防災の日に特番

９月１日は防災の日である。
この日、某局で放送する
東日本大震災の被災者の方々の証言を綴った特番を担当した。

当時の話を淡々と語る姿に衝撃を受けた。
東北の人たちは何であんなにも強いのだろうか・・・。

もし自分が彼らと同じ境遇に陥ったらどうだったろうか

と考えてしまった。

明日から城巡り

明日から日本のお城をいくつかロケハンで巡ることになった。
有名どころでは、彦根城、姫路城・・・など。
あまり知られていないお城としては、竹田城・・・。
ここは、城と言っても城壁しか残っていないそうだが、
いわゆる城跡ですな。

これまで、旅番組の中で幾つかの城には行ったが、
城だけを巡るというのは、自分にとって初めての体験である。
お城の専門家が一緒に行ってくれるというのだが、
お城の専門家とは一体どんな人物なのだろうか？
でも最近、芸能人の城好きも多いと聞くので
珍しい人ではないと思うが・・・。

今年も本当にいろんなことがあった。
自分自身にも、日本と言う国にも。
来年ははたしてどんな年になるのだろうか。
どう転ぶにしても、
この２０１１年という年が、キーポイントになりそうな気がする。

日本の存在とは・・・

スペイン・バスク地方から無事帰国した。
思ったよりもスペインは暖かかった。
「食はバスクにあり」と言われるだけあって、食べ物もとても美味しかった。
今回取材したのは、この地方で行われている伝統スポーツ、
中でも「石の持ち上げ」競技というもの。
２０年以上前、アリナミンのCMで名高達郎が肩で丸い石を回していたのを
覚えている方もいるでしょう、あれだ。
あのCMに出演していた人物にも今回取材することが出来た。
なかなか面白い撮影だったが、ロケ中気がついたことがある。
日々見ていたホテルのテレビ、
ギリシャやイタリアの経済危機の話が連日流れていた。
ハワイでAPECも行われていたりと、
世界の経済ニュースがトップを飾っていたのだが、
一向に日本が出てこないのである。
オバマ大統領をはじめ各国首脳、特に中国の首相は連日登場していた。
なのに日本の野田首相の姿が全然出てこない。
唯一、全員が並んだ記念撮影の際、オバマ大統領の横に立つ姿を見かけただけだ。
数年前にヨーロッパに来た時は何かしら日本のニュースが流れていた気がする。
どうやら日本はアニメと料理以外にはニュース価値が無くなって来たようだ。
永遠に続く繁栄など、やはり無いのかもしれない。

スペイン・バスク地方へ

明後日からスペインのバスクへ撮影で行くことになった。
実は、バスクへは今から２５年前の１９８６年に取材で行っている。
この年はソビエトのチェルノヴィリであの原発事故があった年だった。
最近離婚したある女優と一緒にロケに行っていたのだが、
周りが黒い雨が降るとか言って、騒いでいたのを覚えている。
あれから２５年、またしても福島で原発事故があった同じ年に同じ場所の行くというのは
何か因縁めいていて不思議な気がする。
２５年前のロケはとても楽しい思い出だった。
はたして今回はどうなんだろう。
あの時は可愛い女優さんと一緒だった、
今回は超わがままな男優と一緒、世の中も自分も、どんどん悪くなっているような気がする。

日本一古い小学校

日本一古い小学校


この写真、決して幽霊屋敷ではありません。
実は、日本一古い校舎の小学校です。
何と、夜の２時間だけライトアップされているのです。
多分ライトアップされている小学校というのは、日本でここだけでしょう。

岡山県高梁市にある吹屋小学校です。
明治３３年に９年の歳月をかけて建てられました。
昼間見てもとても趣のある建物です。
現在、全校生徒はたった７名。
今年度で閉校になることが決まっています。
またひとつ、日本の心が消えていきます。（合掌）

モンゴル滞在記

先月モンゴルに行って来た。
１週間ほどの滞在であったが、なかなかの国だった。
到着した日は大雪。
この時期雪が降ることはあるそうだが
猛吹雪だった今回は異常気象とのこと。
世界中がどうもおかしくなっているような気がする。

かと思うと一転の砂嵐。
現地の人に命の保証はできないと、避難させられた。
まさに大自然との戦いが日々行なわれていることを実感させられた。

それにしても、増々大自然の猛威は激しさを増しているようだ。

友人がカラオケスナックを開店した

友人がカラオケスナックを開店した。
場所は、西武池袋線石神井公園駅。
全くの水商売経験が無いなかでのオープンだった。
しかも年齢は５０歳をすでに幾つか越えている。
大げさに言えば、まさに人生を賭けた新たな船出である。

昨日、他の友人たちとそのお店を訪ねた。
あまりお金はかけずにオープンしたいと言っていた彼だが、
最後には、自らの生命保険を解約してまで開店資金を工面したと言う。
そのお陰でお店は実に綺麗に仕上がっていて、とても気持ちのよいお店だった。
１９日のオープンから５日ほど、まだまだこれから先の事は分らないが、
ある程度のお客は早速何人かは出来たみたいだ。
しかも、そのお客というのは全てご老人。
なかには９４歳のお婆さんまでいると言う。
お昼になると、お弁当持参で数人でやって来るそうだ。

カラオケスナックなど時代遅れなのではないかと、勝手に考えていた自分にとって
これは意外であった。
そして思ったのだが、現代の年寄りたちにとってはカラオケスナックこそ
みんなで楽しく時を過ごす事の出来る憩いの場所なのかもしれない。
病院や美容院、更には公園などでは決してなく
カラオケスナックなのではないか。

友人たちは、お店を始めた友人に将来はお店をNPOにして
役所から援助をしてもらえば良いではないか、などと盛り上がっていた。
近い将来、そういったお店がどんどん増えるのかもしれない・・・。

またも海外へ

またも海外へ行く事になってしまった。
今回は、前回の世界一周よりはゆったりとはできそうだ。
何せ、訪問する国はイタリアの１カ国のみ。
前回もイタリアには行っているが、たった２日しかいなかった。
今回はもう少しはのんびりと出来そうだ。

目的は、フィレンツェのウフィツィ美術館。
そこに展示されている「ヴィーナスの誕生」（ボッティチェリ作）だ。
あのホタテ貝に立つ裸のヴィーナスである。



皆さんも１度は目にしたことのあるであろうあの絵画だ。
自分にとって、実物を見るのは今回が初めて。

近頃は、絵画をはじめ美術品を鑑賞することが苦にならなくなってきた。
以前はいやでいやでしょうがなかったが、
歳をとるというのはこういう事なのだろうか。
はたして、全裸のヴィーナスを前にして何を感じるのだろうか？
今から楽しみである。

世界一周を２周してしまった

何と世界一周を２回もしてしまった。しかも１５日間３０万円で。もちろん仕事ですが、かなりハードな仕事だった。
行った都市は、台北、クアラルンプール、バンガロール、ドバイ、カイロ、ミラノ、フランクフルト、カンクン、ニューヨークの９カ所。
もう人生でこんな事は２度とないだろう。
今回のこの仕事で感じたのは、近い将来世界は中国とインドを中心に動くのだろうなという素直な思いです。
ニュース等でそれらの国が経済的にも延びているということは知ってはいたが、実際に自分の目で見て初めて実感できた。
本当に中国人、インド人は凄い。いろんな意味で・・・。
はたして、将来日本はどうなっているのか、ちょっと考えてしまった今回の世界一周だった。

番屋を知る

みなさんは「番屋」というものを知っていますか？

私は北海道の羅臼町という場所でその存在を知りました。

ここで昆布漁をする漁師さんたちが夏の間だけ寝泊まりする小屋のことです。

言うなれば別荘？みたいなものですが・・・

でも別荘には、何かリッチな響きがありますが

番屋はそうではありません。

何故なら、番屋には電気もガスも無いのです。

もちろんテレビもありません。

つまり、文化的生活を営む為の設備が何も無いのです。

ここに、漁師さんたちは夏の間の数ヶ月、寝泊まりしながら昆布漁を続けるのです。

昔は何百軒という番屋が、浜辺に所狭しと立ち並んでいたとのことですが

現在は数軒しかありません。

本当に寂しい感じです。

でも、考え方を変えればとても静かに暮らせる場所でもあるんです。

来月、その番屋に泊まり込みます。

はたしてどんな暮らしになるのか、心配半分期待半分です。