「合気道 真風会」苅田道場少年部の子ども達
(福岡県京都郡・苅田町総合体育館「合気道 真風会」)
2006年7月1日に「合気道 真風会」を、設立し、早いもので、もうすぐ5周年となります。(設立当初の名前は”京築合気道研究会”でした。)
さて、”合気道は実戦で役に立つのか?”このような議論がなされる場合、評価は両極端に分かれているようです。
ものの本等で、他武道の先生であっても、”合気道”を高く評価してくれているような事が書かれているのを読んだ事もありますが、その一方では、残念ながら、”稽古風景を見たことがあるが、合気道は全く実戦では通用しないだろう。”と言った意見も多くあります。
”合気道”の評価を低く見ている人たちの意見の中には、私も同じく思う所が二つ程あります
一つ目は、”離れたところから”氣”で相手を吹っ飛ばすなんてありえない!”
二つ目は、”形稽古だけでは、自由攻防には対処ができないのではないか?”
と言う意見です。
一つ目についてですが、私も、実際の戦いの中で、相手に手も触れずに”氣”で吹っ飛ばすなんてありえないと思っています。
(このパフォーマンスによって、その他のまともな合気道の技をも、インチキだと思っている人もいるようです。)
知人の気功の先生が、離れた人を”氣”で動かしている所を実際に見たことがありますので、現象そのものを否定はしません。
ただし、あくまでも、相手にも”氣を感じてみたい"、"吹っ飛ばされて見たい"と言う気持ちがあるから掛かるのです。
合気道の先生の中には、あたかも武道の技のように、自分に向かってくる敵を”氣”で吹っ飛ばすような”演武”をされている方もいますので、合気道には、そのようなイメージがあるのだと思います。
しかし、そのようなものが好きな方は「合気道 真風会」に来ては行けません。(笑)
二つ目についても、全くその通りだと思います。
あくまでも、私見ですが、自由攻防に対処が出来るようになるには、”打撃の稽古”そして、”自由組手”も必要です。
要は、”稽古していない事は出来ない”と言うことです。
おそらく、私と同じような思いがあるからだと思うのですが、合気道愛好家の中には、所属団体内ではそのような稽古が出来ない為、他で独自に打撃を学んだり、有志が集まって自由組手を取り入れた稽古をされて、合気道の欠点を補強している方たちもいるようです。
(補足ですが、一部には、実際に試合をしている合気道団体もあるようです。)
ちなみに「合気道 真風会」では、有段者以上の希望者は「黒帯研究会」にて、”突き蹴り”等の”打撃稽古”と、軽めの”自由組手”を行っています。
私たち「合気道 真風会」は、”和の武道である合気道”の良さを保ちつつ、そのような悪いイメージを払拭したくて、既存の団体とは別路線の、独自の合気道を追求しています。
”最強”などを目指しているわけでも、”試合をしたい”などでもありませんが、イザと言う時に身を護れる”護身術”としての強さを身に付けたいのであれば、”合気道”にも、そのような稽古は必要だと思っています。
まだまだ、道半ばですが、これからも、「合気道 真風会」は理想の合気道の完成を目指して、努力して行きたいと思います。
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