2015/11/7(土) 午後 9:11
表題は今日みつけて目覚めたもので、内容には全く無関係です。
百人一首を一度すべて覚えたことがありました(昔)。
全部覚えているわけでは全くないのですが、一部は覚えています。
その名残か、言葉の感覚がなんだか好ましく、すでに詠まれた句を眺めるのが好きだったりします。
一方、百人一首に出るような句は洗練されていて、美しい響きと内容の掛け算に驚かされることがあります。
一般に知られたような事項がほとんどで、多くのHPでも確認できるので引用は入れません。ちなみに、百人一首かるたをもっています。
今日思いついた句をピックアップしてみました。
百人一首の55番
滝の音は絶えて久しくなりぬれど
名こそ流れてなほ聞こえけれ 大納言公任(藤原公任)
こちらは京都の嵯峨で詠まれた句とされています。
嵯峨の大覚寺にある滝なのだそうです。
このまま読むと、
滝の音が聞こえなくなって長くなるが、有名なのは変わらない。
というすねた内容となります。
人口の小さい平安時代でも滝が枯れてしまったのです。
その枯れた滝を見た公任氏の思いは。
音韻としては、
「久しくなりぬれど」
「名こそ流れて」
「なほ聞こえけれ」
ナを多用していますね。そしてヌが入っています。
近年ナとヌの日本語での使用頻度が落ちているような気がします。
そのためか、新鮮な印象を受けるのかもしれません。
個人的な解釈なのでお許し願います。
表題は今日みつけて目覚めたもので、内容には全く無関係です。
百人一首を一度すべて覚えたことがありました(昔)。
全部覚えているわけでは全くないのですが、一部は覚えています。
その名残か、言葉の感覚がなんだか好ましく、すでに詠まれた句を眺めるのが好きだったりします。
一方、百人一首に出るような句は洗練されていて、美しい響きと内容の掛け算に驚かされることがあります。
一般に知られたような事項がほとんどで、多くのHPでも確認できるので引用は入れません。ちなみに、百人一首かるたをもっています。
今日思いついた句をピックアップしてみました。
百人一首の55番
滝の音は絶えて久しくなりぬれど
名こそ流れてなほ聞こえけれ 大納言公任(藤原公任)
こちらは京都の嵯峨で詠まれた句とされています。
嵯峨の大覚寺にある滝なのだそうです。
このまま読むと、
滝の音が聞こえなくなって長くなるが、有名なのは変わらない。
というすねた内容となります。
人口の小さい平安時代でも滝が枯れてしまったのです。
その枯れた滝を見た公任氏の思いは。
音韻としては、
「久しくなりぬれど」
「名こそ流れて」
「なほ聞こえけれ」
ナを多用していますね。そしてヌが入っています。
近年ナとヌの日本語での使用頻度が落ちているような気がします。
そのためか、新鮮な印象を受けるのかもしれません。
個人的な解釈なのでお許し願います。
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