娘の成長

2021-07-04 22:08:42 | 日記
「わたし 不登校になってよかったって思ってる」




昨日はカウンセリングの日でした。

家に帰ると娘のオトは
私にこう話してくれたんです。

「私、不登校になってよかったと思ってるねん。
だって、不登校になってなかったら、私は私の思うように生きていなかった。
私、気付いてん。
『自分の思ったままにする』ことが、大切なんじゃないかって。」


自分のタイミングで自分のしたいことをする

これが、オトの導き出した自分の生き方なんだそうです。


カウンセラーさんからも聞いていました。


「オトちゃんに、『自分の大切にしていることって何?』って聞いてみたんです。

そうしたら、思いがけない答えが返ってきました。


『自分の思ったままにする』と言ったんです。


『自分の思った通りにすると上手くいくことが多かった』と。

この考えを、オトちゃんの年で自分で気づけるなんて、凄いことなんだよ〜と話しました。」



オトは、カウンセラーさんに
自分の大切にしたいことを話して
認められた事に自信を持ち

今の自分を肯定的に捉えられたんだと思いました。

だからまず帰ってきたら私に
この考えを伝えたかったんでしょう。


「ママも、オトが学校に行けないって言ってくれたから、オトの気持ちにやっと気づけたわ。

それに、不登校になったことで
ママが今までオトを傷つけていた事に気づけた。

ママも不登校になってよかったなぁって今は思うよ。」



私の心の半分は、
本当にそんな気持ちでいっぱいです。

頼もしいともしっかり考えているとも思いました。

そして、半分は、
やっぱり自分のタイミングだけだとこれから先がいつ普通に過ごせるようになるのかわからないという不安もあります。

ただ、今は、
その気持ちは横に置いておこうと思います。


ゆっくりなんだ。

きっとオトはいつもゆっくり自分で前に進みたかったんだ。

誰かに背中を押されて進んだり、
誰かに追いつこうとしたり、
誰かと自分を比べてしまったり

そんな事はもうしたくないんだから、

ゆっくりしている姿を
『見えないけれど頑張っているんだ』と
認めてあげようと思いました。




今日も、リビングのソファーの上にごろんと横たわり過ごすオトが目に入ります。


『でも、大丈夫。この1年は無駄じゃなかった。これからもこの調子で見守っていけばいいんだよ。』


自信を持って