咲 -Saki- 第15局について。
ネットを見ていると、たまにキャプテンの読みについて触れられているのを見掛ける。
今週は『咲 -Saki-』が読めないので、代わりにこれを検討してみる事にした。
まぁ、今更だし、麻雀を知っている人なら誰でも分かる話ではあるのだが。

先鋒後半戦南1局、キャプテンは井上のリーチに対し、一発目にドラの
を切ってみせる。
これは、どうして「完全に安牌」と言い切れるのか?

「両面(リャンメン)」
「嵌張(カンチャン)」
「辺張(ペンチャン)」
「双碰(シャンポン)」
「単騎(たんき)」
「十三面待ちでない国士待ち(正式名称不明)」

※あくまで日本麻雀限定。中国麻雀だと組合竜や七星不靠といった例外も存在する。
それはさておき、これを踏まえて、河とキャプテンの手を見てみると、


まず、
が河に1枚、キャプテンの手に3枚あって、4枚全部見えている。
次に、
も河に2枚、キャプテンの手に1枚あり、ドラが
なのでドラ表示牌に1枚と4枚全部見えている事になる。
最後に、
についても、河に1枚、キャプテンの手に2枚あるので、タコスがもう1枚持っているのなら、4枚全部見えている事になる。
そうすると、
両面
:
が残っていないのでありえない。
嵌張
:
も
も残っていないのでありえない。
辺張
:
が残っていないのでありえない。
双碰
:
が残っていないのでありえない。
単騎
: 同様に
が残っていないのでありえない。
国士 : 国士は
待ちにならないのでありえない。
という訳で、井上のリーチには
が通ると読める訳である。
ところで、どうしてキャプテンはタコスの手に
があると読めたのか?

その理由はキャプテンの言っている「理牌の癖」である程度説明出来る。

タコスは、基本的に同じ種類の牌をまとめ、字牌を右端に置く。
更に、同じ種類の牌同士だと、数字の小さいものを左に、大きいものを右に置くようだ。
タコスは前巡に
を、前々巡に
を切っている。
前々巡が手出しだとすれば、5巡目のタコスの手はこうだったと分かる。
ドラ
なので、どう見ても、いま右端にある1枚は

のいずれか(
は4枚出)。
そして、普通に考えれば、

や

という形から、
という順番では落とさないだろう。
加えて、牌の上下についても注目したい。
麻雀には点対称の牌が14種類あり、中国麻雀ではこの14種だけで和了ると推不倒という役になる。
さて、

の3枚を見ると、
だけが点対称ではない。
そして、タコスは牌の上下を綺麗に揃えて並べている。
なので、もしタコスが右端の一牌について上下を揃える仕草をしていたなら、それが
だと確信出来る。
同様に、

も点対称であるため、もしタコスが前々巡に切った
の左隣の牌の上下を揃えていたのなら、「端の一牌を除いて全部萬子」という読みも説明出来る。
もっとも、そういう描写があった訳ではないので、キャプテンがこのアプローチで読んだかどうかは不明だが。
ちなみに、この様な点対称の14牌を「触らずの14枚」とも呼ぶ。
しかし、こういった事を理屈として知ってはいても、同じ読みが出来る訳ではない。
なので、

この透華のセリフには激しく同意。
この回がなかったら、ここまで『咲 -Saki-』にハマらなかっただろうなぁ……。
ネットを見ていると、たまにキャプテンの読みについて触れられているのを見掛ける。
今週は『咲 -Saki-』が読めないので、代わりにこれを検討してみる事にした。
まぁ、今更だし、麻雀を知っている人なら誰でも分かる話ではあるのだが。

先鋒後半戦南1局、キャプテンは井上のリーチに対し、一発目にドラの

これは、どうして「完全に安牌」と言い切れるのか?

「両面(リャンメン)」
「嵌張(カンチャン)」
「辺張(ペンチャン)」
「双碰(シャンポン)」
「単騎(たんき)」
「十三面待ちでない国士待ち(正式名称不明)」

※あくまで日本麻雀限定。中国麻雀だと組合竜や七星不靠といった例外も存在する。
それはさておき、これを踏まえて、河とキャプテンの手を見てみると、


まず、

次に、


最後に、

そうすると、
両面



嵌張




辺張



双碰



単騎


国士 : 国士は

という訳で、井上のリーチには

ところで、どうしてキャプテンはタコスの手に


その理由はキャプテンの言っている「理牌の癖」である程度説明出来る。

タコスは、基本的に同じ種類の牌をまとめ、字牌を右端に置く。
更に、同じ種類の牌同士だと、数字の小さいものを左に、大きいものを右に置くようだ。
タコスは前巡に


前々巡が手出しだとすれば、5巡目のタコスの手はこうだったと分かる。


なので、どう見ても、いま右端にある1枚は




そして、普通に考えれば、








加えて、牌の上下についても注目したい。
麻雀には点対称の牌が14種類あり、中国麻雀ではこの14種だけで和了ると推不倒という役になる。
さて、




そして、タコスは牌の上下を綺麗に揃えて並べている。
なので、もしタコスが右端の一牌について上下を揃える仕草をしていたなら、それが

同様に、




もっとも、そういう描写があった訳ではないので、キャプテンがこのアプローチで読んだかどうかは不明だが。
ちなみに、この様な点対称の14牌を「触らずの14枚」とも呼ぶ。
しかし、こういった事を理屈として知ってはいても、同じ読みが出来る訳ではない。
なので、

この透華のセリフには激しく同意。
この回がなかったら、ここまで『咲 -Saki-』にハマらなかっただろうなぁ……。
いつも楽しく拝見させて頂いております
勝手ながら この記事をブログ内でご紹介させていただきました
もし不都合な点などございましたらご連絡ください
これからも更新を楽しみにしております
ブログ拝見させていただきました。
僕も天鳳で打つ事がありますので、同卓する事があればお手柔らかに。
だいたい分かっていたけど単騎待ちについて補完されて120%納得できた
乙!
待ちが9つならもっとよかったのですが。
確かにこの回の話はかなりよくできていたと思います。
捨て牌の画面をあらためて見ると、ヤマが右向きに押されていたり、自然な感じで書かれてますね。
アニメではそこまで再現されていないようですが。
僕は麻雀始めたててでサッパリですが