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栗駒山~秣岳縦走2012

2012-06-26 | 山系

今日は初めて栗駒山に登ってみることに
この山はあまりにも有名で。。。観光地化しているので
感動は少なかろうと避けてきた山です。

参加者は無く 妻と二人きままな山行です。

栗駒山といっても山頂往復だけではあまりに短いので
岩手県側の須川温泉側から栗駒山頂→天馬尾根→秣岳を周回する
6時間ほどの縦走コース。

いつもとおり朝五時頃に自宅を出て7:15須川温泉到着
7:40登りスタートです。


R340沿 2008年の地震で壊れた橋をみる。



7:30でも巨大な駐車場に車は少ない
土日は満車になるらしいけど(昼過ぎに戻った時は平日にもかかわらず車は一杯でした)


無風 気温15℃ 空は晴れあがり、遠くは霞んでいるもののなんとか鳥海山も見えます。

駐車場はかなり整備されていてトイレや売店もある。



歩き出してすぐのところに鳥居があったのでお参りしてから登ることに
温泉の流れる沢を渡ると。。。。山がより活きいきと感じられて。。。気分が盛り上がります!


整備が行き届いた登山道を少し登ると
すぐに名残ヶ原湿原 見渡す限りワタスゲでいっぱい
足元に目をやれば高山植物も沢山さいている。。。



いたる所からガスが噴き出ているゼッタ沢沿いを登ると
昭和初期の噴火でできたという昭和湖があります 


昭和湖には立派なバイオトイレとベンチがある

ここで大きめの三脚袋を背負ったおじさんに遭遇
三脚にしてはちょいと大きいので
中身を聞いてみると。。。ととと。。なんと折りたたみ自転車だという
持たせてもらうと意外に軽い!

このおじさんは関東からJRを使ってきたそうで
岩手側から自転車をもって宮城側に下山して
町場まで自転車で下り栗駒から新幹線で帰ることを話てくれました。

世界中の山をこんな感じで縦走して登っているという。。。素晴らしい!



男子トイレの裏側で見つけたイワカガミの群生。



さらに登って。。。振り向けば、先週登った焼石岳が。。。。


あっという間に稜線にでます。天狗平、ここは色々なコースへの分岐点


栗駒山頂はここから見えるピークの奥
標高が低いのに、まるでアルプスのようだね。



9:30
1627m山頂到着で仲良く記念撮影
頂上は宮城側からの登山者もいて結構にぎわってましたが平日なので予想したほどではなかったかな。



山頂から宮城側を眺めながら休憩。。

休憩後は本日のメイン!西側に長く伸びる天馬尾根 歩きをへて
本日二つ目の山、秣岳(まぐさだけ)に向かいます。

まだ はるか遠くに見える秣岳



気温20℃天候は安定していて このコースは登山者も少なく、たおやかな山域

時が止まったように静かな稜線を2人で歩く至福の時

夢のような。。。天国尾根。。。心は静まり、穏やかさに歓喜する「空」な気分。



  • イワイチョウ



    イワハゼ(アカモノ)



    オノエラン
    他にも登山道には高山植物がいっぱい


    秣岳の左奥には高松岳や神室山が
    この写真には写っていないけれどさらに左には大好きな虎毛山も見えます

    このコースは尾根と湿原 緩やかなアップダウンが交互に続きます

    二時間弱歩いたところでタテヤマリンドウが咲き誇る しろがね草原に到着
    ここで絶景を眺めながらまったりとランチタイム。


    平坦な草原の後また登りがあり、チラリと須川湖と帰りに歩く車道がみえる。。。




    振り返り、歩いてきた登山道が彼方の栗駒山山頂へ続いているのをみる。
    この感じ好きだな~


    タテヤマリンドウの花畑


    本日最後のピーク 秣岳直下 牧歌的な湿原を行く


    もうすぐ山頂、ここからも焼石山塊が良く見える。




    登り始めて4時間半、1424m秣岳に到着



    さ~下りが始まります。。。

    注:せい子さんのザックからは収穫した大量の筍(笹の子)が顔を出している
    山で男は詩をうたい、女は晩のおかずの狩人になる。。。心が静まっていたのは僕だけだった。。ギョビ~ン!

    彼女はもはや山菜星人。。。

    これを人生にたとえるなら。。。

    同じ山に登り、お互いにあの山は良いねと打ち解けあって仲良く並んで歩んで来ても

    観てきた世界が同じだとは限らないものの良い例です!

    一緒に歩んで来ても並んではいなかったみたいです。

    山には毎回学びがある。ありがとう、ありがとう。。。涙

    さてさて、ここからの下りは九十九折りに急降下
    山屋の足の見せどころ・・・・でもでも
    下りの最中にもこれが最後の一本といいつつ筍を採り続ける山菜星人

    高度が下がるにつれて登山道は深いブナの林にかわっていきます。

    山頂から50分ほどで栗駒道路に到着



    須川湖に沿った緩やかな登りをだれることなくキビキビ歩いて40分ほど先の駐車場をめざします。

    約一時間前から水分補給をやめて歩き続ける。。。


    1:40ゴール(全行程6時間)
    ブハ~~~~~  ン~マイ
    キリンフリーが全身を駆け抜ける~
    隣の山菜星人も満足げにジュースをあおっている。
    喉をうるおした後は目の前の須川高原温泉で汗を流して、ノックアウトー

    今回のルート気に入りました!特に天馬尾根
    風があるととんでもないでしょうが
    天候に恵まれれば脳内にホルモンがあふれ出ます。

    栗駒様勝手にチャラットした山だと思い込んでおりました。
    ごめんなさい。。。

    ここも自分のお気に入りルートに登録します~
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