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以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

ただいま!~ボリビアの教育を語り合う~

2010年10月22日 | 日記
引き続き・・。

今回の出張では、教育分科会というのがありました。
                                 

これは、教育に関わるボランティアがみんなで情報を共有し、語り合う場。

専門家の木屋先生から、教育の現状について次のような話を聞くことができました。

今のボリビアの教育目標。

2015年までに、すべての子が初等教育を終了できるようにすること。

94年に教育改革があり、二言語教育、カリキュラムや教科書を作ることになって

いたが、現在のモラレス大統領が「そんなの帝国主義の手先の教育だ」と言って、

すべて白紙。今現在、カリキュラムや教科書が現場に存在しない。

初等教育就学率は、94%(2004年)
(小学校)
         90%(2008年)  4年間で、4%減っている。

現在、男女の区別なく教育を受けられているが、都市と田舎の格差はある。

8年生(日本の中学生)における都市と田舎の退学率の差 3%

今年まで「子どもが主役の教室」をスローガンに、JICAと教育省でプロジェクトが進

められてきた。そしてこれから、教員養成校での教育実習の実施、各教科の指導技術を上げ

るためのグループが作られる予定。日本の支援が、アフリカにシフトしているとい

うこともあり、これからボリビアのボランティアの数も減るだろうという。

木屋先生は、以前隊員でもあった。そのため、現場の声をちゃんと拾ってくれる。

彼はこれまで先生の仕事をしたことはなく、プログラムオフィサーという難しい名称だが、

教育政策、分析の仕事をしてきたそうだ。

コスタリカのプロジェクトに専門家として関わり、ラテンの人がどういうところでつまずく

のか研究し、日本の算数の教科書をもとにアレンジし、スペイン語版の算数の教科書を全学

年分作っている。教科書や指導書のないボリビアの先生たちにとって、とてもよいおみやげ

になった。

そしてもう一人。今回、発表、提案をしてくれた同期は、東京都の現職の先生。

サッカー大好き、短パンにカメラを持ち歩く彼は、今や日系移住区の小学校を回る指導主事

的立場として活動している。

最初は「指導主事なんてかわいそ~。」なんて言われていたが、今回の発表を聞いて、現場

で働く私たちと共感するものがいくつもあり、現場を見る力がすごいと感じた。

求められるのは「想像力」を育む授業!そう、それ!

展開の中で、どんな活動を仕組むか、その活動はどんな力をつけさせるためなのか。

見せ上手なボリビア人。

黒板はすべて貼り物で、見かけは全力でがんばるが、子ども達が考える、また考えるための

手立てはない。

私の学校では、9、10月と全クラスが公開授業を行っている。

客観的に見る立場になって、見えなかったものが見えてくる。

公開授業の場で思うこと。ただ一つ。

「いつもと違うじゃん!!!」

である。

確かに日本でも、公開授業のときは、いつもの1,5倍くらい張り切る。

けれど、

公開授業に力を注ぎ、それ以前、そして終わった後は、完全に放牧状態。

それは、あんまりである。

ひたすら練習問題を解く授業に、子ども達もモーモーヒヒーン。

以前紹介したイザベル先生のような熱い先生もいるが、本当にごくわずか。

椅子に座って、完全に疲れきっている先生もいる。

木の棒を持って、バチバチ机を叩く支配者のような先生もいる。

あーーもう、昨日の笑顔はどこにいったんですか。


以前、駒ヶ根訓練所で老人ホームに行ったとき、ヘルパーの人の仕事を見て、私には

とてもできないと思った。大変な介護の中で、常に人として大切に関わっていた。

そのことをヘルパーの人に話すと、こう言われた。

「私には、先生の仕事のほうができない。お年寄りは、もう成長してしまっている。死ぬま

での日々を、人としてどう幸せに生きれるかを手助けするだけ。でも、先生は違う。未来の

ある子ども達の6年間も関わっている。そっちのほうが、考えるだけで重い仕事だよ」と。

自分と違う職種の人は、そんな風に見ているのだと実感した。

そして、身の引き締まる思いがした。

現状も見えた。課題も見えた。手立ても見えてきた。

自分の課題もはっきり見えた。

スペイン語!!!

先生への動機付けもサポートもスペイン語!!!

ここは、スペイン語!!!

スペインじゃないけどスペイン語!!!

まずは、自分がスペイン語!!!

できることを、ぼちぼちと・・。やろう!残り、1年5ヶ月!!

そして、その夜・・・
                                 
                 夜のフットサル大会で、2点入れてMVPをもらいました。
                 去年のサッカークラブのみんな、「先生が~!?」って声、聞こえてますよ笑
                 でも、去年一緒にサッカーしたおかげ、ありがとね。
                 景品は、なんとするめ~ひゃっほーい♪

ただいま!~孤児院を訪れて~

2010年10月20日 | 日記
出張を終えて、帰ってきました。

日本の秋、いかがお過ごしですか。

こちらは盛りだくさんの一週間で、最後はへばってしまいました。

やっぱり高地にいたせいか、低地に降りると頭も体も回りません。笑

最初のほうは気力で(?)楽しく過ごすことができました。

今回は、全隊員が集まる会議があり、サンタクルスという都市へ。

着いたその日に、孤児院へ行きました。

ここでは、80人近くの子ども達が共同生活を送っています。

およそ6歳ぐらいの子どもが多いそうです。

                
               
               ぬいぐるみを抱いて眠る子どもが想像できます。

                
               
                天井は、宇宙の絵。楽しく食事ができるように。
 
                
                
                トイレも子供用の小さいサイズを。
                子どものために、様々な配慮がされています。

                
               
                生まれたばかりの赤ちゃんも。
          
                

                里親が、子どもの成長を見せるため、海外から写真を持ってきました。
                また、里親になりたい人も訪れています。
                この日本人のシスターは、ナガサキの修道院から来たそうです。
                この施設でもう何年も働き、温かい眼差しで子ども達を見守っています。

以前は粉ミルクも買えない位お金に困っていたけれど、今は寄付金のおかげで、何とか運営

ができているそうです。

虐待や貧困、様々な理由でここに来た子ども達。

シスターがここに来たとき、子ども達の喧嘩が絶えなくて、大変だったそうです。

今は、落ち着いてきたとか。

ちゃんと心の居場所があるから、落ち着いているんだろうな。

大人なんて大嫌い、つっぱねていた心に、こんな大人もいるんだなって、

そんな出会いがあったとき、人は優しくなれるんだろう。

                               
                陽子隊員と子ども。高校の英語の先生が、幼稚園の先生みたいでした。

続いて音楽ネタで

2010年10月11日 | 日記
先日、空港へ着いた矢先の出来事。

このまちで日本人はめったに見ないので、会うと必ず声をかけてしまいます。

「こんにちは!」

その6人ぐらいの日本人の集団は、まるでブレーメンの音楽隊のような雰囲気で、ガヤガヤ

と飛行機を待っていて見るからに楽しそう。

その中の紀美代さんという女の人と話が弾み、すると音楽で南米ツアーに来ているとのこと!

彼女はバンドネオという楽器をしているらしいのですが、初めて耳にする楽器で、どんな

楽器なのか全く想像がつきませんでした。

聴いてみたいなぁ~と思っていると、なんと飛行機の行き先は同じ、コチャバンバ!

しかもその日の夜に、コンサートがあるということで・・・縁ってすごいですね。

演奏を聴けることになりました。

                  
                これがバンドネオという楽器。アルゼンチンタンゴには、かかせないそうです。
                

                       
                   右の日本人は、現地の音楽学校の先生だそう。
                     
                      
                     日本人とボリビア人でセッション。左がチャランゴという楽器。
                     左から三番目がサンポーニャという楽器。ともに日本人。
        

音楽は国を越えて、人と人とを結びます。

音楽を通して、笑ったり、平和を考えたり。

やっぱり音楽、大好きです!              

小川紀美代さんのオフィシャルサイトはこちら
http://www5c.biglobe.ne.jp/~kimiyo/index.html

おいしい食事と音楽と・・・

2010年10月10日 | 日記
昨日は活動の後、シニアボランティアの夫婦のお家へ。

煮物や和え物などなど、日本食をご馳走になってきました。うまい!!

なんとご夫妻、ボリビアに来るまでボツワナ、メキシコと2カ国もボランティア経験あり。

しかもご主人は若い頃、協力隊でインドに行って、奥さんはインドの大学に行っていたそう

で、グローバルな夫婦でした。

残念ながら、今年までの任期なのでもうすぐ帰ってしまうんですが、楽しい時間を過ごさせ

ていただきました。お部屋まで用意していただいて、ありがとうございました。

そして帰り道・・。劇場の前を通ると、コンサートのポスターが!しかも今日の夜。

夕方になって少しだけ安くなっていました。(20ボリ=約300円)

バスに乗って帰宅しシャワーを浴び、ものすごく寒いのでダウンジャケットを羽織って再び

劇場へレッツゴー。

PABLO URIARTEという人の、ギターのコンサートだったのですが、

音色に魂がこもっていて、本当に心地いい。

タンゴのメロディーはかっこよかったなぁ。

                                 

音楽は、やっぱり最高です。

来週から、サンタクルスという都市に1週間ほど行ってきます。

ボリビア全土の隊員が大集合。健康チェックや安全対策の話し合い、その後大自然へ。

ではでは、しばし旅路へ~チャオ。

ケイコ!?

2010年10月04日 | 日記
今日は日曜日。

最近、部屋をもっと居心地よくしよう計画を開始!

ベッドが金具でできていて、その上に布団をひいているから痛いのなんのって。

もうがまんできない!ということで、バスに乗ってスクレ最大のメルカドへ。

メルカドに行けば、野菜、日用品、衣類などなど何でもそろいます。

地元の人で賑わっていて、やっぱりどこよりも安い!

その分スリも多いので、カメラなんてぶら下げてたら格好の餌食になります。

注意を払いつつ、でも堂々と歩き回り、やっと見つけたベッドマット屋さん。

ご主人と話すとなんと同じ年。なんだか話が弾み、妻と1週間前に生まれた

赤ちゃんも登場。とってもいい家族。

「赤ちゃんの名前は?」

「まだ決まってないのよ~。」

「君は何て名前?」

「ケイコだよ。」

「よし!じゃあその名前にしよう!」

「!?」

まだ1回しか会ったことないのに・・・

まだキーコとかケイゴとか言って、発音がうまくできてないのに・・・

本当にいいのかそれで!!!

あまりのいさぎっぷりに驚きました。

                   ←この子がケイコちゃん。
                  ボリビアでは「おしん」が放送されていたらしく
                  おしんにしようかとも思っていたらしい。
                  おしんを見て、とても感動したそうです。

             
               
              名前決定で、記念写真!
              ちなみにこのお父さん、日本にまだサムライがいると
              思っていました・・笑

マットもいいのが買えたし大満足。炊飯器も買いました。お米がおいしい!
冷蔵庫は、高いので買うか検討中。いまの冷蔵庫は、もっぱらクローゼットです。

帰り道に・・・
              

               恐竜登場!かなり破壊してますが、これよく見ると
               公衆電話なんです。ガオーー。