Off the Beaten Track

愛犬ニコルとオプション日記

手のひらから犬にエサをやる

2006-12-01 14:39:16 | ニコル日記
 子犬は8週前後で、母犬から放されて新しい飼い主のところに
来ます。一晩ぐらいは寂しくて夜鳴きをしますが、無視していると
すぐに昼遊び夜眠るようになります。おトイレや無駄吠えに関しては
別に書きますが、特に始めて犬を飼う人に困るのは「甘咬み」
でしょうか。この時期の歯は爪楊枝の先のような小さな乳歯ですし、
棒切れやガムを囓る時とは違い、弱くカリッと飼い主の手や足を
甘えて咬むだけなので「甘咬み」といわれます。
 子犬に出来ることといえばオシッコ、ウンコ、吠える、咬む、走る、
孔を掘るの6つだけで、この中の吠える、咬むの二つは子犬の出来る
伝達手段ということとなります。この二つを止めさせるには、結局
吠えなくても甘咬みしなくてもお前の言いたいことは伝わっているよ、
と教えることなのですが、まずは「甘咬み」を飼い主をはじめ人間は
嫌いなんだよ、と言うことを覚えさせなければなりません。
 この方法として、エサ皿の中に手を入れて子犬が食べている間中、
手で餌を掻き混ぜ、手を噛んだらエサ皿を取り上げる方法などが
あります。私は1匹目の犬には、この方法で手を噛むことをやめ
させました。怒ることなく「甘咬み」を止めさせるには非常に
効果的な方法です。ただ、欠点は子犬が落ち着いてエサを食べられない
ことです。
 そこで2匹目と今の犬には、手のひらにエサを載せて食べさせる
方法に変えました。左手の掌に一握りドッグフードを載せ、
指を握って隠します。この状態で、右手のサインでお座りをさせ、
待てをさせて、ヨーシといって左手を開いてエサをやります。
この間「甘咬み」をしたら直ちに左手を握って食事を中止させ、
またお座りからやり直し、といった方法です。子犬でも、1回の食事
量は左手で5から6握りぐらいになりますので、一度の食事で
何度もしつけられることとなります。
 これを生後半年ぐらいまで繰り返すと、犬は自分の歯が人間の指に
触れることすら注意するようになります。簡単な方法ですが、将来、
思わぬ事故を起こさないためには大事なしつけです。
 これから犬を飼う人は、ぜひ試してみて下さい。