海事関係博物館紹介(その2)
「宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)」は、支倉常長の慶長使節団が乗船したガレオン船「サン・ファン・バウティスタ」の復元船を核に、慶長使節の歴史や大航海時代の帆船文化を紹介する博物館。宮城県石巻市。
「サン・ファン・バウティスタ」は、スペイン人技術者らの指導をうけ、日本人がはじめて建造したガレオン船。東日本大震災で被災し、無事に修復されましたが、耐震性の関係で船内の見学は不可。そして、今、老朽化のため解体の危機に。修復のお金だけでなく、修復できる船大工が少ない、という人材面での課題も。
今から約400年前に慶長使節ら一行を乗せ、太平洋を往復したガレオン船「サン・ファン・バウティスタ」の復元船。船内見学はできない代わりにARで見学できるようです。
他、「サン・ファン館」は、「サン・ファン・バウティスタ」などのガレオン船の模型、西洋帆船の模型、慶長使節展示室のほか、映像コンテンツを上映するシアター、ミュージアムショップがあります。
見学した時は、JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」の石巻港一般公開の見学がメインだったので、「サン・ファン館」は駆け足見学。次回はゆっくり見に行きたいです。あと、自己責任でいいので船内見学したいです!
「サン・ファン・バウティスタ」と「ちきゅう」。400年の時を経て日本の造船技術の粋を集めて建造した船2隻。まあ、いずれも海外からの技術が必要不可欠なのも同じ。
「宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)」
https://www.santjuan.or.jp/
場所:〒986-2135 宮城県石巻市渡波字大森30番地2
アクセス:「JR石巻駅」からJR石巻線女川行き 乗車 約10分「JR渡波駅」下車後、徒歩 約25分またはタクシー約5分
https://www.santjuan.or.jp/access.html
入館料:一般(大学、各種校含む)350円
高校生以下 無料
2016.8.21見学・撮影
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