デジタルペンの普及には、携帯電話以外にも、
日本だからこその問題があります。
英語の一文字の表記は1バイトで済むのに対し、
日本語の場合は2バイト必要だということです。
その点でワープロはとても進化したすばらしい技術だと思います。
しかし、デジタルペンで日本語を読みとるというプログラムを
開発してくれるところも、それを構築してくれるところも無い。
おそらくお金にならないからだと思います。
日本でも昔、とある会社がデジタルペンを発売したことがありました。
僕はそれの初期のものを見たんですが、使っていた友人から
「トラブルが多い。」と聞いたので、手をだすのをやめた経験があります。
いま、デジタルペンはヨーロッパを中心に生産されています。
デジタルペン用のノートなども、大手の有名な文具メーカーから
沢山かっこいいのが出ている。
Filofaxからもデジタルペン用のリフィルが出ていますが、
日本だとそのリフィルが手に入らないんですね。
イギリスのデジタルペン周辺アイテムを扱う会社に連絡をすると、
FilofaxやOxford、3Mエセルテなど、
さまざまなメーカーのサンプルを送ってくれるので、
僕はそこから取りよせています。
やはり本物を確かめられるのは良いですね。
最近は、あまりにも大量に買いだめしたので、ワイフに叱られますけどね(笑)。
以前はPDAを持ち歩かないと不安でした。
当時、僕が使っていたのは、
ルイ・ヴィトンの日本でのクラブ会員向けに出したダミエ柄のPDA。
今はもうなくなってしまいましたが、
ルイ・ヴィトンには会員専用のラウンジがあって、
そこでお茶ができたり、一般には発売されない商品を
紹介してくれたりしたんです。
それはそこで手に入れたものですが、
僕の持っているPDAの中で一番かっこいい。
もっとも、今はデジタルペンとノートがあればいいので
ダミエ柄のPDAは見せびらかし用になっていますが(笑)。
とにもかくにも、日本でも、もっとデジタルペンは広まるべきだと思う。
例えば、日本の病院では、カルテは、医師が書いたものを
後から看護師が清書する所も多いんです。
医師が打ち込んだ場合も、情報開示のために清書です。
それは書き直す時間ももったいないし、看護師も大変。
医師がデジタルペンを使えば、
書いた英文字は清書されてパソコンにアップされるんだから、
こんなに便利なことはないのに。
みなさんも、試しに使ってみたら、自分の情報システムを再考できると思います。
ノートは、中判、大判などもそろっている。
ノートは、ヨーロッパの有名文具メーカー・オックスフォードやエセルテ、
FiloFaxにもデジタルペン用のリフィールがあるが、日本では入手不可能。
クレドールで充電とパソコンがつながる。
bluetoothで携帯やPCに通信可能になっている。
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