Win10のサポート終了とか、使っているPCのWin11非対応宣言に伴い、TPM2.0対応化したVirtualBox7上での仮想マシンへの移行を検討中。
で、従来からVirtualBox6上で動いていた仮想マシンは、ホスト環境をVBox7にしても、元々作ったマシンがTPM2.0対応していないことから、VB7にバージョンアップしたからといって自動でTPM2.0付きのマシンになったりはしない。
で、VirtualBoxでオフィシャルにマシン環境をコピーするには、「クローン」か「エクスポート」を使う。この違い、実際に操作してみるまでわからなかったけれど、「クローン」だと、同一ホスト上に新たに「〇〇マシンのクローン」などという仮想PCができあがる。エクスポートだと、仮想マシンの登録はせず、マシン一式のイメージファイルみたいのができあがる。で、そのファイルをどこか別のホスト環境に持っていってインポートすると、あーら不思議、同じ環境で稼働できる。便利なことに、ホストがUbuntu20.04・22.04、Win10Proでもぜんぜん関係なくそのまま稼働できる。ちなみに、.vdiファイルをコピーして持って行っても、使えることは使えるけれども、「ちゃんと動かなくなるぞ」みたいな警告表示が出る。
と、いじっていたら、ふと気がついた。ナマのマシン(物理マシンというらしい)のストレージをddコマンドでブロックデバイスまるっとコピーしてどっかのゲストマシンに読ませると、動いちゃったりするのか…まあデバドラとかの問題で止まりそうだが…
そうでもなかった。使えるらしい。
TOSHIO-WEB
【P2V】 VirtualBoxに物理マシンを移行する方法
2019.01.022021.07.02
物理マシンから仮想マシンへ移行することを、「P2V(Physical to Virtual)」といいます。今回は、LinuxのDDコマンドと、VirtualBoxのツールを使って、無料で「P2V」を行います。
まんま、です。
DDコマンドは、実行中に進捗状況が表示されません。
あー、それは、「status=progress」っていうオプションを付けてあげると幸せになれるよ。(これどっかで紹介してくれている人が、「付けないと置いてけぼりにされた感がある」みたいなこと言っててすごく共感した)
ターミナルを閉じて、移行元PCをショットダウンします。
電源をシャダンするんじゃなくて射殺されるみたい。
で、引越し先では、
VirtualBoxの「vboxnamage convertfromraw」コマンドを使用して、HDDイメージをVirtualBoxの仮想マシンイメージに変換します。
こっちでもLinuxインストーラのISOイメージ噛ませて起動してddしたらどうなるんだろうね。あと、これは固定サイズの仮想ディスクができあがるのかな。
こちらも。
日経XTECH
Windowsの環境をLinuxにまるごと引っ越し、手順を踏めば簡単
米田 聡
2022.11.24
Windows環境を「仮想化」に残すときの引っ越しパターンは、Windowsライセンスの提供形態の違いに応じていくつか考えられます。ここでは、Windows 10がプリインストールされていた市販PCに、Ubuntu 22.04 LTSを新規インストールして引っ越すものとします
うちでやろうとしているのは正にこれ。
で、会員限定記事なので、会員登録しないと全文見られないわけですが、市販PCのライセンス情報の書き出し、っていう作業が説明されている。
ファームウェアに登録されたWindowsのライセンス情報に関しては、こちらにも書いてあるサイトを見つけた。
Qiita
UbuntuのVirtualBoxにWindowのライセンスを登録する
@st10
最終更新日 2023年03月25日投稿日 2023年03月25日
ライセンス情報の確認は、
$ sudo strings /sys/firmware/acpi/tables/MSDM
上記のライセンス情報のファイルへの書き出しは、
$ sudo cat /sys/firmware/acpi/tables/MSDM > ~/"VirtualBox VMs"/Windows/msdm
書き出したライセンス情報のVirtualBoxへの登録は、
$ VBoxManage setextradata Windows VBoxInternal/Devices/acpi/0/Config/CustomTable ~/"VirtualBox VMs"/Windows/msdm
だそうだ。
かつては
「仮想マシンは別のPCと考えることができるから、これにプレインストール版のWindowsをインストールすることはライセンス上できず、リテール版を新たに買い直さないといけない。」とか、「電話で認証してもらえた。」とか、なんか情報数も少なく、人によって言うことがバラバラだったりしていた。
明確に電話人使用しないとダメよを謳っているところ。
税理士 瀧本のブログ
パソコンの代替機を作成 Ubuntu上の仮想マシンにWindows10をインストール
2018.09.082020.04.12
こんな情報も。
kujipedia
深くて暗いWindows10のプロダクトキーの海で溺れた話
公開日:2020-09-009
ちなみに、OEM版を使っていないからどうでもいいことだろうけれども、今使っているCrirtea VF3は、Win8→8.1(Home)→Win10アップグレードちゃん発動時にWin8.1Proリテール版を購入しそのプロダクトキーでWin10Pro化+Ubuntuとデュアルブート、という経緯を辿っているマシンで、/sys/firmware/acpi/tables/MSDMなどというディレクトリはない。

MAR版が入っている2台のリファービッシュパソコンはどうなってるかまだ見てない。
追記 20240224 1135JST
HP Zbook15 G3(リファービッシュ品、MAR版Win10Proを素のまま+Ubuntu22.04のデュアルブート)にはあった。

(追記以上)
20240224 1145JST追記
Dell Latitude 6430u(リファービッシュ品、Win10HomeMAR版が入っていたが、SSDが256GBってケチだったので1TBに換装してUbuntu20.04だけ入れ、VBoxのゲストにWin10Proリテール版をインストール。ということはこのキーはMAR版Homeの方の分か?)

(追記以上)