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カリフォルニアからシニアー日誌 (Senior Dairy from California) 

北カリフォルニア州から、シニアーの
のんびり生活を、お届けします。

母の衰え

2014-07-31 03:06:30 | エッセイ

気丈夫に生きてきた母も97歳。このところ衰えが加速し始めた。声は元気だが、時間を見計らって電話をしてみても応答がないことが続く日が増えた。食後の会話かと思いながら、不審に思っていたことが半月経ち、やっと会話が出来た。眩暈がし始めて、一階の食堂から2回の自分の部屋に戻るのに、手間取っている事が解った。一時間以上も今までのスケジュールからするとずれている。食堂に一人で座っているようだ。これはただ事ではない。よほど歩いてエレベーターで帰るのに不安が在るのであろう。明日は定期の病院行きの日だそうだ。検査をしてもらいたいと言う。97歳の年齢で一人で病院に行く人はまれであろう。ケアーホームにも医者は来る。以前から病院に行くのは止めて、ケアーホームで受診をするように進めるが、一向に何も聞く耳を持たない。まあ、人間は何かが起こるまで前もって準備する事は少ない。だから、私も何かが起こっても仕方がないと心を括って入る。年に二回、三回と日本に帰り、ケアーホームで同居をして、彼女の身体的、精神的な忍耐力の確認をしているが、苦労している姿を見ていると、もういいじゃないかと言う気持ちがする。生きて欲しいなどというこちらの希望は可哀想である。逝かせててあげたい気持ちは持っている。


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