けやき便り

クリニックの最新情報や治療法について

ビタミンDについて

2015-04-25 09:32:34 | Weblog
桜が一気に満開になり、盛岡にもようやく春が訪れました。

皆様、お花見には行かれましたでしょうか?

今回はビタミンDの役割についてご紹介いたします。

身体の中のビタミンDが不足すると筋力低下や骨格筋の委縮
によって転倒しやすくなることが報告されています。

海外の5つの臨床試験の結果によっても、ビタミンD投与をした
人達の転倒発生率は、投与をしていない人達に比べて20%発生率が
低いことが明らかになりました。

転倒発生の原因は筋骨格筋の低下が関与しています。
とくに筋肉量の減少、筋力低下は転倒リスクだけではなく
日常生活動作(ADL)にも大きく影響を及ぼします。

筋肉、骨を健康に保つことは、健康長寿を目指す上でとても
重要です。そのためにビタミンDの摂取が有効とされ、骨粗鬆症の
治療などに加えて病院でも処方することが多くなりました。

当院でも患者様に合わせてビタミンDの投与をお勧めしております。

また食品では、しらす・いわし・いくら・さけ等や乾燥のきくらげ、しいたけにも
多く含まれておりますので、食事の際にもうまく取り入れていってほしいです。