Guatemalaのそらの下

2008-03-25~2010-03 グアテマラ滞在、次はどんな旅をしようか・・・

ポブラシオン(人口)

2009-06-29 02:59:39 | 水資源開発

最近、仕事がそこそこ忙しい。

ここが今働いているオフィス。ウエウエの隣にあるトトニカパン県のとある村が水道のプロジェクトを実施したいというので過去に描かれた図面と図書類を持ってきた。

前に一度この村を訪れているのだが、その時に感じたのが実際の家の数と書類上の家の数が違うんじゃないかということ。家の戸数やそこに住んでる人の数が違うと施設が出来たときに「水が全然足りない」とか、「施設が大きすぎて維持できない」とか、いろいろ問題があるので、戸数と人口の調査はとても重要。ということで航空写真を入手しざっと家を数えてみると書類上の半分ほどしかない。実際は同じ敷地に複数の家族が住んでたり、家屋の他に納屋をいくつも持ってたり、空き家になってたりと航空写真で数えるだけでは正確に家の数を確認できないので、再びこの村を訪れることにした。


ハボン デ カフェ(コーヒー石鹸)

2009-06-28 08:26:30 | その他情報

部屋の片付けをしていたら、丸くて黒い物体がでてきた。

よく思い出してみると、去年ペテンのサンホセに行ったときに貰ったコーヒー石鹸だった。写真の通り、使ったことがないのでどんな感じか分からないが、見たとおり色も形も手作り感たっぷりで、コーヒー石鹸なのにコーヒーというよりバニラに近い香りが、ゴツゴツとした見た目のワイルドさをカバーしている。今度使ってみよっと。


クリアディージャ(タマタマ)

2009-06-26 00:28:26 | この国の文化

セビチェ。魚介をトマトベースのソースに絡めて食べるマリネ。

エビ、貝、カニカマ、ホタテなど、入れる具や味付け、量は場所や日によっても多少異なるが、大体グアテマラのどこに行っても買える。スナックがつき、屋台で売ってたりもして、ちょっとしたおやつ。同じ屋台でも、カキ氷の屋台には女子高生が群がるのに対して、セビチェの屋台には中年のオッサン連中が群がる。ビール売ってるところもあるし。

ということで、これまでホタテと思って食べてた写真のサイコロ状の具、他の具は火を通してあるのに、これだけ生なのでどうしてかと聞いたら、「それは牛の金玉だ」と言われ、なるほどウエウエは海がないから魚介も新鮮じゃないので火を通すけど、牛はそこら辺に普通にいるので新鮮だし、それで生なのか!と勝手に納得。

硬いと思ってた牛の睾丸は噛むとグニャリとして、タマタマの原形とどめてないし、いつから金玉は魚介類になったのだろうかと、牛が泳ぐときは足ではなく、タマタマをプロペラにしてブンブン振り回して泳ぐんじゃないかと想像激しく、今日もセビチェが美味しい。

 


レガロ(プレゼント)

2009-06-21 00:56:51 | 水資源開発

以前に調査で入ったトドスサントスの友人がふらっと自分のオフィスを訪ねてきた。

奥さんと子供も連れて、ウエウエに買い物をしにきたついでに寄ってくれたらしい。そしたら小さな黒いビニル袋を渡されて、中を見たらトドスサントスの上着が入ってた。

調査が終わって村を去るとき、体の採寸をして上着を作ってやると言ってくれてたので、もしかしたらとは思ったが、あれから時間が経っているし、自分もそう期待はしていなかったので、思いがけない贈り物に心がブルブル。


レフォレスタシオン(森の再生)

2009-06-20 04:53:13 | 活動いろいろ

今グアテマラは雨季。

ということで、今グアテマラは山に木を植える季節。昔はどのようにして森を守ってたのか、または森を守るという意識もなく森を維持してこれたのか、それは分からないが、ウエウエもあちこち車で移動してると、完全に禿げ上がり、雨に表土が流されて岩肌が露出している山を見かける。そのためか、以前は十分だったのが、別の水源を探さないと水が足りなくなったという話をよく聞く。

そんなこともあって、まだまだ少数だが山に木を植えるために、せっせと苗木を育てている農家もあって、そんな農家を回っての苗木の調達に同行。最初の写真はピノ(松)の苗。家具や建築材として最も多く使われている。上の写真の葉の大きいのがアリソという、日本ではハンノキと呼ばれる木らしい。ハンノキも知らなかったので、もちろんこの木を何に利用するかは知らない。

これはピナベテ(モミ)。モミといえばクリスマスしか出てこない、自分の発想の貧困さに呆れてしまうが、聞くと木が柔らかくてスカスカなので、マキにもならないそうで、本当にクリスマスツリーくらいにしか利用できないらしく、そんな木をどうして植えるのかこれまた理解できないが、10年後くらいにグアテマラ産のクリスマスツリーが日本の家庭で飾られているかも知れない。

切った木は元に戻らないし、たとえ木を植えても人々の暮らしや生活を維持していく必要もあり、かつての姿、同じ生態の森を蘇らせることは難しい。


ロス ニーニョス デ ベイスボル(野球少年たち)

2009-06-19 02:59:23 | 活動いろいろ

グアテマラの首都で野球を教えていたボランティアが任期を終えて日本に帰るので、

彼が2年間教えていたグランドでみんなで野球とソフトボール大会。

広いグランドはなかなか立派なグランドで、彼が一緒にプレーをしていたグアテマラ人チーム対即席混合日本人チームの試合。

相手は普段練習しているだけあって、体も大きいし、当たるとでかい。立派なふくらはぎ。カタカナの「ジャパン」の文字が眩しい。

ジャパンが打った!自分は小さなボールが怖いので、内野は守れず外野の守備だったが、彼らのおかげで全力疾走→息切れ→ダウン→交代・・・

彼を慕ってる子供たちも来て、カメラ係りと試合観戦。ソフトボールは混じって一緒にプレイした。

忘れられない、思い出の試合になるか。

空も君の打球を待ってる。

野球は惜しくも即席混合日本人チームが負けたが、この後のソフトボール最後の回の守備で、彼がトリプルプレイをして有終の美を飾って野球・ソフトボール大会が終わった。

最後にパパラッチがマウンドで思い出の写真を撮り、

時間も時間なのでそのまま場所を移動して送別会でさらに盛り上がる。

2年間、お疲れさま。


アグアス アマルガス(にが水)

2009-06-17 00:54:23 | 旅行・観光資源

アグアスアマルガス温泉。シェラから車で30分ほどの所にある。

中に入ると人のよさそうな管理人がいきなり「サカナ、サカナ」と話しかけてきた。何の意味かと考えても出てこない。そしたら自分を日本人と思ってそのまま「魚」と叫んでた。どこの日本人が教えたのか知らないが、初対面での第一声が「サカナ、サカナ」だと少し引く。

石造りの頑丈なトイレ。頑丈過ぎて水が流れない。頑丈過ぎて汚水も便器の中に溜まったまま。そのうち管理人が自分のそばにノートを持ってやってきて、「ピシーナ」は日本語でなんていうんだ?と聞いてくる。

ここは個室と大きなプールになってる温泉があって、「ピシーナ」は日本語で「プール」だけど、多分温泉を日本語でなんと言うか聞いているのだと思って、丁寧に「泳ぐための冷たい水が張ってあるのがプール、ここのように暖かい水に浸かるのが温泉」と説明した。

個室には湯船があって、客が来るとお湯を張ってくれて湯船に浸かって時間を過ごす。舐めるとかなり酸味があって温泉名の由来になってる「苦い水」というより渋い。聞いたら切り傷に良く効く温泉で有名らしい。

外には温水プールというか、露天風呂というか、もあり、泳ぐには熱いけど、現地の人と水着のお付き合いも出来る。

1時間ほど温泉に入って個室から出ると、さっきの管理人が「ピシーナは日本語でなんていうんだ?」と聞いてきた。さっき自分でノートに書いてただろ・・・


アベハ(ハチ)

2009-06-12 00:05:51 | この国の人々

今回ウサギをご馳走になったお宅。

山の集落にある農家。何人いたんだろう、10人以上の大家族。

家の裏にあるとうもろこし畑でお父さんも子供たちもみんなで朝早くから作業する。

子供たちが大きな岩があるからと連れて行ってくれた。

この家で一泊し、二日間とも雨季にもかかわらず天気がよかった。

最初は大人しかったのにな。

天気がよくて、ハチも蜜集めに忙しい。


コネホ(うさちゃん)

2009-06-11 01:03:04 | 暮らし・生活

知人がうさぎを食べるから来いというので行ってきた。解体の写真があるので見たくない人は見ないほうがいい。

この家では7羽?8羽?のうさぎを飼っていて、3羽いるオスのうち2羽をつぶす。

後頭部を棒で一発。一瞬で動かなくなる。

へそに穴を開け、そこからストローで肉と皮の間に空気を入れる。そうすると、皮がはがれやすくなる。空気で膨らんだウサギが倍の大きさになった。

そのあとは皮を一気に剥ぎ、

顔だけは空気が入らないので頭がちぎれるかというくらいの力技で剥ぐ。

内臓を取り、水で洗って、

薪でいぶしながら表面を焼き、

最後は炭でじっくりと焼く。焼きあがったウサギは少し硬いが鳥のささ身のようであっさりと美味しい。薪で少しスモークされた香りが食欲をそそる。ただ、焼いてる間もずっと頭がついてたので、真っ黒な目で見つめられるのがつらかった。


カセリオツヌル(トドスサントス)

2009-06-10 00:00:24 | 水資源開発

5日間の短い滞在が終わった。

今回作業を手伝ってくれた二人。

50人くらいの大人衆が作業を見学しているのだが、

作業を見ているというより、ただ仲間と喋って時間を過ごす。会議始めるし。

そんな彼らも、山の中に入ると俄然元気になる。下草を刈り、既設の配水管に沿って道を作ってくれる。

でもそれが終わるとまた集会。小さな村によくそんなに議題があるもんだと感心する。

男の子はどこでも、カメラを向けるとよって来る。

また集会。見てるとみんな普通に立って2時間とか喋っているから・・・えらい!

2週間後にまた来るからな。


グラニソ(ひょう)

2009-06-09 06:59:26 | 水資源開発

仕事がひと段落すると、時間を見てお昼。

ここのお昼はこんな感じ。米に豆、ジャガイモに鶏肉。これを担当の村人が大事に抱えて現場まで持ってきてくれる。

みんなが見てる前で一人で食べて、食べ終わると村人が近くの売店でカップヌードルを買って食べ始める。自分だけ鳥食ってよかったのかな?

カセリオツヌルに滞在中は、午前は晴れてるが、ぴったり午後12時半になると雨が降り出し、2~3時間降り続く。

そのうち急に雨音が大きくなったと思ったらひょうまで降り出して、寒い寒い。

それでも村人はビニールを頭から被って羊の世話。


イロ(糸)

2009-06-08 07:14:44 | この国の人々

カセリオツヌルの朝。

四方を山に囲まれたのどかな村。

日中この村で仕事をしていると、あちこちから機織りの音がカッタン、カッタンと聞こえてくる。主に女性の仕事だが、家の事情か、奥さんと喧嘩して仕事をしてくれないのか、中には男性が機織りの機械を操っている姿も見られる。

手製の機織りの機械に何百本という糸をセットして、カタンコトン、カタンコトンと布を織っていく。

機械とは別に、家の軒先でも女性が布を織っている姿を見る。布を織り、その上に刺繍を施して布を縫い合わせ、3週間かけて一枚のウイピル(民族衣装)を丁寧に仕上げる。糸だけ買って全て手作り。手作りって時間がかかるんだなぁ。


エスペクタドーレス(見物人たち)

2009-06-06 04:10:01 | 水資源開発

今週は月曜日から金曜日まで、以前に一度訪れたトドスサントスカセリオツヌルという村に測量調査のため滞在。

右見ても左見ても皆同じ服着てて、何度来てもこの光景を見るとプッと笑ってしまう。よくない、よくない。

水源。この村は自前の水道施設を持っているんだが、14年程前に自分たちで引いた施設で、この水源はまだ利用できるが、配水地と管路が小さく、食事の準備や洗濯時などの水の使用の重なる時間帯になると水が出なくなり、生活に支障をきたしている。

ということで、既存の施設状況を把握して施設の改修設計を行うため、水源から水道管末端までを測量する。

2、3人くらいに手伝ってもらえれば作業は出来るんだが、みんな自分が何をするのか興味があって、50人くらいが作業についてきている。山の中を歩いて自分が止まればみんなも止まり、斜面を登ればみんなもついてくる、カルガモか!と思いつつ作業を進める。

でも、測量自体は地味に一点一点の位置と高さを計測していくだけなので、皆もじきに作業見物に飽き、人が作業をしている横でみんなが集まっていることをいいことに、円になって山の中で村の諸問題について勝手に会議を始めたりする・・・のが、こっちが見てて飽きない。やっぱりプッと笑ってしまう。