合気道の固め技、関節技の稽古をしました。合気道の流派によっては一ヶ条、二ヶ条、三ヶ条、四ヶ条と呼ぶところもあります。
力対力の衝突をしない事、テコの原理、ゆるみを取る事。
曲がる方向に曲げる順関節技(曲がらない方向に曲げるのは逆関節技と言います。合気道ではほとんど使いません。)の為、適度な強さでかければストレッチ効果があります。
合気道の創始者、植芝盛平翁先生は「関節のカスを取るのじゃ。」と表現されていたそうです。
一教の押さえは、統一体でフワッと押さえる(氣で押さえる)、常に動くときは統一体で動くことなどを意識することが大切です。
三教は警察の逮捕術にも取り入れられており、犯人を連行するときに使われるそうです。
四教の威力を私が始めて実感したのは、まだ合気道を始めて間もない頃、今は本部を離れ他流へ移籍された先輩で、私達後輩の仲間内からは合気道の達人と呼ばれていたS先生から掛けられた時の事でした。
当時の私は10年ほどウエイトトレーニングをやっており、腰は悪くても体力自慢でしたので、合気道のような技は効かないという、へんな自信をもっていました。
現に他の先輩たちに四教を掛けられても、痛いのは痛いのですが、まだピンとこなかったからです。
私よりも小柄でキャシャなS先生に、フワッという感じで両手に四教を掛けられて、地面に這わされたまま動けなかったときは、ただただ驚きました。
起き上がろうとすればするほど、よけいに四教が腕に食い込んで激痛が走り、全く起きることができませんでした。
合気道の本などで、よく出てくるようなこんな場面を、自分が体験させられたので、合気道の威力を認めることができました。(偉そうに言ってすみません。)
そういう驚きの連続が、より合気道にのめりこんでいくことに繋がり、そういう先輩達の腕前に少しでも近づきたくて今に至っているのですが・・・。
こうやってブログに書き込む為に、当時のことを思い出してもあの時の感動が蘇りワクワクします。隣に誰かいれば、そのときの四教を再現して説明したくなります。(笑)
そのときの私の感動を、苅田道場のみんなが再現できるような腕前になれるように、研究し稽古していきましょう!
(*注意・2006年7月1日に、この当時の「合気道 苅田道場」を離れ、”合気道真風会”として再スタートをしました。)
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