校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

卒業生だより ~ 受験生へのメッセージ 

2021年09月06日 05時25分28秒 | 日記

今月中旬に「100周年カウントダウン企画」の卒業生座談会として、医師の田中道徳さんとともにお招きする予定だった岩田桃可(いわたももか)さん。平成29年度卒に卒業した大学4年生です。田中先生によれば、在学時はチアダンス部(当時)に所属し、その存在感は圧倒的だったとのこと。そんな岩田さんが、1学期に本校を訪れてくれました。在学中はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)研究発表の学校代表にもなるなど、まさに文武両道の活躍ぶり。卒業後は大学生活を送る傍ら、島根スサノオマジックのチアとしても3年間活躍し、今は就職活動の真っ最中です。

保育分野に焦点を絞った岩田さんの目標は、すでに在学中に示されていました。進路指導部が発行している道路ニュース(THE FINE ~今日も快晴~)に、次のような文章を寄稿していたのです。受験生はもとより、在校生にとってとても参考になる内容なので、ぜひ読んでみてください。

島根県立大学人間文化学部

岩田町(安来三中》

私は将来、障がいや病気を抱える子どもを安心して預けることのできる保育現場をつくるために、島根県で保育士として働きたいと考えています。そのため、地元で保育とともに医療保育に必要な専門的な知識を学びたいと思い、島根県立大学人間文化学部保育教育学科を県内高等学校推薦入試という形で受験しました。

入試では、書類審査、小論文、面接に加え、センター試験の国・数学・英語の試験が課されました。私が一番重点を置いたのは「自分らしさ」を表現することです。小論文では、担当の先生の手厚いサポートのもと、三ヶ月以上前から取り組みまし た。過去問から取り組みましたが、初めは問題を理解出来ず全く書けませんでした。教育系の小論文は知識がないと深い内容の ものが書けないと先生に教えて頂いたので、多くの本を読み、知識を頭に入れることから始めました。その上、一度書いたも のを添削してもらい、もう一度改善して書くことで、自分自身の弱点改善ができ、徐々に書けるようになりました。面接では、多くの先生方にご指導していただきました。 面接は慣れる事が大切なので、必ず一日二人以上の先生と面接練習を行うようにしま した。表面的な表現になりがちなので、自分らしさを表現するために実際に保育指導案を書き、より具体的な内容を自分らしく伝えられるように工夫しました。面接や小論文に加え、センター試験があり、勉強に明け暮れる毎日でしたが、力を出しきった後の達成感はとても良いものでした。受験は大変なことばかりで投げ出したくなることもありましたが、友人や先生、家族の支えがあったからこそ合格することができま した。

これから受験に向かうみなさん、一日一日を大切にし、悔いのない高校生活を送ってください。努力の先には何か必ず得られるものがあると思います。夢実現に向けて全力で頑張ってください。応援しています。

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