第96局 抵抗
扉絵

今号は巻頭カラーで、扉絵は姫松高校。
愛宕姉、なに妹の胸に顔押し付けてんだ……。
本編
今回は末原さんの愚痴からスタート。

「なんなんやこの卓…
予想以上に怪物の見本市 普通の麻雀させてーな
大将戦まできて点数が平らとか ホンマおもんないわ…
もう めげたい 投げたい つらいつらい」
「普通の麻雀させてーな」と、「めげたい 投げたい つらいつらい」という韻を踏んだ泣き言に笑った。
大将戦の面子は、能力者3人に無能力者が1人。
この構図だと、どうしても末原さんを応援したくなる。

「いやいや メゲたらあかん
相手が怪物なら凡人に出来ることは『考える』ことや
思考停止したらホンマの凡人
サイコロまわして頭もまわすで! 親番…!!」
頑張れ!
凡人代表、末原さん。
東2局 親:末原さん ドラ:
今局、末原さんが最も警戒するのは、

永水のおっぱいオバケ――… 石戸霞!!
前局から攻勢に転じ、ハネツモで姉帯さんの親を流した霞さん。
しかし、霞さんにとって、前局見せた門混ツモは能力の片鱗に過ぎなかった。
この局、同卓者の3人は、そう思い知らされる事となる……。
9巡目。

末原さんの手牌は、索子が1枚もない絶一門の形。
また、河にも索子は少なく、切っているのは対面のみ。
どの牌が手出しかは分からないものの、索子は上家や下家が固めていそうな場況。
そして、この東2局は、一人が索子の門清をツモって終局となる。
ただし、和了ったのは、上家でも下家でもなく、唯一索子を切っていた霞さん。

門清ツモ一盃口は、倍満で4000・8000。

「捨牌に萬子と筒子がひとつもないまま染め上げてる…」
咲の言う通り、霞さんの河には索子と字牌しか切られていない。
つまり、霞さんは、配牌でもツモでも、索子と字牌しか引かなかった事になる。
その上、咲も姉帯さんも、末原さんと同様、索子は1枚も持っていなかった。
という事は、今の霞さんの能力は、一色独占と他色断絶?
自分は一色麻雀状態、他家は絶一門状態にする能力だとすると、凶悪に過ぎるな。
一色麻雀と二色麻雀とでは、スピードも手の高さも段違い。
おまけに、守備面では、独占色の9種36枚全てが完全安牌じゃん。
この能力への対策は、ちょっと思い付かない。
まずは鳴いてみて、ツモがズレるかどうか試してみる?
玄のドラ独占能力の事を考えると、それも期待薄だけど。
弱点は、こちらも数牌を切れば、霞さんは出和了り出来ない事くらいか?
ところで、霞さんは、どんな手で
を切ったんだろう?
取っておけば、カン
の一盃口なんかじゃなく、三面待ちやツモり四暗刻になってたっぽいケド。







から
を切ったら、
が暗刻っちゃったのかね?
それと、咲は相変わらず、嶺上開花で和了る気満々だな。
そんな役なしの手、即リーして裏ドラ期待した方が期待値高いのでは?
ああ、でも、この卓では、リーチすると姉帯さんからバックスタブされる可能性があるんだっけ。
さて、これで点数状況は、永水:115000点、宮守:101700点、清澄:93200点、姫松:90100点。

8000点の親っかぶりで、末原さんは遂にラスまで転落してしまった。
堕ちるところまで堕ち、生気のない表情で、指先を震わせている末原さんが素敵。
『咲-Saki-』ではよくある事だけど、冒頭で弱気な自分に活を入れた直後に、このラス落ち。
サブタイトルは「抵抗」なのに、何の抵抗も出来なかった末原さん、ホントにかわいそかわいい。
なお、霞さんは、一度「攻撃モード」に入ってしまうと、自分では戻れないのだそうだ。

祓うのは、巴さんや滝見春の役目なのか。
でも、その制限って、むしろ有利なんじゃないの?
神代みたいに、途中で弱くなる不安定さもない訳だし。
ただ、よく分からない事が一つ。
上でも書いたけど、防御に徹したいなら、独占色だけ切っていれば安全なのでは?
霞さんも神代同様、ナニカを降ろしている間の打牌は、自分の意思とは無関係なのだろうか?
だとしたら、カツ丼さんは、神代や霞さんにも言ってやって欲しいな。
「おまえのは打ってるんじゃない。打たされてるんだ」って。
東3局 親:咲 ドラ:
この局も霞さんの能力は発動しているらしい。
末原さんたちは萬子を1枚も引かず、河に萬子を置いているのは霞さんのみ。
「宮守と清澄………
気づいてんのか? この異常事態

「こいつが永水で一番ヤバい…!!」
あきらめたら終わり~ 気持ちをリセットして~♪
――と、『残酷な願いの中で』が聴こえて来そうな引きで、次回に続く。
前評判の高かった神代やハッちゃんではなく、実は霞さんが一番ヤバかったという展開は良いね。
というか、霞さん、これで苦手分野だったら、得意分野はどれだけなんだよ。
放銃しないのは当然として、ツモで削られる事すらないとでもいうのだろうか?
まぁ、衣が似た様な事をやっていたから、絶対に無理とも言えないけどさ。
この霞さんを攻略出来るとすれば、やっぱり主人公の咲かなぁ?
フツーに考えたら、一人で一色を完全に独占するのは不可能なハズ。
霞さんが使える牌は、鳴きが入らなければ、配牌13枚+ツモ18枚の31枚が限度。
でも、同種の数牌は9*4=36枚あるから、最少でも5枚は独占出来ない計算になる。
おまけに、霞さんの手には字牌も入るから、その枚数分だけ独占出来る枚数も減る。
では、その分をどうするかと言われたら、王牌に入れるしかないだろう。
だが、大抵は誰のものにもならずに終わる王牌も、咲ならば容易にその不可侵域に干渉出来る。
嶺上から上手いこと霞さんの独占している色を引いて来れば、霞さんを狙い撃つ事も可能かも。
まぁ、霞さんの独占色は、全て槓ドラや裏ドラの表示牌になると言われたら、それまでだけどね。
次の5月2日発売号は休載。
次回掲載は、5月18日発売号にて。
扉絵

今号は巻頭カラーで、扉絵は姫松高校。
愛宕姉、なに妹の胸に顔押し付けてんだ……。
本編
今回は末原さんの愚痴からスタート。

「なんなんやこの卓…
予想以上に怪物の見本市 普通の麻雀させてーな
大将戦まできて点数が平らとか ホンマおもんないわ…
もう めげたい 投げたい つらいつらい」
「普通の麻雀させてーな」と、「めげたい 投げたい つらいつらい」という韻を踏んだ泣き言に笑った。
大将戦の面子は、能力者3人に無能力者が1人。
この構図だと、どうしても末原さんを応援したくなる。

「いやいや メゲたらあかん
相手が怪物なら凡人に出来ることは『考える』ことや
思考停止したらホンマの凡人
サイコロまわして頭もまわすで! 親番…!!」
頑張れ!
凡人代表、末原さん。
東2局 親:末原さん ドラ:

今局、末原さんが最も警戒するのは、

永水のおっぱいオバケ――… 石戸霞!!
前局から攻勢に転じ、ハネツモで姉帯さんの親を流した霞さん。
しかし、霞さんにとって、前局見せた門混ツモは能力の片鱗に過ぎなかった。
この局、同卓者の3人は、そう思い知らされる事となる……。
9巡目。

末原さんの手牌は、索子が1枚もない絶一門の形。
また、河にも索子は少なく、切っているのは対面のみ。
どの牌が手出しかは分からないものの、索子は上家や下家が固めていそうな場況。
そして、この東2局は、一人が索子の門清をツモって終局となる。
ただし、和了ったのは、上家でも下家でもなく、唯一索子を切っていた霞さん。

門清ツモ一盃口は、倍満で4000・8000。

「捨牌に萬子と筒子がひとつもないまま染め上げてる…」
咲の言う通り、霞さんの河には索子と字牌しか切られていない。
つまり、霞さんは、配牌でもツモでも、索子と字牌しか引かなかった事になる。
その上、咲も姉帯さんも、末原さんと同様、索子は1枚も持っていなかった。
という事は、今の霞さんの能力は、一色独占と他色断絶?
自分は一色麻雀状態、他家は絶一門状態にする能力だとすると、凶悪に過ぎるな。
一色麻雀と二色麻雀とでは、スピードも手の高さも段違い。
おまけに、守備面では、独占色の9種36枚全てが完全安牌じゃん。
この能力への対策は、ちょっと思い付かない。
まずは鳴いてみて、ツモがズレるかどうか試してみる?
玄のドラ独占能力の事を考えると、それも期待薄だけど。
弱点は、こちらも数牌を切れば、霞さんは出和了り出来ない事くらいか?
ところで、霞さんは、どんな手で

取っておけば、カン











それと、咲は相変わらず、嶺上開花で和了る気満々だな。
そんな役なしの手、即リーして裏ドラ期待した方が期待値高いのでは?
ああ、でも、この卓では、リーチすると姉帯さんからバックスタブされる可能性があるんだっけ。
さて、これで点数状況は、永水:115000点、宮守:101700点、清澄:93200点、姫松:90100点。

8000点の親っかぶりで、末原さんは遂にラスまで転落してしまった。
堕ちるところまで堕ち、生気のない表情で、指先を震わせている末原さんが素敵。
『咲-Saki-』ではよくある事だけど、冒頭で弱気な自分に活を入れた直後に、このラス落ち。
サブタイトルは「抵抗」なのに、何の抵抗も出来なかった末原さん、ホントにかわいそかわいい。
なお、霞さんは、一度「攻撃モード」に入ってしまうと、自分では戻れないのだそうだ。

祓うのは、巴さんや滝見春の役目なのか。
でも、その制限って、むしろ有利なんじゃないの?
神代みたいに、途中で弱くなる不安定さもない訳だし。
ただ、よく分からない事が一つ。
上でも書いたけど、防御に徹したいなら、独占色だけ切っていれば安全なのでは?
霞さんも神代同様、ナニカを降ろしている間の打牌は、自分の意思とは無関係なのだろうか?
だとしたら、カツ丼さんは、神代や霞さんにも言ってやって欲しいな。
「おまえのは打ってるんじゃない。打たされてるんだ」って。
東3局 親:咲 ドラ:

この局も霞さんの能力は発動しているらしい。
末原さんたちは萬子を1枚も引かず、河に萬子を置いているのは霞さんのみ。
「宮守と清澄………
気づいてんのか? この異常事態

「こいつが永水で一番ヤバい…!!」
あきらめたら終わり~ 気持ちをリセットして~♪
――と、『残酷な願いの中で』が聴こえて来そうな引きで、次回に続く。
前評判の高かった神代やハッちゃんではなく、実は霞さんが一番ヤバかったという展開は良いね。
というか、霞さん、これで苦手分野だったら、得意分野はどれだけなんだよ。
放銃しないのは当然として、ツモで削られる事すらないとでもいうのだろうか?
まぁ、衣が似た様な事をやっていたから、絶対に無理とも言えないけどさ。
この霞さんを攻略出来るとすれば、やっぱり主人公の咲かなぁ?
フツーに考えたら、一人で一色を完全に独占するのは不可能なハズ。
霞さんが使える牌は、鳴きが入らなければ、配牌13枚+ツモ18枚の31枚が限度。
でも、同種の数牌は9*4=36枚あるから、最少でも5枚は独占出来ない計算になる。
おまけに、霞さんの手には字牌も入るから、その枚数分だけ独占出来る枚数も減る。
では、その分をどうするかと言われたら、王牌に入れるしかないだろう。
だが、大抵は誰のものにもならずに終わる王牌も、咲ならば容易にその不可侵域に干渉出来る。
嶺上から上手いこと霞さんの独占している色を引いて来れば、霞さんを狙い撃つ事も可能かも。
まぁ、霞さんの独占色は、全て槓ドラや裏ドラの表示牌になると言われたら、それまでだけどね。
次の5月2日発売号は休載。
次回掲載は、5月18日発売号にて。
1回降ろしたら、次の対局は降ろせないとか。
神話では岩戸は外の喧騒につられて開けたんだから
鳴き(音)に弱いとかかなあ。
麻雀が分からないがEDに実感させた。
逆転しなくてもよい、二位で準優勝に出られるでしょ。
はやく臨海高校との対決を見たいな。
次回は1ヶ月隔たるかよ。待てない…
管理人さんは咲らじ聞く?
スクエニにまた怒られるぞ。