かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『酒はカクヤス、でも優しさあります』

2018-01-26 23:50:20 | 写真

近所のカクヤスの店頭に停められていた荷台付自転車。その荷台の上に子供用の片手袋が置かれていた。

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拾ってここに置いてあげた人は確かに優しいのだが、お店側にしてみれば若干迷惑な状態。

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自転車のサドルに拾われて置かれた片手袋と似たタイプ。自転車の持ち主からしてみれば困ってしまうだろう。

しかしチェーン店にも関わらず恐らく店員さんの判断で片手袋を捨てず、この状態を維持してあげているのだ。僕は思った。

「これ、閉店する時に自転車をしまうんだろうけど、片手袋はどうするんだろう?」

という事で翌日の早朝、確認しに行ってみた。なんとなく、

「あの状態で片手袋を捨てずにいた店員さんだから、店頭に置いてあげてるんじゃないかな?」

と予想していたのだが、

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やはり回収して捨てずに、店の前にそっと置いといてあげていた!でも前日の状態を知らない人からしたら、これは放置型片手袋にしかみえないんだろうな。地べたにあるけど、とても優しい人達が生み出した介入型片手袋なのに。

朝からとても良い気持ちになれました。そして改めて、「沢山の片手袋と出会うのも大事だけど、一つの片手袋がどのような運命を辿っていくのか追っていくのも大事だな」と思いました。


『雪の降るまちを』

2018-01-23 23:29:54 | 写真

昨日は数年ぶりに東京でも大雪になりました。やっぱり片手袋研究家としては雪と片手袋の組み合わせは撮っておきたいもの。

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※これは2016年。忘れてましたが、二年前にも一応降ってたんですね。

今日は銀座に用事がありましたので、ワクワクしながら出かけました。

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歩き始めて数分。早速一枚目。しかしちょっと誤算だったのは、今年の雪は積もる量も凄かったですが、溶けるのも早かった!一面銀世界の中にポツンと佇む片手袋、という構図は無理そうです。

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これは手袋だかなんだかも分かりませんでしたが、親指用の穴が開いていたので恐らく片手袋でしょう。「ファッション・防寒類介入型植込み&花壇系片手袋」。上にちょっとだけ雪が残ってますね。こういう時、「片手袋に触ってはいけない」というルールがもどかしいです。触れれば片手袋かどうか確実に分かるのですから。でも、それはやっちゃあ、おしまいなのよ!

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上記の片手袋から数歩進んだところに、またもや「ファッション・防寒類介入型植込み&花壇系片手袋」。後ろに英国屋も映り込んで、なんか銀座らしい一枚になりました。

それにしても今日の撮影は雪景色を撮っているようにカムフラージュ出来たので、いつもより恥ずかしくありませんでした。

今年はもう一回くらい雪と片手袋の組み合わせで撮れるのでしょうか?帰宅困難者などを大量に生み出す都心部の雪は厄介者ですが、片手袋研究的には嬉しいもんです!


『オーパーツ』

2018-01-19 21:37:00 | 写真

昨日出会ったこの片手袋。

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自転車のハンドルの片方だけに手袋が挿さっている。うん、これは前にも見た事あるぞ。

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これ、拾った人がハンドルに挿した介入型なのかな?と思っていたけど、たぶん違いますね。自転車に乗っていた人が一時的に離れる際、理由は分からないけど片方だけ手袋を外して置いていったんではないでしょうか?

でもあくまで推測でしかないんで、「俺、これやった事あるよ!」という方からの体験談をお待ちしております。

それにしても、本当に色んな理由で片手袋は生まれ得るんですね。


『やはりiphoneだけでは無理があるのか?』

2018-01-16 00:14:11 | 写真

片手袋研究における二大ルールとして、

①出会った片手袋に触らない(僕の意思を反映させない)
②わざわざ探しに行かない(自然な出会いを大事にする)

というのがあります。①は絶対なルールですが、②は取材時なんかに若干緩めることもあります。それにやはり「研究」を表明している以上、今後は調べたい場所なんかにわざわざ出かけ行く事も必要かな?と考えています。

とはいえ、これまでは特別な理由がなければ「今日は休みだから片手袋探しに行くか!」なんて事はしてきませんでした。

しかし、片手袋と自然に出会ったものの上手く撮影できなかった時などに、翌日撮り直しに行く事はしょっちゅうあります。殆どの場合が夜間に出会った片手袋の撮影に納得できず、翌日早朝に再撮影というパターンです。

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この再撮影時は心底「俺、何やってんだろ?」という気持ちになりますね。それに本来は夜の町に自然と存在する片手袋もきちんと記録しておきたいので、次の日にちゃんと撮れたからって満足は出来ないですし。

やっぱりiphoneだけで撮影するのはもう限界なんでしょうか?カメラの知識は皆無なので、夜間撮影に向いてる、初心者でも扱いやすいミラーレス一眼とかあったら教えて頂けると幸いです。

ただしこの問題、「果たして片手袋を撮影するという行為において、“良い写真”という評価軸はどこにあるのだろうか?そもそも良い写真を撮る必然性はあるんだろうか?」

というまた別の問題も孕んでいるいる事には注意が必要ですね。


『二月に片手袋のトークライブをやります!』

2018-01-09 23:31:56 | お知らせ

いつもお世話になっている東京別視点ガイドさん主催で、2/12(月・祝)にトークライブ『片手袋のうら・おもて』をやります。

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■日時
2018年2月12日(祝)開場17:40  開演18:00  終演20:00 

■場所
EDITORY神保町

※住所:東京都千代田区神田神保町2-12-3 安富ビル2階
アクセス:「神保町駅」A4出口から徒歩1分   

■料金
2000円
※現地でスタッフに手渡しください    

■定員
60名    

【トークライブの内容】
・第一部「おもて面」
十数年にわたる片手袋研究を丁寧に振り返り、理論化・体系化・言語化出来ている部分を紹介する。

・第二部「うら面」

一つの事を突き詰めて考えていると理論だけでは説明できない不思議な現象に見舞われる。まだ言語化出来ていないのであまり公にしてはいないが気になるテーマもある。それらをまだ固まりきっていないまま、みなさんに問いかける。
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とにかく十数年に及ぶ片手袋研究の、ひとまずの集大成的イベントになると思います。二時間みっちり語りますので、是非是非いらして下さい!
詳細、ご予約は以下のページよりご確認ください。