賭博堕天録カイジ 和也編 感想

賭博堕天録カイジ 和也編　第９話　切願


　愛よりも剣 感想


　女が無茶苦茶を言い出した。



　男を殺せば、自分は確実に生還出来る。
　そのために、女は男を２回連続で刺させろと要求する。


　‥‥凄いな。
　こういう明らかに道理の通らない、自分本位な要求を口に出来るというのは尊敬する。
　そりゃ、言うだけならタダだし、万が一その要求が通ってしまえばラッキーだもんな。




　更に、この女は自分の正当性まで主張し始めた。


　まぁ、死にたくないという気持ちは分かる。
　でも、自分は躊躇なく男の胴を狙ったのに、男が自分を狙うのは非難するとか‥‥。

　ホントに、この作者はクズ人間を描くのが上手いなぁ。
　ちなみに、これまでに刺された剣は、男が４本で、女が２本。




　さて、女の要求に対し、組長は依怙贔屓は出来ないと一度は突っ撥ねた。
　だが、女がこのギャンブルの真相に気付いたとか言い始め、仕舞いには前言撤回。
　特例として、２本同時刺しを認めると宣言したところで、次号へ続く。



　‥‥あ、認めるんだ。

　このギャンブルは公平とか言っていたのに、ちっとも公平じゃないな。
　それと、見届け人がいたハズだが、組長の独断でルール変更が出来るんじゃ、意味なくね？

　もっとも、男の胴には全部鉄板が入っており、男が最後まで女を守ろうとしていれば、２人とも助かったというオチになるのかも知れないけど。






　カイジ 感想


　予想は外れ、今回も「愛よりも剣」は終わらなかった。


　５話連続「愛剣」だけは絶対にない‥‥！
　終わる‥‥‥‥！　今度こそ‥‥！

　福本伸行の作品ではこういう考えが一番危ない
　まさに地獄に直結する道

　愛剣 愛剣 愛剣 愛剣と来たから
　もう愛剣がないなどという読みはまさに泥沼




　なお、次号は休載。
　もしかして、３話掲載して１回休載というローテなのか？