キートンの四方山話

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「津軽すごろく」を回ってみよう(その1)(「津軽デジタル風土記」の活用)

2020-05-26 23:16:51 | まちあるき

弘前大学と国文学研究所資料館の共同研究として津軽の古典籍・歴史資料のデジタル化を推進してきた「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクトのウェブ版(
https://tsugaru-fudoki.jp)が公表されています。
 
このプロジェクトで、学生の活動実績として、弘前市立弘前図書館蔵『発句合外浜名所双六』という製作者は未詳、享和3(1803)年以降の制作の「すごろく」の翻刻がありました。弘前大学学生サークル「翻刻部」の学生の成果になります。
 
このすごろく『発句合外浜名所双六』、碇ヶ関を振り出し(start)とし、岩城山(岩木山)を上り(goal)とするもので、津軽の名所全53箇所について、挿絵に句が付けられたものになります。こういうの見ると実際に行ってみたくなります。報告書では便宜上、各マス目について、右上から(1)~(53)の番号を付けられ、地名、翻刻された句、俳者名、進目数と行き先が一覧表になっています。
 
ということで、実際に現地に行き、できれば挿絵の風景を探しつつ、今なくてもその土地の名所などをすこしずつ紹介していきたいと思います。
 
振り出し(start)である「碇ヶ関」をスタートし、
53カ所目の岩城山(岩木山)で上り(goal)
 


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