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づうら

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魅力の小道具

2016-09-17 22:37:13 | 日記
2015/11/7(土) 午後 9:11

表題は今日みつけて目覚めたもので、内容には全く無関係です。


百人一首を一度すべて覚えたことがありました(昔)。

全部覚えているわけでは全くないのですが、一部は覚えています。

その名残か、言葉の感覚がなんだか好ましく、すでに詠まれた句を眺めるのが好きだったりします。

一方、百人一首に出るような句は洗練されていて、美しい響きと内容の掛け算に驚かされることがあります。

一般に知られたような事項がほとんどで、多くのHPでも確認できるので引用は入れません。ちなみに、百人一首かるたをもっています。

今日思いついた句をピックアップしてみました。




百人一首の55番




 滝の音は絶えて久しくなりぬれど

   名こそ流れてなほ聞こえけれ    大納言公任(藤原公任)




こちらは京都の嵯峨で詠まれた句とされています。

嵯峨の大覚寺にある滝なのだそうです。

このまま読むと、

滝の音が聞こえなくなって長くなるが、有名なのは変わらない。

というすねた内容となります。

人口の小さい平安時代でも滝が枯れてしまったのです。

その枯れた滝を見た公任氏の思いは。




音韻としては、

「久しくなりぬれど」

「名こそ流れて」

「なほ聞こえけれ」

ナを多用していますね。そしてヌが入っています。

近年ナとヌの日本語での使用頻度が落ちているような気がします。

そのためか、新鮮な印象を受けるのかもしれません。




個人的な解釈なのでお許し願います。

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