歯科診療室のアンソロジー

高田馬場の駅前にあるきくたけ歯科クリニックより,
その時々のお話を(*^_^*)

17歳

2008-11-24 00:57:21 | Weblog
昔々のアイドルの歌の話じゃもちろんなくて。


三連休の昨日,今日。
久し振りにテレビに釘付けになった。

石川遼。

今年のシーズンインの頃はマスコミに担ぎ上げられた,
文字通り,アイドルでしかなかった。
話題になるから目にすることは多かったが,
注目することもなかったし,
気に留めることもしなかった。


しかし,昨日の午後,
軽くザップした画面に飛び込んできた彼のアプローチに驚いた。
間違いなく,今,日本人で一番巧い。
そして,どこに飛び込んでしまおうと,
必ずグリーンを狙う二打目の迫力。


獲得賞金が一億に乗るとか乗らないとか,
もう,そういうレベルを超えている。

来年のマスターズが楽しみ,というだけだ。




カタール戦の快勝?
カウンターサッカーに徹すれば南アには行けるでしょう。
でも,3敗しに行くことに意味無いでしょ?
あのちびっ子3FWが世界に通用するFWならあの戦術で良いけれど…

サッカーでも驚くような17歳くらいのタレントが出現して欲しいものです。

モータースポーツ

2008-11-04 13:45:28 | Weblog
F-1を含めた数々の自動車レースが,
技術競争ではなくスポーツと呼ばれる所以。
今年の最終戦ブラジルは,
その要素の全てが凝縮されていた。


跳馬を駆る,フェリペの戦いは,
ハイダウンフォースを含めたチームの戦略,
天候の読み,ルーティンワーク。
もちろん,ドライビングも含めて全てが完璧だった。

車も,チームとしても,
実力では及ばないティモがドライタイヤに賭けたのも,
それがスポーツだから。
弱者が強者に立ち向かう術。

雨が降ったことではなく,
ティモが打って出たギャンブルから
ルイスの戦略の歯車は狂い始める。
1ポイントに泣いた去年の悪夢が再生されようとしていた。

目の前のセバスチャンとのバトルに中継が集中したCXの失態は置いておくとして,
ファイナルラップ,最終コーナーまで,
運とドライバーの腕っ節にかけたトヨタの勝負師ぶりは,
安全策にばかり流れがちだった最近のレースの中で,
キラリと光るモノだった。


結果,トヨタの思惑が外れ,
フェリペの家族のぬか喜びを演出し,
最後,本来ならば数戦前に決めていてもおかしくなかった,
ルイスが普通にワールドチャンピオンとなって幕を閉じた今年のF-1。


ポディウムの真ん中で,
泣き崩れることもなく,
気丈にも誇らしげにしてみせたフェリペばかりが,
印象に残った最終戦だった。