ウナ・セラ・ディ大分

ふと思ったこと、感じた事、そんな暮らしの中のちいさな気持ちを綴ってます。気が向いたら読んでね。

それで救われる気持ち。

2009年04月30日 | Weblog
これが本当のウナ・セラ・ディ(夕暮れの)大分。





ガンダーラの方角が
あまりにきれいなので
導かれるようにして丘に登り
しばし眺めた。

すると、ふいに飛行機雲が
まっすぐである事の美しさを残しながら
刹那に飛んで行った。。。

俺は『あっ』と小さく声を上げたまま
そこから動けなくなった。

この思いがけない感動は
今日も一日『生かされた』という
謙遜な思いを俺の胸にきざした。

春霞棚引く
やりきれない感情を
このもやもやを
あの飛行機雲は
一緒に運び去ったかもしれない。
そう思っても許されそうな…
そんな美しさだった。


ありがとね、空。



土岐麻子 - Waltz for Debby (LIVE)















お見知りドライブ~湯布院~

2009年04月24日 | Weblog
それにしてもクサナギ君。

アイドルの悲哀を感じます。
おいらはアイドルじゃなくて良かった(笑)

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ビューティフルな水曜日
兄様と人通りも疎らな由布院で遊びました。

遊ぶのは初めてなんで『お見知りドライヴ』な感じです。

えっと、まずは腹ごしらへ。
こしらえるは『作る・造る』の意だから
食べたものが腹=その人を造るということか。
…あ、な~る。日本語って素敵。



選んだのはととや。
ここの親子丼は、少し濃いめだけど味が良いです。
半熟卵がふわふわで鶏肉もうまい。
これとは別に、女将が作りたての鶏飯を味見させてくれました。
こういうの、すごく嬉しい。。。

店を出たら
大分は国東の酒・西の関の箱に収まった猫を発見。
なんか気に入っちゃってさ。



少し歩いて金鱗湖。
温泉が流れ込んでて水温が高いから
冬に来ると、湯気がふわ~っと湖面を渡っててナイスです。
今はこんな風↓ガーガーと金鱗湖。

  

ん、緑もいい感じ。
長椅子でも置いてまた~りしたくなります。
なぜ置いてないの?(笑)いかん、俺様な感じに思われちゃう。

帰りに藤棚で有名な陣屋の村に寄り道しました。
たぶんこれは野田藤?
ここには紫、ピンク、白の藤がそれぞれ主張しながら咲いてます。



おいらはやはり淡紫が好き棚ぁ~。
ポリフェノールが含まれてて
しかも花粉症にも効くと聞いていたので
思わず公然でかぶりつきそうになりました。
あぶないあぶない。。。

ぃやっぱり、おんもはいいねぇ。
すっかり仲良くなったつもりの俺。
また遊ぼ、兄様。





柱とテレビと俺

2009年04月19日 | Weblog
タイトルが『部屋とYシャツと私』っぽい?

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テレビというものを見なくなって二月経ちます。
これがなくても暮らせるはず…急にそんな気分になり
思い切って同軸線を抜いちゃいました。 
紀子さんのご実家みたいでしょ(笑)
(ただの銀色の箱と化しています)

にわかに、これまでの時間をもったいなく感じるようになった。
あんなにTVっ子やったのに極端やな・俺。
よし!今後はTV中毒の事を「習慣的惑溺性」と、そう呼ぼう。

しっかし、時間って作れるもんやね。

買ったままのCDや本を丁寧にやっつけたり
以前読んだものを読み返したり
手紙を書いてみたり
料理をしてみたり
友達とスカイプしたり
家族といつもより長くおしゃべりしたり
それらに取って代わられても痛くも痒くもない。
いや、それどころか、生産性の高い活動は満足感を与えてくれる。

以前観たもの、読んだものを紐解いてみると
驚くべきことに、既視感・既体験感よりも、以前には感じられなかった要素が迫ってくる。。。
それが、長い時を経ることを許されてきた
名作の持つ力なんだろう。

以前と同じ物を観聴きして別の要素に感じ入るのは
その間に幾らかでも、得たり、学んだり、悩んだり、傷ついたりしたからだろう。
そんな風に感じる。

まるで、柱に成長の過程を刻むかのようだ。

飽きるまでは、しばらくこのナイスな生活を続けたいと思う。
世間からの近況報告は新聞とgoogleでチェックできるしね。

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ん、そろそろ5月が声を上げようとしてる。
一番好きな月です。

5月はいいよ。
風は薫るし・青田を渡るし・耳をくすぐるし
緑は芽吹くし・野山に萌えるし・沁みるしさ。

 ← 南禅寺


 ← おたふく


爽やかって言葉は、5月のためにあるような気がしてくる。
すがすがしいって言葉が
朝のために
そして、朝のような気分のために存在するようにね。


    

↑抹茶粉を空からまき散らかしたかのような5月の由布岳。

今年は近場で5月を楽しもうかな?
それとも・・・。










究極のロングライフデザイン

2009年04月08日 | Weblog

平屋の戸建てに憧れて久しい。
(但し、これは現実味のない種類のものである)


それは、西玄関で
炊事場は北向きでなければならない。
南側にお縁と小ぶりな庭が条件だ。
網戸の付いた木枠の窓も外せない。

その庭には、椿と朴の木、芍薬と幾つかのモクレン科の木。
こだわりだから、出来たら実生の苗から育てたい。
あと、猫の額ほどの家庭菜園用スペース。
何故か夏野菜が植えたくてしょうがない。
脇には、和洋のハーブたち。(どくだみは欠かせないだろう)

そして、『徒然草』の中で兼好法師が言うように
その家の中には用無き所が欲しい。

たぶん北側に作るのが妥当だと思われるそれは
将来において、書斎になったり、趣味の部屋になったり、
にじり口を作っておけば茶室にさえなるかもしれない。
そう、兼好法師は『見るも面白く、万の用にも立ちてよし…』と続けた。

壁紙には唐紙を使う。
自分の好きな言葉が書かれた『書』を掛け軸にする。
『柔和』とか『温和』とか『日々(にちにち)』とか『環』とか…
これは親友に頼んで書いてもらおう。

一輪挿しと投げ入れ用に数点の花器を用意したい。
(陶器、銅、、錆びた鉄、ガラス、古木がいいな)


・・・川瀬敏郎(花人)



細かいことを言い出したら、限が無く詳細に及ぶ。
半分無理だなって思いつつもね。

でも今朝、夢の中でその理想の家が現われました。
俺はとても嬉しくなって、少し氣が晴れました。

思ってるって素敵ですね。
夢の中とはいえ、小さく夢が適ったんですもん。





たまに、
惚れ込んで買ったり、譲り受けたりした
大島紬や浴衣を着てみたり
籠や皿や茶碗を取り出してみては
ほくそ笑む、もとい…楽しむ俺です。

ん、緑茶が飲みたくなった。
これで↓作法を学びましょ(笑)嘘加減が絶妙です。

The japanese Tradition - Ocha

千里・・・きれいだ。