週刊少年ジャンプ 感想

週刊少年ジャンプ 2019年25号 感想


ふたりの太星

　新連載。



　ジャンルは見ての通りの将棋マンガ。
　『ヒカルの碁』みたいだと思って調べてみたら、これって『デビリーマン』の作者なの！？
　うっそ、前作から画力上がり過ぎじゃね？


　表紙を見た時は、ヒカルとアキラの様なライバルだとばかり思ったこの二人。



　実は同一人物で、二重人格者である事が判明する。

　その設定自体はユニークで面白そうだけど、



　昼の人格「太」より、夜の人格「星」の方が圧倒的に強いというのはどうなんだろう？
　これだと、「体」がピンチになったあと、「星」が逆転するという展開ばかりになりそうだが。

　個人的には、麻雀マンガ『ダブルフェイス』みたいに棋風を変えた方が良かった気がするなぁ。
　将棋だと「体」が振り飛車党で、「星」が居飛車党とか？　しらんけど。


　さて、またしても始まった将棋マンガ。
　果たして、今度こそ藤井聡太人気に肖る事が出来るのか！？
　将棋マンガが好きだからというのもあるけれど、僕的に第１話は割と面白かった。




Dr.STONE

　前回登場した新キャラ「アマリリス」は、ゲン曰く「引くほどの美人」らしい。
　千空といい、ゲンといい、それならもうちょっとくらい男の子らしい反応しようよ（笑）。



　アマリリスはアマリリスで、良いキャラしてるな。
　それでいて、悪女になった真の目的が、頭首を倒して皆を救うためだというのが泣ける。
　現頭首が悪人という事は、名前的にソユーズは前頭首の息子かな？

　アマリリスの言葉を信じるなら、石化光線を使ったのはこの島の頭首。
　でも、私利私欲のために石化光線を使う俗物なら、恐らく人類石化犯とは別人だろうな。
　あの石化光線さえあれば、元の世界で全人類を支配する事だって出来ただろうし。

　とはいえ、石化光線の存在はこの上ない脅威。
　千空たちも武器として催涙ガスを持参しているが、果たして頭首を倒す事は出来るのか？




チェンソーマン



　あれ、姫野先輩、意外とマジでアキのこと好きだったの？

　マキマさんを狙うデンジと、アキを狙う姫野先輩。
　利害が一致して、同盟成立……、



　……した直後に、マキマさん死亡！？
　この展開はちょっと驚いた。

　でも、『週刊少年ジャンプ』だから、何らかの理由で死なないパターンかな？
　ここで死ぬには、まだマキマさんというキャラクターの掘り下げも不十分だし。
　個人的には、ここで本当に死んだ方が、作品として面白くなる気もするけど。




火ノ丸相撲

　今回のサブタイトルは、「鬼丸国綱と太郎太刀信也」。


　千秋楽。
　鬼丸の取組を観るため、五條家の面々も国技館へやって来ていた。



　長男は悪態を吐いているが、鬼丸が人気出るのは当然だよなぁ。
　身長157cm、体重79kgの身体で、優勝争いに絡める実力を持つ力士って、どんな奇跡だよ。


　なお、鬼丸は勿論のこと、太郎太刀も大相撲では小兵の部類らしい。
　確認してみたら、太郎太刀の身長は173cmだから、平均180cm超の大相撲では確かに小兵だね。
　まぁ、金盛さんの言う通り、鬼丸をよく知る太郎太刀しては、だから何だという話だろうが。


　鬼丸国綱 対 太郎太刀信也。



　鬼丸のぶちかましを止めた太郎太刀だが、今度は激しい張り手に翻弄される。
　太郎太刀も頭突きを返したものの、やはり地力は鬼丸の方が一枚上手の様だ。


　そういや、ここまでの勝敗って、どうなっているんだろう？
　特に言及されていないところを見ると、優勝候補はみんな勝ち続けているのかな？

　そうすると、やっぱり刃皇は草薙に負けて２敗、大唐揚も冴さんの負けて２敗。
　同じく２敗の鬼丸と冴さんを含め、４人で優勝決定戦になるのかな？




食戟のソーマ

　ネットを見ていたら、前回創真が作った料理はチャーハンではなくピラフだと総ツッコミされていた。

　調べてみたところ、チャーハンは米を炊いてから油で炒める料理。
　一方で、ピラフはバターで米を炒めてから炊く料理らしい。へぇ～。

　その違いを踏まえた上で読み直してみると、



　うん、ピラフだ、コレ（笑）。




最後の西遊記

　あれ、掲載順位が死んでる。
　ソーマを抜いて、実質ドベじゃん。
　まぁ、設定は嫌いじゃないけど、この作品は「漫画」が下手だと思う。


　龍之介とコハルの二人は、布留迦先生とエステルに同行して妖怪退治に赴く事となった。
　コハルの存在を外部に漏らしただけで死罪級なのに、随分簡単に同行させるんだな。
　布留迦先生も言っていたが、経験値稼ぎという目的は、リスクと全く釣り合っていないと思う。

　つか、レベリング目的なら、この大卵閣の中に妖怪召喚して、それを倒せば良いじゃん。
　そもそも、龍之介とコハルが「討怪衆最強の如意棒使い」になる必然性って、何なのさ？


　如意棒を形状変化させ、「鍵」として使うというアイデアは面白かった。
　ただ、それを挿し込むのは鳥居ではなく、もっと「鍵穴」らしい方が良かった気がするなぁ。

　あと、前回ラストで登場した新キャラ、今回全く登場してないんだけど（笑）。
　次の話で出番がないのに何故引きで登場させたのか、正直理解に苦しむ。




SPY×FAMILY

　『少年ジャンプ＋』掲載作品。



　Elegant!!

　娘アーニャを傷付けた面接官に激怒する黄昏。
　スパイとしては失格かも知れないが、前回のエレガント無双以上にエレガントだった。

　そして、この面接官を殴り倒したヘンリー寮長もエレガント。
　他人に厳しいが、自分にも厳しい人間というのは好感が持てる。