氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
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385 三丁目の夕日

2006-08-31 12:09:16 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

385 三丁目の夕日

「三丁目の夕日」という映画のワンシーンだそうです。

駄菓子屋の店主で売れない小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)は飲み屋の女将(小雪)に恋心を抱いていました。

プレゼントを買おうにも茶川は貧乏でお金がない。せっかく借金までしたお金を訳あって、他のことに使ってしまいます。

クリスマスイブの夜、思い切ってプロポーズをしました。差し出したのは、指輪のケース。ところがです。ふたを開けると中身は空っぽ。

茶川は言います。
「今の僕にはケースを買うお金しかなかったけど、原稿料が入ったらきっと指輪も買うから」と。

女将は、少し無言のあとで、こう答えます。
「この指にはめてちょうだい」

茶川は、何も入っていないケースから、そっと見えない指輪を二つの指で摘み、彼女の薬指へとはめてあげました。


いい話ですね。現代の若者には、きっと信じられないかも知れませんが。
でも、形あるものにだけ価値があるのではありませんね。指輪は愛を信じる者にだけ見えるかもしれません。そう「見えないものにも価値がある」のですね。

明日への希望とか、淡い恋心とか、人への思いやり、勇気、心、愛・・・未来の自分
これらは、みんな形はなくて見えないけれど、人が人らしく生きてゆくために必要なものばかりかもしれません。

氣まぐれ剣士もいつも女房殿に、「物はなくても気持さえあれば」と言っているのですが、どうも女房殿は納得できていないようです。「気持ちも大切だけど、物も大切だって」やはり女房殿のほうが一枚上手のようです。

いかがでした。
次回もお楽しみに
以上