週刊少年サンデー 感想

週刊少年サンデー 2009年42・43号 感想


ケンイチ

　おお、こう来たか。
　まさか、これまで出ていた「月」のYOMIが“仮”だったとは。

　YOMIの座を賭けて勝負とか言っていたけど、ここでハーミットが負けるとは思えないなぁ。
　でも、ハーミットが勝ったら、そのままYOMIの一員になってしまうんだろうか？


　ハーミットが兼一の質問に対し、仮面優等生の顔で「どう答えてほしい？　どっちでも君の望むように答えてあげるよ！」と返答していたが、何気にあれが本音だったりして。
　師の馬槍月が、雇い主のフォルトナを「どっちにつくかは気分次第」と言って裏切った様に、ハーミットもYOMIを利用はするけど、その後でどうするかは気分次第なのかも。




マギ



　迷宮ダンジョン攻略編完結。

　サブタイトルと２人の会話で予想はしていたが、アラジンとアリババはここでお別れか。
　自分の事を勇気のない卑怯者だと卑下するアリババに対し、アラジンが初めて会った日の事を持ち出し「きみは僕の尊敬する友だちだ」と言うシーンは思わず涙が出てしまった。

　アラジンとアリババが出会った偶然ではなく、アラジンとアリババが迷宮を攻略した成果でもなく、アラジンとアリババが交わした「一緒に世界を見て回る」という小さな約束こそが、“この世界の巨大な謎に挑む人々の旅の幕開け”だったというのが良かったと思う。


　迷宮編のラストは、壮大なストーリーを期待させる終わり方だったな。

　消えたアラジンは何処に行ってしまったんだろう？
　アリババとの約束があるから、自分の意思でいなくなった訳ではないと思うんだけど。

　そして、これからアリババはどうするんだろう？
　アラジンには、バルバッドでヤボ用を済ませて、シンドリアって国で商売をするとか言ってたな。
　商売をするとなると、第１話で出たライラやサアサも再登場するだろうか。

　あと、モルジアナの今後も気になるな。
　アリババと一緒に旅をする事になるのか、それとも別行動か？
　ジャミルがいなくなったのに、まだ奴隷を続けるなんて事はしないよな。




神知る

　駆け魂の持ち主が、愛梨の祖母だったとは。
　異色のエピソードだったけど、長生きして、自分の周りにもう遊び相手がいなくなってしまった事が「心のスキマ」だったというのは考えさせられるものがあった。

　こういう話を感慨深く感じるのも、僕が年を取ったからなんだろうな。
　果たして、僕はあと何年くらいで死ぬのだろうか？

　それはさておき、桂馬と同い年になった梨枝子が、子供の頃の姿と違い過ぎて笑った。
　愛梨も大きくなったら、あんな美人になるのか。




絶チル

　何だか、薫がヤンデレ化してるし……。




はじあく

　緑谷の目が、キョーコよりユキへと向き始めた。

　クラスメイトの恋愛相談に乗ってやるジローは、相変わらずいいヤツだな。
　しかし、自分のキョーコへの気持ちは無自覚なのに、緑谷がユキを好きだというのは気付くのか。
　それと、わざわざキョーコとアキを怒らせんでも、事情を話して、協力してもらえば良かったのに。

　ところで、ジローとキョーコ、緑谷とユキが付き合いだすと、アキだけ余ってしまうな。