週刊少年サンデー 2009年50号 感想
マギ
黄牙一族との交渉のため、再び村を訪れた練白瑛。
だが、煌帝国に不信感を抱いた黄牙一族にとって、練白瑛の言葉は到底信じられるものではない。
裏で糸を引く呂斎の思惑通り、遂には黄牙一族の一人が、練白瑛へと斬りかかった。
しかし、練白瑛はその剣を避ける素振りも見せなかった。
傷を負わされた事など意にも介さず、黄牙一族への説得を続ける練白瑛。
その真っ直ぐな眼差しには、微塵の揺るぎも見られない。
アラジンが煌帝国の駐屯地に出向いた時、「練白瑛の周りのルフは痛いほど迷いがない」なんて言っていたけど、自分の身が危険に晒されても、それは変わらないんだな。
練白瑛が、綺麗事ばかり口にする現実を知らないお姫様ではなく、断固たる覚悟を持って理想を追っているのだと知って、見直した。
この争いを止めるため、ババの杖を手にし、ルフを使役しようとするアラジン。
しかし、そこに瀕死だったハズのババ本人が現れ、アラジンを制止した。
ババはアラジンから自分の杖を受け取ると、「情けない真似をするな!!」と黄牙の戦士たちを一喝。
続けて、「………見誤るな。己れが本当に守るべきものを。そのために、どんな戦い方をするべきかを…………」と、改めて一族の者たちに、「心の戦い」について諭した。
そして、ババは血を流しながらも、練白瑛の前まで行って跪き、煌帝国の傘下に降る旨を伝えた。
ババがこの決断をした背景には、やはりアラジンが練白瑛を信用出来ると伝えた事があったらしい。
ババの傷を見た練白瑛は、それが自分の部下の仕業だと感付いたようだ。
しかし、それを口にしても、ババは「そんなことはどうでも良いのです」と問題にしなかった。
練白瑛といい、ババといい、自らの血を流す事を厭わない高潔な姿勢には頭が下がる。
ババが長くない事を悟ってか、練白瑛は「あなたの意志 確かに受け継ぎました…」と言うと、煌帝国と練白瑛の名の下に黄牙一族の安全を保障すると宣言した。
黄牙一族の中には、他国に降る事を嘆く者もいたが、ドルジの「誰に降ろうが、誇り高く心を持ち続ければいいだけだ!! ババ様のように………」という言葉に納得したのだろう。
己が意志を示せというババの言葉を聞くと、練白瑛を取り囲んでいた黄牙一族の者全員が、ババに倣って練白瑛に跪き、恭順の意を示したのだった。
すごいねウーゴくん… みんな、未来のために何をすべきかを選ぶ勇気を持った人達だ。
僕らは今、何もすべきことがなかったよ。
かくして、アラジンやウーゴくんが関与する事なく、争いは収束した。
こういう場合、第三者の主人公が割って入る事で、問題を解決するのがお約束なのに、まさかアラジン抜きで解決してしまうとは思ってもみなかった。
良い意味で予想を裏切られ、とても面白かった。
アラジンの「僕らは今、何もすべきことがなかったよ。」というセリフも印象深い。
無理をしたババは、今後の事をドルジやトーヤたちに伝え終えると、息を引き取った。
だが、死んだババは、アラジンにだけ見える魂(?)の姿となると、“この姿”になってやっと分かった事があると、アラジンにも言葉を遺した。
ババによると、『ルフ』とは全ての生命の魂をつなぐ、世界の血潮なのだとか。
そして、その「ルフ」に愛され、その力を借りられる存在、「マギ」は、幾億の生命と共に生き、彼らを導いて世界を創る事が使命らしい。
ババは最後に「…だからお主は、決して独りではないのだよ?」「いつも味方でいるよ。」とアラジンに言うと、無数の鳥となり、消えていった。
う~ん、よく分からないなぁ。
この世界の生物は、死ぬと魂が抜けて、『ルフ』というところで一つになるのか?
そうすると、これまでルフと呼ばれていた、小さい鳥はなんなんだろう?
あと、マギはルフを使役しているのではなく、ルフがマギに力を貸してくれているだけだったのか?
ルフに意思があるのかも謎だし、死んだ生物のパーソナリティがどうなるかとか、疑問が尽きない。
一方、煌帝国の駐屯地に戻ろうとした練白瑛は、途中で軍を率いる呂斎と出会っていた。
呂斎が戦争を始めるつもりだと聞くと、練白瑛の懐に入った何かが八芒星の光を放ち始めた。
これは、ジンの召喚? それとも、何らかのマジックアイテム?
どちらにせよ、アラジン以外の者が使うのは初めてなので、次回が楽しみだ。
そういや、練白瑛といつも一緒にいる、青舜という少年についても、まだ謎が残っているな。
黄牙一族に囲まれた時は、慌てているだけで何の役にも立たなかったけど、何者なんだろう?
万が一、練白瑛の趣味で連れ歩いていたなんて言われたら、どうしよう……。
それはさておき、ようやくコミックスの発売が正式決定。
発売日は12月18日で、やはり1巻と2巻の同時発売になるのだそうだ。
もしかして、1巻表紙がアラジン、2巻表紙がアリババって、対比させるのだろうか?
ケンイチ
逆鬼の過保護が裏目に出て、紀伊陽炎に出会してしまった兼一。
だが紀伊陽炎は、刹那丸を返すよう取り次いでくれと、兼一に泣きついて来た。
赤羽刀を手に入れるためにやって来たのに、やっぱり刹那丸が良いと泣く紀伊陽炎が良かった。
紀伊陽炎には、これからも他の刀に浮気せず、刹那丸一筋でいて欲しいなぁ。
……で、どうなるの?
返してもらえるの、刹那丸?
神知る
1コマ目は、三角形のイデア?
それはそうと、理想のギャルゲか。
前にコメント欄にも名前が出ていたけど、最近はよく『ラブプラス』の話を聞く。
そんなに面白いならやってみようかとも思うんだけど、絵が好みに合わないんだよな。
まぁ、桂馬の「よっきゅん」みたいに、実際にゲームをやってみれば、考えが変わるのかもしれないけど。
ところで、「よっきゅん」って、前にノーラに殺されなかったっけ?
桂馬が「ロードロード」と叫んでいたけど、あれでなかった事になったのだろうか?
ハヤテ
あら、白髪の伊澄も良かったのに、もう戻っちゃったのか。
このまま、ハヤテvs伊澄になったら面白いけど、そうはならないんだろうな。
はじあく
草壁の家には、洗脳度の測定器があるのか……。
どうやって使うのかは知らないけど、コンビニのバーコードリーダーみたいなのが付いているなぁ。
乙型を一撃で倒すとは、草壁ゲンって強いんだな。
しかも、肩書きから「見習い」が取れると、変身するようになるらしい。
変身するともっと強くなるんだろうか、それとも単に気分的な問題?
ゲンの妹のシズカが、なかなかに可愛かった。
正義の味方見習いだけあって、何気に手刀で薪を割っていたけど……。
ところで、「悪の人」を倒すと、何処かから補助金でも出るんだろうか?
マギ
黄牙一族との交渉のため、再び村を訪れた練白瑛。
だが、煌帝国に不信感を抱いた黄牙一族にとって、練白瑛の言葉は到底信じられるものではない。
裏で糸を引く呂斎の思惑通り、遂には黄牙一族の一人が、練白瑛へと斬りかかった。
しかし、練白瑛はその剣を避ける素振りも見せなかった。
傷を負わされた事など意にも介さず、黄牙一族への説得を続ける練白瑛。
その真っ直ぐな眼差しには、微塵の揺るぎも見られない。
アラジンが煌帝国の駐屯地に出向いた時、「練白瑛の周りのルフは痛いほど迷いがない」なんて言っていたけど、自分の身が危険に晒されても、それは変わらないんだな。
練白瑛が、綺麗事ばかり口にする現実を知らないお姫様ではなく、断固たる覚悟を持って理想を追っているのだと知って、見直した。
この争いを止めるため、ババの杖を手にし、ルフを使役しようとするアラジン。
しかし、そこに瀕死だったハズのババ本人が現れ、アラジンを制止した。
ババはアラジンから自分の杖を受け取ると、「情けない真似をするな!!」と黄牙の戦士たちを一喝。
続けて、「………見誤るな。己れが本当に守るべきものを。そのために、どんな戦い方をするべきかを…………」と、改めて一族の者たちに、「心の戦い」について諭した。
そして、ババは血を流しながらも、練白瑛の前まで行って跪き、煌帝国の傘下に降る旨を伝えた。
ババがこの決断をした背景には、やはりアラジンが練白瑛を信用出来ると伝えた事があったらしい。
ババの傷を見た練白瑛は、それが自分の部下の仕業だと感付いたようだ。
しかし、それを口にしても、ババは「そんなことはどうでも良いのです」と問題にしなかった。
練白瑛といい、ババといい、自らの血を流す事を厭わない高潔な姿勢には頭が下がる。
ババが長くない事を悟ってか、練白瑛は「あなたの意志 確かに受け継ぎました…」と言うと、煌帝国と練白瑛の名の下に黄牙一族の安全を保障すると宣言した。
黄牙一族の中には、他国に降る事を嘆く者もいたが、ドルジの「誰に降ろうが、誇り高く心を持ち続ければいいだけだ!! ババ様のように………」という言葉に納得したのだろう。
己が意志を示せというババの言葉を聞くと、練白瑛を取り囲んでいた黄牙一族の者全員が、ババに倣って練白瑛に跪き、恭順の意を示したのだった。
すごいねウーゴくん… みんな、未来のために何をすべきかを選ぶ勇気を持った人達だ。
僕らは今、何もすべきことがなかったよ。
かくして、アラジンやウーゴくんが関与する事なく、争いは収束した。
こういう場合、第三者の主人公が割って入る事で、問題を解決するのがお約束なのに、まさかアラジン抜きで解決してしまうとは思ってもみなかった。
良い意味で予想を裏切られ、とても面白かった。
アラジンの「僕らは今、何もすべきことがなかったよ。」というセリフも印象深い。
無理をしたババは、今後の事をドルジやトーヤたちに伝え終えると、息を引き取った。
だが、死んだババは、アラジンにだけ見える魂(?)の姿となると、“この姿”になってやっと分かった事があると、アラジンにも言葉を遺した。
ババによると、『ルフ』とは全ての生命の魂をつなぐ、世界の血潮なのだとか。
そして、その「ルフ」に愛され、その力を借りられる存在、「マギ」は、幾億の生命と共に生き、彼らを導いて世界を創る事が使命らしい。
ババは最後に「…だからお主は、決して独りではないのだよ?」「いつも味方でいるよ。」とアラジンに言うと、無数の鳥となり、消えていった。
う~ん、よく分からないなぁ。
この世界の生物は、死ぬと魂が抜けて、『ルフ』というところで一つになるのか?
そうすると、これまでルフと呼ばれていた、小さい鳥はなんなんだろう?
あと、マギはルフを使役しているのではなく、ルフがマギに力を貸してくれているだけだったのか?
ルフに意思があるのかも謎だし、死んだ生物のパーソナリティがどうなるかとか、疑問が尽きない。
一方、煌帝国の駐屯地に戻ろうとした練白瑛は、途中で軍を率いる呂斎と出会っていた。
呂斎が戦争を始めるつもりだと聞くと、練白瑛の懐に入った何かが八芒星の光を放ち始めた。
これは、ジンの召喚? それとも、何らかのマジックアイテム?
どちらにせよ、アラジン以外の者が使うのは初めてなので、次回が楽しみだ。
そういや、練白瑛といつも一緒にいる、青舜という少年についても、まだ謎が残っているな。
黄牙一族に囲まれた時は、慌てているだけで何の役にも立たなかったけど、何者なんだろう?
万が一、練白瑛の趣味で連れ歩いていたなんて言われたら、どうしよう……。
それはさておき、ようやくコミックスの発売が正式決定。
発売日は12月18日で、やはり1巻と2巻の同時発売になるのだそうだ。
もしかして、1巻表紙がアラジン、2巻表紙がアリババって、対比させるのだろうか?
ケンイチ
逆鬼の過保護が裏目に出て、紀伊陽炎に出会してしまった兼一。
だが紀伊陽炎は、刹那丸を返すよう取り次いでくれと、兼一に泣きついて来た。
赤羽刀を手に入れるためにやって来たのに、やっぱり刹那丸が良いと泣く紀伊陽炎が良かった。
紀伊陽炎には、これからも他の刀に浮気せず、刹那丸一筋でいて欲しいなぁ。
……で、どうなるの?
返してもらえるの、刹那丸?
神知る
1コマ目は、三角形のイデア?
それはそうと、理想のギャルゲか。
前にコメント欄にも名前が出ていたけど、最近はよく『ラブプラス』の話を聞く。
そんなに面白いならやってみようかとも思うんだけど、絵が好みに合わないんだよな。
まぁ、桂馬の「よっきゅん」みたいに、実際にゲームをやってみれば、考えが変わるのかもしれないけど。
ところで、「よっきゅん」って、前にノーラに殺されなかったっけ?
桂馬が「ロードロード」と叫んでいたけど、あれでなかった事になったのだろうか?
ハヤテ
あら、白髪の伊澄も良かったのに、もう戻っちゃったのか。
このまま、ハヤテvs伊澄になったら面白いけど、そうはならないんだろうな。
はじあく
草壁の家には、洗脳度の測定器があるのか……。
どうやって使うのかは知らないけど、コンビニのバーコードリーダーみたいなのが付いているなぁ。
乙型を一撃で倒すとは、草壁ゲンって強いんだな。
しかも、肩書きから「見習い」が取れると、変身するようになるらしい。
変身するともっと強くなるんだろうか、それとも単に気分的な問題?
ゲンの妹のシズカが、なかなかに可愛かった。
正義の味方見習いだけあって、何気に手刀で薪を割っていたけど……。
ところで、「悪の人」を倒すと、何処かから補助金でも出るんだろうか?
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