フーテン河馬日記改題きちがいかば日記

今朝の食事はお粥におみおつけ、昼はカレーうどんに焼きおにぎりとサラダだった。

　野にあってはかばは野生の河馬と同様大和川の河原の草を食わねばならない。
入院して初めてかばは人並みの食事が与えられる。したがって今日のお昼はとってもご馳走です。

　新たにブログを始めるにあたって、そもそもかばが何故かばになってしまったのか、少し語らねばならない。

　確か今を去る15年ほど前までかばは、たとえ病気であったとしても、たくましい産業労働者として人間性を失なわず仕事をしていた。
　
　しかしかばは勤めていた会社の女社長にパワハラ、セクハラの精神的、肉体的虐待を受けてたまらず人間止めてかばになってしまったのです。

　その後は餌場を求めて放浪し、泥水飲んで草を食む生活を続けてきたが、ある時奇特な方に出会いました。
そのかたこそ、ご存知天下の浅香山病院精神科相談室のP.S.W柏木一恵女史です。
女史曰く、あなたは人間やめなさい。そして国の特定絶滅危惧種に指定されたら食う寝るところ棲むところが国から保障されます､とのオススメによって殆ど失ってた最後の人間性をかなぐり捨てかばとなったのです。
　そのお陰で今は大和川河畔に立派なんで河馬舎と河原の広い餌場のテリトリーが保障されているので死ぬまでかばは大丈夫です。

　しかし病状が悪化すると優しい須藤良隆主治医の指示と柏木日本精神社会福祉士協会会長の助言で浅香山病院精神科に隔離されるのであった。

　隔離と言っても、アニマルかばが人間界に悪さする危険があると言うよりも、もっぱら希少アニマルかばを保護するためです。

　今回の入院は前回と違って開放病棟なので時間から時間迄出入自由自在です。お金さえあれば近くの駅前大通で映画を見ようとお茶にしようとかまわないのです。

　ところが残念なことにかばは人間のお金と言うものに殆ど縁がないので、結局病院周辺から外側に事実上出れなくなっています。

　明日から、朝起きてー・朝飯食べてー・朝風呂入ってー・10時のおやつ食べてー・昼御飯食べてー・お昼寝してーー・の気楽な入院生活を報告しますのでよろしくね。