晴不耕雨読家庭菜園日記

常識。


江戸時代。

侍はもちろん、

町人や商人、百姓などの庶民だって、

みんな髷(まげ)を結っていました。


250年以上も泰平の世が続き、

戦に出て兜を被る訳でもないのに、

たしなみとして、

さかやきを剃っていた様です。




幕末から明治以降を生きた人たちは、

そんな徳川時代を思い出して

「よくもまぁ、

あんなめんどくさい髪型をしていたよなぁ」

と思った事でしょう。


しかし、当時の人達にとっては

それが当たり前で、常識だったのです。


現在、さかやきを剃り、髷を結い

袴などを着て街を歩いていたら

本気のコスプレイヤーとしか思われません。



信じられませんが僕が中学生くらいの頃は

悪い事をすると先生に殴られました。


当時はそれが当たり前で常識でした。


今、先生が生徒を殴ったら

暴力教師でクビになります。


「常識」とは、その時代、時代によって

コロコロ変わります。


10年前の常識が、

今は非常識という事が沢山あります。

逆に10年前の非常識が

今は常識という事も沢山あります。


なので今現在の常識が

数年後には「あの時は異常だった!」

という事もあるのです。


みんながやっているから

正しいのではありません。


「常識」イコール「正しい」

では無いのです。


あの人が言ったから。

テレビであの様に言っているから。

偉い学者がそうしろと言っているから。

そうやって「常識」は

形になっていくだけなのです。



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