◇今朝(9月23日)の新聞記事に、「ゼロ・カーボン支援拡充」との記事がありました。
◇環境省が、2050年までに「ゼロ・カーボン」を宣言した自治体への支援策を明示しています。
◇2021年度当初予算案の概算要求で、450億円を計上とのことです。
◇再生可能エネルギー導入計画や、担当者の人材育成に関する費用の助成金のようです。
◇また今回新規で、専門性を有する人材が必要とのことで、人材育成費用30億円の新規計上とのことです。
◇気象庁の人為的炭素収支模式図を参照し、炭素循環と海洋の働きについて考えてみたいと思います。
「エコ検定の公式テキストから情報を整理していきます。」
◇炭素循環とは:生物・大気・海洋などの間で、炭素化合物として交換・貯蔵を繰り返すこと。
・気象庁の模式図を参照
①黒い矢印:産業革命以前の炭素循環の模式図
・総量9億トン
・海洋に2億トン
・大気中に7億トン
②赤い矢印:産業革命以後の人為的炭素循環の模式図(人為的追加分)
・総炭素量89億トン
・大気中に40億トン
・陸上に26億トン
・海洋に23億トン
◇生物ポンプとして働く海洋のCO2貯蔵機能
①海面表層に溶け込んだCO2は、植物プランクトンに取り込まれ、光合成に利用される。
②食物連鎖を経て、生物の遺骸に中に、有機炭素として蓄積される。
③遺骸は、海洋の中層、深層部にマリンスノーなどとして運ばれ、海洋内に蓄積される。
④産業革命以降、約1,550憶トンの炭素蓄積があるといわれている。
◇炭素循環の役割を果たす「海洋の働き」
①地球上に不可欠な淡水の供給源となる。
②海洋生物の生存・成長の環境を与え、海洋資源を育成する。
③海流などの循環によって、物質を移動させ、気候を安定させる。
④CO2を吸収、貯蔵する。
◇そのほかにも海洋は地球環境に大きな影響を与えています。
①海洋の酸性化
②海氷の減少
③窒素循環への影響(海域の冨栄養価を招く)
③エルニーニョ現象、ラニーニャ現象(冷夏、暖冬、猛暑、厳冬の要因と言われている)
◇まだまだ未知の部分が多い海洋です。
◇気候変動の原因の大きな一つである海洋の働きと炭素循環。
◇そのメカニズムを知り、地球と共に生きる道が、気候変動対策なのではないかと思うところです。
◇「そんな戯言(たわごと)を聞いている暇はない。」と言わずに、耳を傾けていただきたいと思います。
2020年23日 by エコ検定普及勝手連「エコピープルおじさん」
◇環境省が、2050年までに「ゼロ・カーボン」を宣言した自治体への支援策を明示しています。
◇2021年度当初予算案の概算要求で、450億円を計上とのことです。
◇再生可能エネルギー導入計画や、担当者の人材育成に関する費用の助成金のようです。
◇また今回新規で、専門性を有する人材が必要とのことで、人材育成費用30億円の新規計上とのことです。
◇気象庁の人為的炭素収支模式図を参照し、炭素循環と海洋の働きについて考えてみたいと思います。
「エコ検定の公式テキストから情報を整理していきます。」
◇炭素循環とは:生物・大気・海洋などの間で、炭素化合物として交換・貯蔵を繰り返すこと。
・気象庁の模式図を参照
①黒い矢印:産業革命以前の炭素循環の模式図
・総量9億トン
・海洋に2億トン
・大気中に7億トン
②赤い矢印:産業革命以後の人為的炭素循環の模式図(人為的追加分)
・総炭素量89億トン
・大気中に40億トン
・陸上に26億トン
・海洋に23億トン
◇生物ポンプとして働く海洋のCO2貯蔵機能
①海面表層に溶け込んだCO2は、植物プランクトンに取り込まれ、光合成に利用される。
②食物連鎖を経て、生物の遺骸に中に、有機炭素として蓄積される。
③遺骸は、海洋の中層、深層部にマリンスノーなどとして運ばれ、海洋内に蓄積される。
④産業革命以降、約1,550憶トンの炭素蓄積があるといわれている。
◇炭素循環の役割を果たす「海洋の働き」
①地球上に不可欠な淡水の供給源となる。
②海洋生物の生存・成長の環境を与え、海洋資源を育成する。
③海流などの循環によって、物質を移動させ、気候を安定させる。
④CO2を吸収、貯蔵する。
◇そのほかにも海洋は地球環境に大きな影響を与えています。
①海洋の酸性化
②海氷の減少
③窒素循環への影響(海域の冨栄養価を招く)
③エルニーニョ現象、ラニーニャ現象(冷夏、暖冬、猛暑、厳冬の要因と言われている)
◇まだまだ未知の部分が多い海洋です。
◇気候変動の原因の大きな一つである海洋の働きと炭素循環。
◇そのメカニズムを知り、地球と共に生きる道が、気候変動対策なのではないかと思うところです。
◇「そんな戯言(たわごと)を聞いている暇はない。」と言わずに、耳を傾けていただきたいと思います。
2020年23日 by エコ検定普及勝手連「エコピープルおじさん」
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