ありふれた毎日の中での小さな幸せ

　　私の街では中心街で、ホテルと併設された温泉スパがあり

　　優待券があったので、老母を連れて行ってきました

　　口を開くたびに、どこかが痛いとか、調子が悪いとか・・

　　ネガティブ思考なところもあり、母を見てると

　　「病は気から」という言葉もうなずける・・

　　湯船につかりながら、母の背中を見ていると

　　相変わらずの、がっちりとした肩幅と、確実に隣の人よりは

　　肉付きのいい背中・・

　　「湯船に長くつかったから、疲れた～何も食べられない」

　　そう言いながら、お昼のお蕎麦を完食して

　　「まだまだ大丈夫だよ～」という私の言葉にまんざらでもない顔

　　昼間だというのに、温泉は込んでいます

　　みんな自宅にお風呂はあるだろうに・・

　　こんなありふれたささやかな時間の中に、小さな幸せはあるのかな・・

　　そんな事を、ふと思いながら母の背中をしばらく眺めていました

　プリンセス・ダイアナ