が溜まるだけで動作に支障が出る恐れがあるので、定期的に掃除はしたほうがいい。
自分はザボってるけど。
精密さゆえに、壊れやすいので慎重な扱いが必要。
•書く



ノック感は結構いい。ノックは一回しかしないのに、そこの質感も高めてるのはすげーなーって思う。

書き味はガイドパイプのせいで劣化しているはずなんだけども、全然悪くない。むしろいい部類な気がする。
ガイドパイプの先端が滑らかに加工されていて、パイプのおかげで割と筆圧高めに書いても芯が折れないでしっかり書けるからかもしれない。それとも普通に慣れただけ?

自動芯出し機構はやはりすごい。低重心だったり滑り止め加工だったりも相まって数学の試験でさえ一度もノックせずに、手放さずにやり切れる。
この機構の便利さにハマってノックが億劫になり、普通のシャーペンが使えなくなるくらいには革新的な機構。いろんなシャーペンを平等に使っていきたい人は買わないほうがいいかも。ネロ沼にハマるぞ。

やはりオレンズネロの怖いところは、「不快感なく書けるのにノック不要」ってところだと思う。

ライバルにパイロットのS30だったりオートマックだったりがあるけども、奴らは耐えられないほど書きづらいごみ。
そんな”書きづらい”という自動芯出し機構の弱点を克服してしまったのがオレンズネロ。
もうほんとにあの、すごい(語彙無)。
•比べてみる
通常色ともう一種類の限定色ブルーブラックと並べてみると、、、


こんな感じ。こう3色並べてみると結構違うのがわかると思う。
個人的にはブルーブラックが1番好き。藍色のようなダークな青に、艶のある質感。光の反射具合で青く見えたり黒に見えたりして美しい。あー好き。

質感でいくとブルーブラックが1番ツヤツヤしてて、ノーマルオレンズネロはマットとツヤツヤの中間的な感じ。ガンメタルは岩石的な印象。

言った通り自分はブルーブラックが1番好みだけど、限定色は軸だけ色が違うせいで統一感は失われている。なので色がごちゃごちゃしているのが嫌いって人はノーマルのオレンズネロがオススメ。

蛇足だけど、0.2mmのオレンズネロは、ノーマルは4年前、ブルーブラックは2年前に買って両方ぶっ壊れてます。これについては後で詳しく。
おまけ:自動芯出し機構について
“自動芯出し機構ってなに?どんなの?”
って人のための解説コーナー。

ここまで全部読んでくれたレアな人ならわかると思うけど、まあ自動芯出し機構ってのは読んで字の如く「自動で芯を繰り出す機構」
オレンズネロはなんとノックをしないでも勝手に芯を出してくれるんだ!親切だよね〜。

どうやって動くのか気になる人のために、その仕組みをほんと簡単に説明する。

まず、一回だけノックをしてパイプを出す。



次に、パイプに爪をかけると、、





芯はそのままにパイプだけが引っ込む。

最後に爪を離すと、、



ホラ、芯が伸びたでしょ?

この動きを爪の代わりに、紙面でやって芯を繰り出してるワケ。
パイプに爪をかける動きにあたるのが
書くときにパイプを紙面に当てることで、
パイプから爪を離す動きにあたるのが
一画書くたびにペンを紙面から離すこと。

以上、簡単な説明でした。


•11ヶ月使った感想


ということでようやく、11ヶ月使った感想を書いていく。
結論から言うと、

「良いもの」だけど「おすすめ」ではない。

“どゆこと?”って思うと思うので、
その理由を説明するために、まず自分が思うメリット•デメリットを挙げていく。

※上から下に行くほど重要度は下がり、太字は重要度が比較的高いことを表す。
<メリット>
•自動芯出し機構搭載
•0.3mm芯なのにガツガツ書ける
•書きやすい(低重心,軽量,書き味○)
•かっこいい
•ノック感がいい

<デメリット>
•壊れやすい
•手入れが必要
•替え芯が高い
•芯が早めに切れる
•高い(¥3000+税)




てことで、「良いもの」だけど「おすすめ」じゃない理由だけど、

自分的には上のメリットデメリットがあって、メリットがデメリットを上回ると思ったから「良いもの」って結論だけど
デメリットが結構デカいので「おすすめ」はできない、ってことなんだよね。

ここでさっきちょっと触れた、2本オレンズネロが壊れてる件。
1本目は自分で壊しちゃったから問題外なんだけど、2本目は一年使ったところで勝手に壊れたんだよ。
毎日毎日使い込んでたから、多分何かの部品が取れたか、芯の黒鉛が付着しすぎて機構がイカれたか。とにかく、
オレンズネロは精巧であり、繊細なんだ。
それが最大の欠点。
今のところ不具合はないけど、過去の経験からしてこのオレンズネロもいつダメになるか分からない。よってオススメはできない。
だけどもやはり自動芯出し機構は超超便利なので使わないわけにはいかない。なので壊れても何本でも買う。もう依存症だな。

あと地味に嫌なのが替え芯のコスパが低いこと。0.3mm芯はたった15本で200円する。それなのにすぐ切れるからコスパがカス。
そういう意味では0.5mmのオレンズネロは案外おすすめかもしれない。書きやすそうだし。
•まとめ
これまで言ってきたことをまとめると
すごく便利ですごく脆い
こういうこと。オレンズネロの自動芯出し機構は本当に凄いから試して欲しいけども、買うかどうかは自己責任で。一応1年保証書はついてるけど、たった1年。みじか。

すごく便利ですごく脆い

オレンズネロに関しては、この言葉だけでも覚えて帰ってほしい。


ってことで長くなったけどここらで終わりることにする。最後まで見てくれてありがとう😭

オレンズネロ Amazonリンク↓

2021年1月11日野原工芸 オンラインストア再開に際して

2022-01-12 21:44:00 | 日記
先日突如としてリメイク復活が宣言された野原工芸オンラインストア。
再開から三時間足らずでシャーペンはほぼ売り切れると言う人気ぶり。
私は、、、
































ギリギリで買うことに成功!!納期はいつかわからないけど、届いたら記事にしようと思う。何の木かは秘密。

カヴェコペンシルスペシャルブラック0.5mm を学生レビュー

2022-01-10 21:48:13 | レビュー


 
初記事でございまする。
書きやすいことで有名なカヴェコペンシルスペシャル。ずっと気になっていて、先日伊東屋に出向いたら売っていたので買ってしまった。価格は¥5000+税で結構高い。そんなカヴェコペンシルスペシャル、詳しくレビューしていこうと思う。
•梱包




デカデカとカヴェコのロゴが書かれた黒いカバーを外すと、ゴージャスでレトロな金ピカの缶ケースがお目見え。しっかりと缶感がある。




開けるとこんな感じ。ステッカー、説明書、ペンなどなど入っている。
 地味に蓋にエンボス加工がされていて遊び心もある。お洒落。
•ペン本体


こちらがペン本体。第一印象は、「かっこええ」。フルメタルボディだし、クリップすらついていない究極にシンプルなデザイン。なかなかイカしてる(と思う)。ペンの本質だけ取り出して固めたような、そんな感じ(?)
 ガイドパイプも付いててペン先の視界も良好。



長さは14.5cmくらいで、この軸の太さにしては少し短い印象。

重量は15g。100円玉三枚分と大体同じ重さ。フルメタルボディにしては異常に軽い。
持ってちょっとビックリするくらい軽い。
 だが人間もペンも、軽いは正義。取り回しがしやすいし書いてて疲れないんだよね。


重心は低重心設計で、書くのに向いている。画像の赤線はテキトーに引いたのでなんの参考にもなりません(なんやねん)。
•分解してみる


ぶち壊さないように慎重に分解。キャップとペン先部品にゴムが付いていて、取るのに一苦労した。このゴムたちが部品をしっかりホールドしている。
 ネットの情報だと、黒いペン先の部分はさらに分解できるっぽいんだけど、かなり硬くて開けられなかった。ごめん。
 芯タンクは樹脂製,ペン先は真鍮製,持つ軸はアルミ製と、なかなか多様な材料で出来ている。
 ペン先だけに重い金属を使用して低重心を実現しているっぽい。



アルミ製のボディは八角形で、かなり薄く作られていて軽い。軽量化に一役買っていそう。
 八角形って持ちやすいの?って思われるかもしれないけど、これが想像以上に持ちやすい。指がピッタリフィットする感覚で、想像以上に持ちやすい(2回目)。
 塗装はマット塗装?で、手汗とかの汚れはちょっと目立つかも。

キャップにはカヴェコのロゴが入っている(芸が細かい)。
•書いてみる
ということでお待ちかねの書いてみるコーナー。
 デザインもイカしてるこのペンだけど、やっぱり購入した一番の理由は「書きやすい」らしいから。その実力やいかに…..


おぉ、コレハイイ…
これまで使ってきたシャーペンの中で一番書きやすい。
 まず、ペン先が一切ガタつかない。
書き味は30gオーバーのヘビー級にも引けを取らない、というかそれ以上に安定している。
 低重心設計かつ重さも控えめだから、取り回しが楽だし書いてて疲れない。
 さらに八角形の軸が握りやすいのなんのって。
 端的にまとめれば、
「重たいペンの安定感と、軽いペンの取り回しやすさ、そして鉛筆の持ちやすさを全部いいとこ取りした」って感じ。まあ要するに、
   最高に書きやすいぞ、これ。
•まとめ

<長所>
ゴージャスな梱包
•カッコいい外観
•しっかりした作り
•重くない
•最高クラスの書き心地 etc.
<短所>
•価格がやや高い
•若干汚れが目立ちやすい



色々と書いたけども、買いかどうかで言えば、自分は間違いなく買いだと思う。
価格は5000円と高めだけど、その価値は十分ある。買って後悔することはまずない。
唯一耐久性は未知数なのでそこだけが気がかりだけど、信じて今後もガツガツ使っていくとしよう。

ということで、ここらで終わろうと思う。
ここまで見てくれた方、ありがとう😭、見辛かったらゴメン。

それではみなさま、またいつか〜