Kei's Page

 
 世の中のニュースへの意見や、サムライの仕事はどういうものかなど、自分の興味あるものについて書いてるよん。

 「独立開業」の見られ方、

2018-12-02 |  独立開業前から開業して~

 (BJのことは置いといて・・(笑))

 12月になった。
 俺もいつまでもBJのことを引きずってはおられず通常営業(笑)。

 忘年会と名のついた飲み会もぼちぼち予定が入ってきてるけど、メンバーによっては行きたいものもありつつ、先約があったりでバッティングすることもあったり。
 「なんでその日なんだー」って。
 でもカラダはひとつだからどっちかにせなあかん・・。
 そういうので今年最後の1枚となったカレンダーとにらめっこ。

 ・・で、そんな飲み会で、「社労士関連の仲間たち」との飲み会があった。
 たまたまそれが別のメンバーで2回ほどあった。
 おおよそうかった人ばかりでもあり、そのうちの1回では受験生(今年ダメだったみたいだけど)もいたり。
 そういや、その集まりでも話題になったけど、今年の社労士の発表もあったみたい。「あ、そうか、11月だったな」と。
 
 そんな飲み会は、もう数年前から、忘年会にかぎらず、3ヶ月おきとか半年おきとかに、男ばっかのこともあるし、気心知れた人たち(そうでもない人もいるけど(笑))数人と飲む機会がある。
 何回も会ってだいぶ俺も慣れてきたし、人数も多くないんで名前もようやく覚えたし(笑)、別にみんな開業してるでもなく、スーツで集まるわけでもなく、気さくな仲間たちだ。
 
 まあ、そういった飲み会で、開業してる人もいながら、「これから開業する人」もいたり。
 その人は、これまでは会計事務所などで勤めて、やはり「自由」がいいから、独立するんだと。
 まあ、単に独立開業するのもこういう資格がなくてもできようけど、士業の業界なら当然うかって資格もってることが前提。それでも資格を活かせてない人もいながら、その人もようやくその資格を活かして独立開業をするらしい。

 で、まず、「なにをそろえたらいい?」と聞いてくる。
 その人は主婦でありながらバリバリ働いてきた人。
 でも自分で(おそらく自宅で)細々とマイペースでやっていくにも、開業となるとそろえるもんがいるだろう、とのことだった。
 まあ、必要に応じて人それぞれ、カネもかかるしそれこそ自分のペースややることに合わせてそろえていったらいいんだけど、「パソコンもいるよね」、「複合機がいいの?」とか、「あと何がいる?」とか、いろいろ聞いてくる(笑)。

 で、個別に俺に聞かれて、俺は「そやな、夢と希望がいる(笑)」なんておちゃらけて答えたり。
 でも、名刺もいるだろうし、まあ、その場その場で徐々にそろえてったらいいんちゃう?、みたいなかんじで満場一致でまとまった(笑)。
 そういうのも聞いてておもしろくもあるけど、俺含め開業してる人らもいたから、そういう話を聞いてみたい、とのことでもあった。

 まあなあ、俺はずっと士業の現場で、師匠のセンセの事務所を見てもきてたから、自分の事務所のイメージは当初からついてた。
 「これが正解」ってなもんでもなく、自分でやる自分の事務所なんだから、別に決まってることはない。
 最初からカネないのにカネかけてあれこれやってもしょうがないとこもあるし、いきなり形だけ整えても収入と合っていかないと自己満足だけにもなる。
 それでも、俺は俺でやってきてはいるけど、そんな俺の意見もやる人自身がどう受け取るか、ってとこで、「俺はそうやってきたよ」ってなことでもある。

 それで、登録して開業したら(その人の自宅が)どこの支部になるんだろう、とかの話になったり。
 俺は支部とかはまったくわからんから特に絡まず(笑)。
 
 ・・また別の飲み会では、ひさしぶり会った受験生の女の子がいた。
 社労士の試験をここ数年受けてきてるらしい。
 で、そのコが今年もダメだった、とちょっと元気がなかった(笑)。
 まあ、社労士を目指す目的は人それぞれ、で、たまたまそのコと話す機会があって、俺から「そんだけ苦労して社労士とってどうなりたいの?」って聞いてみた。
 そこは、俺はもともと独立志向で開業することが前提で考えてた部類だから、人が社労士を目指すことに興味があったりする。
 そのコもまだ勤めてる人。

 で、そのコも、いずれは独立したいんだと。
 でも、やはり顧客をもってそこの社長と渡り合っていかないといけなくもあり、そういうノウハウはまだなさそう。
 そしてそのコが言う、「独立ってカッコいいですよねー」って。
 俺も、そしてすでに独立してる俺の後輩も、「・・いやあ・・、そうかあ?」というリアクション(笑)。
 つまりは、実際に開業してみると、カッコよりなにより、「大変」ってことを知ってるからでもある。
 俺もそうそのコに言われて、「でも、カッコだけでは食っていけんからなあ」と返した(笑)。

 独立とか開業って、これからそうしようと思ってる人、特に士業で、これから資格をとったり、これから自分でやってこうと思ってる人にはカッコよく映るんかもしれん。
 それはわかる。
 かつての俺もそうだったし。

 確かに自由、職場のストレスもない、そういう憧れのイメージであるけど、やはりそのぶん、収入の保証も安定もなく、休みも時間も関係なく働くこともある。
 そういう話にもなった。
 俺も、師匠のセンセを見てゼロから知識つけてやってはきたけど、実務の知識やノウハウと同じくらいに、「顧客を得ていくこと」も非常に大事でもある。
 で、俺は、そういうのを自分がやってみて気づくこともあった。
 
 そういう飲み会のメンバーでは、開業してる人はほぼいないなかで、うかった人でも普通にサラリーマンしてる人もいる。
 それも人それぞれ。
 俺らは開業してなんとかどうにかこうにかやってるけど、カッコだけでやっていけてるわけでは当然ない。
 開業当初は今よりしんどかったし余裕もなかった。
 そんなんで自分に仕事をもらえるように「顧客を紹介してもらえるきっかけ」を広げてきて今に至る。
 そうこうしてると、曜日の感覚もなくなるし、夜中まで仕事をすることもある。
 それでさらに忙しくなってくると、人を雇えば自分が雇用主になり、自分が社労士として知ってること、普段顧客に言ってることを自分も守らなあかん。
 そういう立場になると、カッコだけではすまん「現実」がある。

 独立開業できる国家資格ではあるものの、それをとることも相当大変だけど、さらにそれで食ってくことはさらに大変でもある。
 
 ・・そういう社労士の知識がある人らと飲んでると、「法改正がどうこう」とか最近話題の「働き方改革がどうこう」だの、そんな話になることもある。
 俺はそういうのは(もちろん)絡まない(笑)。
 自分がそこまで語れるほど知らんからってのもあるけど、俺はメンバーこそ社労士つながりでも、おカタイ話ばかりでは肩も凝る(笑)。
 でも、そういうのを話したい人もなかにはいる。
 社労士にうかってはいるけど社労士のことはしてない人がそうだったり。
 (一応)社労士の俺よりそういう時事に詳しい(笑)。
 
 それでそういう人がヘタに行政書士の話を出してきたりもする。
 外国人労働者受け入れだのって国で議論されてることでも、「行政書士ならバブルになるんちゃう?」とかって俺にぶしつけに言われる。
 俺からすれば、「なんのこっちゃ」ってことだ。
 俺はそういう外国人の在留資格とかはまったくやったことがない。
 俺にそういう問い合わせがあればできる行政書士に振る。

 で、俺が、そういう在留資格やら手続きについて「そうなんすかー」みたいにすっとぼけて答えたら、向こうは「ええー」って驚いてた。
 行政書士は、扱える分野や手続きが幅広いから、俺個人としてはそれぞれの分野での専門、特化したものがあると思う。
 その幅が広ければ稼げる幅も広がるだろうけど、行政書士ならなんでもできる、ってなもんでもない。
 知らんことは知らん、自分が普段やらん分野はむしろどーでもよくもある(笑)。
 でも、そういう士業の内情まで知らないと、「行政書士ならやるでしょ」みたいな固定観念でモノを言ってきたりもする。
 だから、俺も「そういうのは俺はやってなく食ってるんで」と言ってやった。

 そう、自分の事業だから、そして自分の資格だから、それをどう使っていこうと自分の自由。
 自分の得意なとこだけでやるか、役所に座ったり本書いたりするか、セミナーやらやるか、とか、それも人それぞれ。
 人からアドバイスもらいつつ自分で模索するのもいいけど、俺は今のやり方、考え方で落ち着いてもいるし、曲がりなりにもそれで数年やってきてる。
 それでそういうめったに会わん相手から、それも行政書士でもないやつから、「え、知らんの?」、「行政書士ならやんないと」って言われる筋合いもない。
 ああ、俺はそんなん知らんし、どうでもいい。

 俺は俺で自分がやってる仕事の分野では法改正だの役所の取り扱いで変わったことについてってる。
 その同じ分野でも、役所ごと、管轄ごとで違うことにもついていかなあかん。
 自分がやらんことまであれこれアタマに入れてる余裕はない。

 しかし、それで食えたらいーんちゃうか?
 それでいいやん、と。

 開業って、憧れやカッコよさもあるかもしれん。
 でもそういう自分のやり方や決断の責任もすべて自分が負う。
 うまくいかんでも人のせいにもできんし、それで自分の支払いができなければそれも自分がどうにかこうにか対応して回していかなあかん。
 
 そんなんで、実際にそうやってない人は、そら、わからんとこもあろうけど、聞いてて「それはちょっと違うけどな」って思うことも多かったり。

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