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エコピープルおじさんの戯言「能登半島地震を見て地震対策を考える」

2024-01-06 08:48:43 | 日記

◇各種報道からの情報で、日々、能登半島地震の大変な惨状が明るみに出てきます。
◇それらの情報に接するたびに、阪神大震災の時に被災地に支援活動に行った時のことを思い出します。
◇公的な支援活動を邪魔しないように、移動手段は公共の交通機関を使うことを徹底しました。
◇JR線で大阪から三田市に向かい、神戸電鉄と市営地下鉄で新神戸に行った記憶があります。
◇新神戸から徒歩で三ノ宮に出て、街中の惨状に絶句しながら集合場所に向かった記憶があります。
◇目的は、当時勤めていた住宅会社のユーザーへの震災お見舞い活動です。
◇被災地に勝手に入る事はご法度で、集合場所の営業所で訪問先の地図を貰い指定してもらいます。
◇確か営業所でおにぎりを2個もらって食べ、ペットボトルの水を手土産に、目的地に向かいました。
◇訪問先の住宅では、来たことをとても喜んでくれましたし、当然、建物のチェックも欠かしません。
◇目視だけのチェックですが、私も一応、建築の技術者ですので、一通り建物を見させていただきました。
◇基礎に僅かなヘアークラックがあるものの、目立った損傷はなく、健全な建物でした。
◇身の安全が確保できた住宅であったことに、居住者からは、とても感謝していただきました。

◇プレハブメーカー各社の住宅は、阪神大震災「震度7の地震」において、倒壊建物はゼロでした。
◇そのことで、木造住宅は地震に弱いとの情報が蔓延ったのですが、これはフェイクニュースです。
◇後に学術会議での、ある先生からの報告ですが、これは事実だと確信しています。
◇それは、倒壊木造住宅のほとんどは、足元の「腐朽菌」によるものとの報告でした。
◇住宅の構造には関係なく、住宅には、維持管理(修繕を含む)が大切であることを示唆しています。

◇しかし維持管理(修繕を含む)をするといっても、原則、建物の維持管理には費用がかかります。
◇もうコロナ禍前の話ですが、ボランティアでの建築相談を受けた時の話です。
◇耐震診断は、行政の補助金等を利用して、無償でできるので、その結果を持って相談にきた消費者です。◇耐震改修をするための、それなりの費用が無いので、どうすればいいのかの相談でした。
◇今回の能登半島地震の新聞記事を見るに、同じ理由で耐震改修が進まず、被害を大きくした気がします。
◇行政の補助金は、国民の資産形成となるものには、原則、ビタ一文出しません。
◇お金が無く建物の修繕・維持管理ができず、結果として地震の被害を大きくしたのではないでしょうか?
◇これって、今後、社会インフラの考え方を変える必要があるのではないのかと、痛感するのです。

◇と、またまた余計な戯言を綴ってしまう、厄介な生き物「高齢者」でした・・・。

2024年1月6日 by エコピープルおじさん
コメント
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