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来年度改定、厚労省・佐藤医療課長に聞く(医療介護CBニュース)

2010-03-19 16:34:56 | 日記
【第100回】佐藤敏信さん(厚生労働省保険局医療課長)

 3月5日に官報告示された来年度の診療報酬改定。政権交代に伴い、昨年秋の中央社会保険医療協議会(中医協)の人事が難航し、9月末から1か月間、改定をめぐる協議は事実上ストップした。本格的な議論に入った年明け以降、中医協は毎回5時間以上に及ぶ長丁場となり、厚生労働省側は連日、資料作成などの対応に追われた。事務局で中心的な役割を担った保険局医療課の佐藤敏信課長は、「とにかく大変だった」と急ピッチで進んだ半年間の議論を振り返る。佐藤課長に、来年度改定と今後の中医協の在り方について聞いた。(敦賀陽平)

 ―来年度の改定では、入院と外来の財源枠があらかじめ示されましたが、財政中立でやらざるを得なかったため、これが議論を阻害したとの見方もあります。

 官邸主導と言うのか分かりませんが、そういうふうに物事が決まるとなると、役所はそれに合わせ、与えられた条件の中でやっていくしかありません。枠が決まったから、決まってないからとか、そんなことは言っていられないというのが正直なところですね。そんなことを言い出したら、前回の改定では診療所を事実上マイナスにせざるを得なかったし、病院に回せる財源も少なかった。それを考えれば、プラス改定なりの多少の制約が付いたのではないでしょうか。

―入院基本料については、病院団体が要望している底上げには至りませんでした。

 入院分、4400億円の財源枠の中でそれをやると、他の部分に財源を回せなくなってしまうので、やむを得なかった面もあります。また、すべての病院が等しく素晴らしい医療をやっているわけではありません。仮に入院基本料の底上げですべてが解決するのであれば、まさに入院基本料を上げて、それで終わりなんでしょうけれど、現状では必ずしもそうでないでしょう。患者さんのニーズや医療関係者の要望に柔軟に応じることができない、機動的な経営のできていない病院があるのも事実だと思います。例えば、しばしば勤務医の過重労働や、その労働の質と量の割に低い給与が話題になりますが、診療報酬に給与体系を年功序列にすべしとは書いてありませんし、また労働に見合う手当を出してはいけないとも書いてないのですが、多くの公的病院では旧態依然とした処遇となっているようです。
 中医協の議論の中でも、病院が自身の考え方に沿って、機動的、弾力的、柔軟な経営をするので、入院基本料を一気に引き上げてほしいという声があったように思います。
 なお、14日以内の入院早期の加算については、引き上げを行いましたので、これは評価していただきたいと思いますね。

■明細書発行、「いろんな方法があっていい」

―療養病棟入院基本料の点数が、看護配置と重症度に応じて2段階になります。

 複雑になったように見えますが、従来の仕組みを明確にしただけとも言えます。具体的には、医療区分2、3が8割以上の場合は、今でも看護職員および看護補助者の配置を「20対1」にする必要があるので、そういう意味では、それを点数にしただけです。つまり、メリハリを付けたということです。

―DPCでは、来年度の改定で新たな機能評価係数が25%導入され、現在の調整係数は、おおむね4回の改定を経て廃止されることが決まりましたが、今後の方向性についてどのようにお考えですか。

 本当の意味で今後、DPCのよさが発揮されると思います。別の言い方をすると、競争の時代になる。来年度の改定は、その第一歩になるでしょうね。
 病院の先生方は、今より下がるとご不満かもしれませんが、頑張ったところが上がり、そうでないところは下がるというのが、理想の姿ではないでしょうか。国民の皆さんが期待されているのも、そういうことなんじゃないでしょうか。ただ単に、どの病院も収入が増えて終わりという話ではないと思います。

―来年度から、診療報酬明細書(レセプト)をオンライン請求している医療機関のレセプト並み明細書(明細書)の無料発行が原則義務化されますが、現在、多くの医療機関がこの対応に苦慮しています。これについて、どのような運用を想定していますか。例えば、頻繁に来院する外来患者に対しては、毎回ではなく月1回の発行も可能なのでしょうか。

 原則無料で発行ということです。もちろん、希望しない患者さんに無理にお渡しいただく必要はありません。渡し方やその頻度も含めて患者さんの了解が得られるのであれば、個々の医療機関でいろんな方法があっていいと思います。
 なお、現在お使いのレセコン(レセプトコンピューター)が、明細書の即時、自動発行などに対応していない場合や、自動会計機が対応していない場合には、猶予が設けられています。例えば、次の機器更新時期やリース契約の更新の時期などに、対応されていればいいのではないでしょうか。

■部門別収支のデータ活用、「やらなければならない」

―「医療機関のコスト調査分科会」が試行的に行った医療機関の部門別収支に関する調査について、来年度の改定でのデータの活用は見送られました。

 結論から言えば、病院の科学的、合理的な運営・経営はまだまだ先が長いということでしょうね。病院の経営者の方にお会いすると、「救急部門が赤字です」とか「小児科部門が赤字です」とかおっしゃるんですが、「では、診療報酬項目のどの部分がもう少し上がると、その部門の経営が改善されると思いますか」と尋ねると、みんなあんまりはっきりとはおっしゃらないんですね。つまり、「どうも赤字らしい」「赤字らしいけど、正確な数字は持っていない」というのが本音のようですね。
 中医協の議論を実のあるものにするためにも、部門別収支計算は今後ますます重要になっていくと思います。また、部門別収支計算そのものではありませんが、外保連(外科系学会社会保険委員会連合)のような取り組みはすごく重要だと思います。外科系の、それも技術という領域に限定されるとはいえ、ああいう形で必要に応じてタイムスタディーをされて、人手や材料費のような標準的な資源投入量を計算して、コストを出されたということ。他の分野や領域でも参考になるのではないでしょうか。

―2年後の報酬改定で活用する可能性はありますか。

 それは難しいと思います。今回、どこがネックになっているか調べたんですが、「医師の勤務実態の把握」との回答が多かったんです。つまり、どうも病院側が医師の勤務実態を定量的に把握できていないようなんですね。もちろん定量的に正確に把握すると、それはそれで労働基準法との関係から問題になるのでしょうが。それにしてもデータが取れない、取れないから過重労働の実態や、給与や手当のコストが正確に把握できないということのようなんです。
 ただ、難しいけれど、やらなければならないでしょうね。病院のIT化が進み、医師やコメディカルの勤務実態がリアルタイムで、疑似リアルタイムでも構いませんが、そういう感じで把握できるようになれば、意外にすんなりいくかもしれません。

■中医協のオープン化は不可避

―昨年12月の中医協の診療報酬基本問題小委員会で、試行的にインターネット中継を導入することを提案しましたが、診療側の反対で見送られました。今後、ネット中継やテレビ中継のようなものをやることは考えていますか。

 わたし個人としては、どんどんネットでやった方がいいと考えています。例えば委員の出席一つとっても、遠方の委員については、わざわざ毎回上京されなくとも、たまには会場の端にスクリーンを置いて、ネット会議風にやってもよいのではないかとすら考えています。議論する上で、顔の表情は非常に重要ですが、それはそれとして、議論に直接関係しないような時間的、経済的コストはどんどん削減すればいいと思います。
 話を元に戻しますと、どのような方法にせよ、幅広く国民の皆さんに知っていただきたいとは考えています。そもそもは、記者さんたちが中医協の傍聴のために早朝から並んでらっしゃると聞いた時に、これではいけないと思ったことに始まります。
 ただ、方法は一つではなくて、YouTubeやネットラジオもあるだろうし、会場を広くするということもあるでしょう。お気付きになったか分かりませんが、今年度の中医協の資料については、会議開始15-20分前にPDFファイルをアップロードできるようにしました。今後も考えられることは、何でもやってみたいと思っています。

―議論をオープンにすること自体は賛成ということでしょうか。

 不可避だと思います。ただ、その一方で、物事には二面あるということにも留意する必要があります。
 つまり、検討の過程であらゆる可能性を排除せずに議論していただきたいと思うのですが、そういう打診的な、実験的な意味合いが強い提案であっても、すぐに「事務局(厚労省)の意図は」とか、「そういう提案をした診療側の意図は」とか、ある意味“色眼鏡”で見られてしまう。つまり、実現性の高いものしか俎上に載せられないということもあるのではと思います。

―オープン化にはマイナス面もあるとおっしゃっていましたが、今後、中医協はどう在るべきだと思いますか。

 分かりません。ただ、一度こういう道を選んだ以上は、オープンにするしかないでしょう。その場合、エビデンスをきちんと示すこと。それしか公平、公正にやっていく方法はないでしょうね。
 その代わり、民主主義のコストとして、結論を出すまでにかなりの時間を要するし、最大公約数とか最小公倍数のような施策になる危険性はあります。つまり、多少の批判を押し切っても大胆にチャレンジしてみようという感じにはならないかもしれませんね。よほど丁寧に根回しをし、議論を深められるかに懸かってきますが、現状では、中医協にかけられる時間も頻度も、またそのための準備にかける手間も、限界に近いかもしれません。


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平野官房長官インタビュー☆3(時事通信)

2010-03-18 03:32:48 | 日記
 【政治とカネ】
 -「政治とカネ」は、どう問題の種を取り除くのか。
 首相はこれも早かった。「幹事長と(会談を)セッティングしろ」という指示を僕が受けて、「企業・団体献金(禁止)をやる。協議機関をつくってくれ」という指示だから。
 -小沢氏を続投させ、参院選で指揮を委ねることが、政権の首を絞めることにつながっているのでは。
 そういうことは全くゼロではないと思うが、少なくとも小沢さんに(刑事責任が)かかったなら、首相だって(続投して)いいとは言わない。
 【連立政権運営】
 -社民党との政策のずれが表面化している。
 3党合意という、やや玉虫色的な文書をつくって連立を組んだわけで、具体的な細部に来ると主張が違うのは、政党が違うから仕方がないと思っている。
 -普天間問題でも、県内移設はだめと言っている。
 連立は大事だが、基地問題はやはり日本の安全保障の問題なので、そのことを軸にどうあるべきか。その上で米軍との関係を整理して、地元の理解を得るということじゃないといけない。3党合意の中にも普天間の見直しとは書いていない。
 -沖縄の負担軽減のことは書いている。
 だからわたしは、一貫してそこを共通軸に見いだしながら言っている。県内絶対反対というのは連立合意の領域からは違う。 

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参院予算委の詳報

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献金事件、検察審査会議決なら裁判応じると首相(読売新聞)

2010-03-16 19:17:34 | 日記
 鳩山首相は10日の参院予算委員会集中審議で、検察審査会が偽装献金事件で首相を起訴すべきだと議決した場合、「たとえ首相であっても処分を受ける時は甘んじて受けたい」と述べ、刑事裁判に応じる考えを示した。自民党の西田昌司、森雅子氏に答えた。

 憲法75条は国務大臣は、首相の同意がなければ起訴されない旨を定めており、森氏が「検察審査会が起訴と結論を下したら自分自身に対して憲法75条の同意をするか」と質問したのに対し、首相は「何も逃げるつもりはない」と応じた。

 首相は、母親が提供した巨額の資金を個人献金などと偽って政治資金収支報告書に記入した偽装献金事件で「嫌疑不十分」として不起訴となったが、これを不服とする団体が東京の検察審査会に審査を申し立てている。同審査会が2度、起訴相当の議決をすれば強制的に起訴される。

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鶴岡八幡宮の大イチョウ倒れる=「実朝暗殺の舞台」、樹齢1000年-鎌倉(時事通信)

2010-03-12 00:27:42 | 日記
 神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮で10日早朝、境内にある県の指定天然記念物の大イチョウが倒れた。同八幡宮は「みぞれが降ったため、木に対して強い圧力が掛かったことが原因」とみており、植え直しなど今後の対応については検討中としている。
 鶴岡八幡宮は国の指定史跡。境内にある大イチョウは樹齢1000年以上とされ、高さ約30メートル、周囲約6.8メートル。1219年に鎌倉幕府3代将軍源実朝を暗殺した八幡宮別当公暁(くぎょう)が、この木の陰に隠れて待ち伏せていたとの言い伝えがあり、「隠れ銀杏(いちょう)」とも呼ばれている。1955年に県の天然記念物に指定された。 

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ひき逃げか高2男子重体=頭から血、路上で倒れる-岐阜(時事通信)

2010-03-10 15:09:21 | 日記
 2日午後9時20分ごろ、岐阜市粟野東の路上で、岐阜市太郎丸新屋敷の高校2年児玉朋也さん(17)が頭から血を流して倒れているのを通行人が見つけ、119番した。児玉さんは病院に運ばれたが、意識不明の重体。現場の状況などから、県警岐阜北署はひき逃げとみて捜査している。 

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