放射線量？

報道で耳にする「ミリシーベルト」「マイクロシーベルト」とはどんな単位なのか？

人間は地球上のどこに住んでいても常に放射線を浴びています。

世界で平均すると、人体は年間およそ2.4ミリシーベルトの
　　　　　　（2.4mSv：1シーベルトの1000分の1×2.4）

自然放射線に常にさらされています。

放射線を短期間に全身被ばくした場合の致死線量は5％

致死線量（被ばくした人の20人に1人が死に至る線量）が2シーベルト

50％致死線量が4シーベルト

100％致死線量が7シーベルトと言われており

200ミリシーベルト以下の被ばくでは

急性の臨床的症状（急性放射線症）は認められないとされています。

＊「短期」とは約1時間ほどと考えてください。

1シーベルト　　　→　吐き気を感じる。
2～5シーベルト　→　頭髪が抜ける。
3シーベルトを超えると30日以内に50％の人が亡くなる、とも言われます。

1シーベルト（Sv）＝1000ミリシーベルト（mSv）＝100万マイクロシーベルト（μSv）

年間限度の400倍の放射性濃度・・・

本日15日、枝野幸男官房長官が午前に会見し

東京電力・福島第一原子力発電所の第３号機付近で

最大４００ミリシーベルト（４０万マイクロシーベルト）と

一般人の年間被ばく量１０００マイクロシーベルトの

４００倍と人体に影響ある放射性濃度を検出したことを明らかにしました。
＜このため周辺住民に対し半径２０キロから３０キロ圏内では窓を開けず屋内退避するよう求めた。＞

当院に来ていただいている、ある患者さんから

お昼に電話があり・・・

栃木県内の建設現場で外で仕事している方は全員避難したそうです。
(上記の患者さんの会社だけです・・・他の会社は、分かりません。)

こんな状況なのに？

整骨院の前を小学生は、何も知らずに一斉下校をしています。

国や県の対応はどうなっているのでしょう？